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人生は、今日も一度きり。【2022年の五悦七味三会を振り返る⑥】

いよいよ花粉症の季節到来である。
「今年は例年の10倍です」とか「昨年より120%増加の…」とか言われても、そんなに吸えないよ、と毎年思う。
僕くらいの花粉症マスターになると多分ほんの数粒の吸引で痒くなる。
そうなると鼻に入るのが10粒だろうが20粒だろうがもはや変わらない。
それにそもそもどっちにせよ数粒でさえ毎年かゆさMAX状態になるわけで、鼻の穴が劇的に広がらない限り、花粉飛散量が200%になろうが50%になろうが正直あんまり影響はないのでは?と思うんですけど、どうなんですか?

さてついに五悦最終回。
5つ目の「悦」です(ようやく)。

五悦⑤:仲間たちとライブをやれた

大学でアカペラをし始めて音楽に触れて、社会人になってから楽器や自分で音楽を作ることの喜びを知って、はや5年くらいだろうか。
ついに初めて人前でバンド(…のようなもの)で自分で作った音楽を演奏した。
いわゆる「ライブ」をやったのである。
一人で粛々と音楽制作をしたり、仲間内で大した緊張もなく録音したりするのとは訳が違う、「ミュージシャン」としての第一歩を踏み出せた感じがしてそれがとても嬉しい。

例えば中学生の時、学園祭で全校生徒の前でマイクを持って歌って大喝采を浴びる、なんて妄想は誰もが何度となくしただろうと思うのだけれど(え、してない?僕は何百回としたものです。)、まさか本当に自分がライブを、お客さんの前で自分の作った曲を歌うということをする日が来るなんて。
冷静に、改めて考えてみるとなんだかいまだに信じ難い。
「ミュージシャンやん、自分」と思う(笑)
数年前の自分に言ったら信じるだろうか。
信じないだろうな〜。
いや、そう信じてはいたけれど。
それほどまでに夢描いていた「ライブ」がついにできたわけである。
これはとても嬉しいよね。

やっぱり人生は一度きりですから。
やりたいと思っていたこと、夢に願っていたこと、挑戦してみたかったことはちゃんと、いつかできなくなってしまう前にやらないと。
夢を叶えるために実行するべき時は「今」しかないんだなと、そろそろ30歳が見えてきたこの年にして、ようやく理解し始めています。
それはきっと「できなくなるかもしれない」ということが少しずつわかってきたからなのかもしれない。
それはきっと「できないままでこの世からいなくなっていく人」がいることを少しずつわかってきたからなのかもしれない。

もういい大人なんだな、って思う。
いつまでも「いつか」「もうちょっと大人になったら」なんて言っていられない。
「何を当たり前のことを…。27だろ?」と言われるかもしれないけれど、まあようやくこの年になって実感しているわけですよ。
遅かったかもしれないけれど、しょうがない。
これが僕の最速だったわけで。

やりたかった仕事を始める。
家を買う。
世界中を旅行する。
誰かを愛す。
居酒屋で飲みつぶれてみる。
子どもを育てる。
超高級レストランに行ってみる。
公園でピクニックしてみる。
カフェを開く。

いつか。
もうちょっと大人になったら。
いいタイミングが来たら。

中学生や高校生の頃、将来人生の中で「これは起きるかもな」なんて漠然と思っていたイベントとかやってみたいな〜なんて思っていた物事をやるべき時は、もしかしたらもう、そろそろ今なのかもしれない。
大博打に出て負けたら困るから明日死ぬかもよとは言わないし、
大きな決断をするならちゃんと考えたほうがいいと思うけれど、
少なくとも今日この時は、大切な人生の、二度と戻らないひと時。
新しいことをやりましょう!ということではない。
とにかく正直に、今日を大事に生きていきたい。

人生は、今日も一度きり。

大いに贈り、大いに受け取り、大いに語り、大切に味わいたい。

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