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ゴルフスイングの本質、投稿再開します。正しいゴルフスイングの情報の選別の仕方。

皆さんこんにちは。ゴルフコーチの三河です。

色々思うことがありしばらく投稿を中止していましたが、今回5年振りに改めて再開しますのでどうぞよろしくお願い致します。

尚、2019年度の投稿記事につきましては消してしまうかどうか迷いましたが過去ログとして残しておくことにしました。

今回の再開にあたり新規一転、改めてゴルフスイング及びゴルフというゲームの本質についての考察をなるべく分かりやすく試みて行きたいと思います。

再開第一回目は、練習にあたって正しくゴルフスイングの情報をどう選別していくかということを、実際に練習しながら理解、体感していくための内容になります。

まずそもそも、ゴルフの最大の特徴は何か?

その一つは地面に静止しているボールを打つということですよね。
静止しているボールを安定してターゲットに飛ばすためには、まず何よりボールと唯一直接当たるクラブの動きが暴れずに安定することが大切なのは言うまでもないでしょう。

まずはこちらの画像ですが、クラブを指でつまんで揺らしています。クラブを左右に真っ直ぐ「振り子」のように揺らすのですが、この場合これ以上安定する運動は無いはずです。もし万が一あったら是非ご教授頂きたい。

世間一般や、最近は特にYouTubeなどで本当に様々な、一見すると有益そうなレッスン情報がそれこそ星の数ほど出回っています。例えば下半身リードを推奨する類のものや、肩でバックスイングを始めるとか、それこそ数え上げたらキリがありません。

このようにクラブを揺らすだけ、という状態でそのどれでも構いませんがやってみましょう。自分で自分の体を回したり、動かしたり、手腕を振ったりすると必ずクラブは軌道がバラバラに乱れてしまいます。ヘッドの重さと右側への重心ズレによりヘッドは必ず大きく遅れて動くようになります。そう、いわゆる振り遅れです。

又、体のどこかを固定したりすると今度はクラブを揺らすための最低限のエネルギー、つまりほんの少しの重心の移動すら静止してしまい、結果上記のように自分で体を動かすか、手を動かすかしか出来なくなり、やはりクラブの振り子軌道は暴れてしまいます。


【自分の体や手を動かすと必ずクラブの振り子は暴れる】

ここから導き出される結論は、原則、自分の体や手を自分の意思で動かしてはならない。ということになります。

例えば、クラブを寝かせて降ろすとか、ハンドファーストにするために引っ張るとか、とにかく何でもかんでも何かを自分でしようとするとクラブは必ず暴れてしまうということです。

では、そのような能動的に体を動かす手法で上手くいっているコーチやゴルファーが存在するのはなぜか?

それは、あくまで結果として行われている動きを説明しているだけで、実は感覚論である可能性が高いということだからです。又は、両手でクラブを持っているので、本来は暴れているクラブを上手く抑えつけてインパクトを合わせて上手く打ててしまっている、という可能性も高いです。

ちなみにこれは英語のレッスン用語では「catch up」と呼ばれていて、直訳すると追いつくと言う意味になりますが、ゴルフ動作上の意味としては軌道の暴れたクラブを無意識に身体の自然な動きまで止めて手で合わせて間に合わせることを意味します。

つまり、むしろ体を回す、動かす、固定することなどにより手打ちになってしまい、様々なエラー動作が起こるということになります。

もちろん、スイングトレーニングの中では何かしらの動作を意識的に行ってもらうことは私自身もありますが、
それはあくまで最低限であるべきで、かつクラブの挙動に悪影響を与えないものに限るべきなのです。

このように、物理的にであれ、人体構造的にであれ、ある意味当たり前のことが証拠【これからエビデンスと呼びます】として説明出来ること以外のことを全ての指導を行なう者は生徒に教えてはならないと考えております。

いや、そんなことはない、ゴルフの手法は千差万別だ、というのであれば、必ず全てのエビデンスを、しかもそれら全てが論理破綻しない繋がりがあるものとして提示するべきでしょう。

最後まで読んで頂きありがとうございます。




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