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想像技術note:002

【想像技術note:002】

【仮名称】
聴覚刺激オートアートペインター

【概要】
音楽や環境音、会話などの「音の刺激」から得られる情報を、人間の脳を通し、アート作品として自動アウトプットする。

インプットするための、脳波計。情報を処理するメカニズム(ソフトウェア)と、それを描写するマシン(ハードウェア)。利用者と音楽等を用意する。

音楽や利用者、メカニズムの関数パラメータを調整したり、アウトプットマシンの種類を変えることで、表現の幅を広げることもできる。

ここではメカニズムは人工知能のように複雑にしていない。あくまで型としてのノイズを起こしにくい変換器があって、人間が持つ、生の感情をできるだけそのまま、アウトプットする流れである。

【経緯と思案】
とある一つの音楽を聴いた時、AさんとBさんとで感じられるクオリアは、果たして同じなのだろうか。わたしは……、違っていると予想する。しかし彼らがその音楽を仲良く好んでいた場合、どうなのだろうか。ある一定部分のクオリアは似ているのかもしれない。
オートアートペインターはそういった疑問を、視覚的に見える分かりやすい形で、我々に提示できると考えている。

聴覚刺激に焦点を当てているのは、好きな音楽を聴くと、強く快楽を感じてしまう、自身の経験からである。アートとしてアウトプットする際には、非常に分かりやすい作品が出来るのではないかと考えている。

視覚や味覚から得られる情報からも快楽を感じることはあるが、聴覚からの快楽は、それよりも精神的トリップし易いと考えている。故に、我々に宿る精神世界という関数を通過した情報がアウトプットされやすいかもしれない。勿論、この精神世界というのは、実際に目に見えないもので、信ぴょう性は低く、仮説の域である。しかし、わたしは在ると信じている。

アート活動の一部分を、コモディティ化してしまう恐れがある。しかし、それでも、だ。表現の敷居を低くすることは、人類の幸福に繋がってくるのではないだろうか。アートとは、自己を表現するひとつのカタチ。世界が受け入れる、受け入れないはともかく、そのカタチが世にある事実だけで、人は幸せになれると考えている。
墓石よりも前向きな、自身が世界で生きていた証になるのだから。

【類事例など】
もし、あれば教えてください。追加します。

【カテゴリー】
メカニズム アート 脳波 聴覚

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