みなさまこんにちは。
お元気でしょうか。
私は年末にコロナ陽性となりました。
コロナの症状は無症状からかなり重くなる方まで本当に幅広いと思いますが、実際自分がかかってみると、「自分に似た症状の人」がどうだったかを一生懸命検索していました。
きっとそういう方もいるかと思い、私の経験談を記したいと思います。

n(発熱日)ー2日

オフィスに出社していました。
とはいえ、出社人数は少なく、私の周囲には人はいない状態。
会議をいくつかしましたが、皆自席からオンライン参加。会議室に入ることはありませんでした。（なら何で出社したの？という話ですが…）

nー1日

工場に出張。
現場に出て打ち合わせなどを行いましたが、現場ですので風通しがいい＋マスクしている状態でした。
ちなみにともに電車で通勤していますが、私は郊外暮らしかつ時間をずらしているので電車でも周囲の人とは１ｍ以上離れているような状態でした。

n(発熱日=0日目)

この日は計画有休。
子供たちは学校に行っているので、昼間は奥さんと部屋の掃除。
昼間から体のだるさを感じ始めました。
夜は私が認定コーチを務めるトラストコーチングスクール(TCS)のコーチ仲間との勉強会にオンライン参加。
体のだるさはあるけど、頭も回るし、楽しく参加しました。
23時前に終わり、風呂に入ったところから発熱を自覚。検温したところ38.5℃。
いつもは家族4人同じ部屋に並んで寝ていますが、念のため私だけ別の部屋で寝ることに。

夜中は発熱で1時間おきに起きる状態。
ロキソニンを飲んで、お茶を飲んだり、アイスを食べたりしていました。

発症1日目。

朝になっても38度。これはまずいということで、病院に行くことに。
かかりつけのクリニックに電話したところ、車で来て、駐車場で待機してくださいとのこと。
クリニックでは駐車場から受付に電話したら先生が車まで来てくれる仕組み。
症状を聞かれましたが、この時点では発熱のみ。頭痛もないし、咳もない。体のだるさや関節痛もなかったです。
それをうけて、先生からは「葛根湯、ロキソニン、のどの炎症を抑える薬」を処方するとの説明。
抗原検査（鼻グリグリ）をして、15分ほど車で待機。

15分後、看護師さんが車にきて、陽性という連絡。
保健所への連絡先と療養期間が書かれた手紙と薬を渡されて終了。

自宅に帰ったところから書斎への隔離がスタート。
職場への連絡などの事務連絡等を行いました。
実は先ほど述べたとおり、この時点では発熱だけ。38度以上ありましたが、自分の中ではそんなに辛くもなく、周囲からも「2日くらいで熱が下がったらあとは元気で結構暇だった」という話を聞いていたので、上司へも「熱下がったら在宅で仕事します～」と悠長なことを言っていました。

病院に行ったのは朝だったので、昼から隔離生活。
お茶や食事などの必要な物資は部屋の外にお盆を出して受け渡しをするスタイル。
この時点は普通に食欲もあり、家族と同じ昼食と夕食を食べました。

私はマンション住まいでトイレは1個しかないので、トイレではアルコール除菌シートをもって、触ったところを拭き、蓋をして流し、洗面所は手洗いした後にスプレーで除菌し、手はペーパーで拭いて、そのゴミを隔離部屋のゴミ袋に捨てる、という流れで生活していました。

この日は薬を飲んで普通に寝ました。

発症2日目。

夜中起きることなく無事起床。熱は37.5度ほど。体も特別辛くはなく、風邪をひいている、という程度のだるさ。
とりあえず横になっていました。

食欲も普通にあるので、朝昼晩と家族と同じ食事を食べていましたし、甘いものが欲しくなったので、奥さんにお願いをして袋入りのブラックサンダーを買ってきてもらってつまみ食いしながら過ごしていました。

熱は38度を超える瞬間もあるので、それなりの怠さではあります。
実は積読になっている本を読もうと思っていましたが、活字を目で追う気力はありませんでした。

横になってYouTubeを聞きながら過ごして、この日も普通に就寝。

発症3日目。

朝起きたら喉の痛みが。
私は季節の変わり目にのどが痛くなる風邪を引きがちで、それと同じ感覚。
その時点では部屋に加湿器を置いていなかったので、「乾燥しちゃってたな、失敗したな」くらいの感想でした。
奥さんに頼んで加湿器を持ってきてもらい、のどぬーるスプレーを買ってきてもらいました。

先ほど述べたように私は季節の変わり目によくのどが痛くなって、その時はとにかくこまめにイソジンでうがいをするようにしていました。
今回はそう頻繁に洗面所に行けないので、のどぬーるスプレーで代用。
イソジンと同じようにしみるので、まあ効いているのかなあと言う感じ。
正直、この時点ではまだ深刻に考えていませんでした。

発熱していたので、水分としてソルティライチを飲んでいましたが、微妙な塩分がのどにしみるようになってきました。

ここからはお茶のみ。
そしてのどが痛いと食事も少しずつ辛くなってくるので、ヨーグルトにすりリンゴを入れてもらい、それをちびちび食べていました。
それとウイダーインゼリーを飲んでいました。
でも、これらは普通に飲めていました。

熱は37度台。38度を超えることは無くなりました。

発症4日目。

寝ていても喉が痛くなってきました。
痛いし、痰がたまります。
1時間半おきに痛みで起きて、うがいをすることに。うがいもガラガラ～なんて痛くてできないので、ゆっくりと痰を出すだけ。それでも痛い。
洗面台にうずくまるくらい。

熱は37度台前半。
でも喉が激痛。
ヨーグルトも喉を通りません。飲み込むたびに激痛。
お茶を飲むのもつらい。ウイダーインゼリーもつらい。
薬を飲まねばいけないので、そのときは覚悟を決めてウイダーインゼリーで押し込んでいました。そしてしばし悶絶。

とにかく喉が痛い。
なのでロキソニンを決められたぎりぎりの間隔で飲み続けていました。
飲むときは激痛だけど、飲まなくても激痛。

こののどが痛い期間がとにかくつらい。
少しでも加湿しようとマスクをして横になるのみ。

発症5日目。

夜中は相変わらず1時間半おきに痛くて目が覚め、洗面台で痰を出して痛みに悶絶。

水分もとれなくなり、自分で水分が足りない感じが明らかにわかるような状態。頭の中では「点滴打ってほしい」という言葉だけがぐるぐるしていました。

とにかく喉が痛いので、YouTubeで調べたのどの痛みに効くツボを押したり（効果を感じる余裕は無し）、なんかいいものは無いかと色々な方のコロナ体験談を読んだり。

喉にいいものということで、奥さんにお願いをして、ヴィックスのドロップと、龍角散を買ってきてもらうようにお願いしました。

これは良かったです。
特に龍角散は飲み込むものではなく、舌の上においてとかしながらのどに効かせる感じで、さわやかな感覚があり、これでちょっと楽になりました。（炎症を止めるのに効いたかはわかりません）

痰がこれでなくなるわけではないので、ちょっと楽な感覚になる、という感じです。
でも結構救われましたね。

とはいえのどが痛いことは変わらず、この日も薬を飲む以外の水分は全く取れず。（その水分もウイダーインゼリーでしたが）

ちなみにここまで咳は全然出ていません。とにかく喉が痛いだけ。

発症6日目。

夜中起きる回数が少し少なくなりました。3時間おきくらいに2回ほど起きたのみで、明らかに回数は減っていました。
痰の色も薄くなり、良くなってきていると思えました。

そう思えると精神的にも少し元気が出るものです。
朝もウイダーインゼリーが少し飲めるようになりました。
昼からはお茶も飲めるようになりました。

水分を2日ほど全然取れていなかったので、お茶を飲めるのはかなり救われました。

夜にはスープを飲めるようになり、久々にまともな食事を口にできました。
食事がのどを通るくらいまで回復したので、とりあえずロキソニンを飲むのは止めました。

熱もずっと37度台でしたが、36度台になる時間帯も出てきて、ちょっと出口が見えてきた感覚。

発症7日目。

夜中起きることなく寝れました。
痰はかなり少なくなり、のどの痛みも普通の風邪並み。
熱も36℃台がほとんど。

ここから来たのは頭痛。
右側がずっと痛い。再びロキソニンです。
そして怠さもやってきました。とにかく眠い。公式には療養期間は7日間でしたが、明日から仕事できるかと言えば全くそんな気は起きず。
実際はこの7日目が金曜日で、この後週末だったのでそこには救われました。

水分や食事は普通に取れています。
とにかく怠さと頭痛。これってちゃんと治るんだろうか？と不安が頭をよぎります。

発症8日目。

相変わらずのどの痛みはほぼなく、熱も平熱。
頭痛は少し落ち着いてきました。でも眠さは相変わらず。でも週明けから仕事しないといけないと思い、少しずつ椅子に座る時間を作るようにし始めました。

書斎の椅子に座り、仕事のメールを少し読んだり、上司にチャットして近況報告をしたり。
でも午前中2時間くらいパソコンしていたらクラクラしてきたので、午後は再びずっと寝ていました。
とにかく眠くて、良く寝れてしまうんですね。

発症9日目。

頭痛はほぼなくて、体温も平熱。まあ、治ったということなんだろうという感じ。
この日は日曜日でしたが、溜まりに溜まったメールの処置をしていました。
休憩しながらでしたが、ほぼ一日中パソコンに向かえたので、まあこれで仕事には復帰できるかなと認識。

上司に相談して、しばらく在宅勤務とすることにしましたが、翌日月曜より業務に復帰することとしました。

発症10日目＝復帰

復帰初日は在宅勤務。
9時から19時までずっと会議。垂直立ち上げです笑
とはいえこの日から咳が出始めた以外はそこまで辛くなく、何とかできました。
そしてこの日の昼、少し家の外を散歩しました。
ずっと部屋から出てなかったので、体重が3キロ減っていたんです。
在宅勤務とはいえ、少しずつ体力も戻さねばと思って外に出ましたが、足元がフワフワする不思議な感覚。家の隣のスーパーに行ったらそこでめまいがしたので直ぐ帰ってきてしまいました。

それ以降。

それから7日ほど経ちますが、その後は咳がずっと続いています。
いつ治るのか、と思いますが、これは打つ手もなくという感じです。
大きな変化あればこの記事に追記したいと思います。

便利だったもののご紹介。

なお、私は重症化リスクがない人という判定だったこともあり、保健所とは特にやり取りしていません。
ですので、特に配給されるものもありませんでした。
ただ、私の会社で陽性になった人は、毎日体調を記録する必要があるのですが、そこに「血中酸素濃度」を記載するところがあるんですね。
以前は保健所からパルスオキシメーターを貸与される方もいたようなのですが、私はその対象者ではありません。

私は以前以下の記事でご紹介したシャオミのスマートバンドを持っていたので、これで血中酸素濃度を計測できました。医療機器ではないので、参考値でしかありませんが、それでもまったくないよりはいいかと思います。

以上が私の体験談です。
症状は人によって全然違い、大変つらい思いをされている方もいらっしゃると思います。

そんな中、私のような分類としては「軽症」ではあるものの、当人としてはその瞬間は結構辛い、という思いの方もいるかと思います。
そのような方に少しでもご参考になれば、と思います。