今の10代・20代の人たちは、「やりたいことが見つからない」「何がいいかわからない」という悩みを持っている人が多いです。
その原因のひとつは、「選択肢があまりにも多すぎる」ことだと思います。

それもそのはず。私が生まれた1998年は、日本国内インターネット人口が1,000万人を突破。インターネットを小さい頃から使っており、簡単にさまざまな情報の取得方法を知っています。わからないことはとりあえずググるという癖は抜けないでしょう。

ということは、自分の抱えてる悩みも、とりあえずググる癖があります。

ダイエットしたいけど方法がわからない、ニキビ肌の治し方がわからない、
どこの大学行こうか、就職試験の対策って？どうやって英語の勉強するのか、
気になる人を振り向かせたい、喧嘩した人と仲直りしたい…

なぜグッグるかって、必ず何かの答えが出てくるからですよね。でもその答えは、自分に合った答えとは限らない。インターネットはあなたのことを何も知りません。複数出された結果に対して結局その中から自分で選択しなきゃいけない。この選択するという行為自体が、10代〜20代を悩ませるのです。

そこで、何かを選択したいけど迷ってしまったとき、どうすればいいのか、私が考えたことは２つです。

1.身近な人、あるいは好きな人に教えてもらう

これは一番効果的かと思っています。
例えば、小さい頃に両親が車で流していた音楽を今聞いている人っていますよね。仲の良い友達から面白いって聞いたアニメを見たり、担任の先生から大学を紹介されたりなど、あなたのことをよく知っている身近な人の影響って大きく感じませんか。
私がずっと好きなお笑い芸人さんはジャルジャルなんですが、元をたどれば兄の影響です。兄が見ていたお笑い番組を一緒に見たことが始まりです。
よく聞く音楽も、学校の先輩から紹介されたり、面白いクラスメイトから影響されました。
自分に合った答えを導いてくれるのは、あなたのことをよく知っている身近な人です。あなたのことを知っているからこそ、客観視しつつあなたに合った情報を提示してくれるんです。

ですが、もしダイエット方法に悩んでたとします。身近にはダイエットに成功した人がいなかったらどうしましょう。
それは、好きな人に聞いて答えを導き出すことです。好きな芸能人のやり方を真似ることが手っ取り早いでしょう。
自分は就職したいけど、担任の先生や両親や友達は反対する。そういうときは好きなインフルエンサーの意見を読む。

だからこそ、普段から好きな人を作り、なるべく情報収集は好きな人からにして選択肢を絞ることは大事だと思います。好きな人＝尊敬する人　でしょうか。
私はある程度note読む方を固定しています。いつも読んでる方が発信した情報について深く追求したいのです。

2.流れに身をまかせる

本当にこの選択でいいのか？と思ったら、止まらずにそれを選択することです。
え、それって大丈夫なのか？と考えるかもしれません。大丈夫です。

一番ダメなのは止まることです。

私はもともと県外の大学に行きたかったのですが、親に反対されたので就職を選びました。高校出てすぐの就職は全く想像していませんでした。私が想像していたのは、県外の大学に行き、素敵な都会ライフとキャンパスライフを楽しむ自分です。
ですが私が選択せざるを得なくなったのは真逆のライフです。最初は落ち込みましたが、もう流れに身を任せて地元で就職しました。
それが今の私なんですが、意外にも楽しいです。地元の良さが分かったり、実家なのでお金に困ることはあまりなく、自分にしっかり投資できます。流れに身を任せたことによって、視野が広くなりました。

私が好きなアートディレクター、森本千絵さんは、武蔵野美術大学に行くため中学三年生の頃から美術系の予備校に通われていました。だから絶対武蔵美に合格できると森本さんやその周りの人々も思っていましたが、合格できなかったそうです。その後浪人すると決めたとき、短大学部から欠員が出たので入学されますか、と連絡が来たそうですが、森本さんにプライドが許されず、断るという選択をする予定だったそうです。
ですが、森本さんの母親が「人生は入り口が大切なのではなくて、入ったその場所であなたがどう生きていくかで決まる。だからこういう運や縁に流されて生きなさい。」と。
このエピソードは、「アイデアが生まれる一歩手前のだいじな話」から引用しました。

この選択をして、こうなったらどうしよう？と自分で解決せず、とりあえずという感じで、流れてみて気付きましょう。10代20代で失敗しても、巻き返しのチャンスはいっぱいあるのです。

最後に決めるのは絶対自分

進路なり、何か物を買うなり、好きな人に告白するなり、すべての選択の最終決定は、結局自分です。

では最後にまとめます。選択に迷ってしまったときは

インターネットでヒントを軽く探す
↓
身近な人や好きな人に意見をもらい、答えに近い選択を出してもらう
↓
流れに身を任せ、自分で最終決定する