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なぜあなたのその企画は「通らない」のか?

木曜日に、NewsPicksさん、Wantedlyさん、サンカクさんの採用マーケティングをテーマとしたイベントに登壇してきました。

今後正式なイベントレポートも出ると思いますが、登壇後のQ&Aで非常に面白いトレンドを発見したので、今回はその話をしたいと思います。

企画が「通らない」ことに悩む採用担当

お話しした内容自体は「共感型採用」とか「マーケティング思考で取り組み採用戦略」とか「最近のトレンドを踏まえたこれからの考え方」みたいな話が中心だったのですが、その話に対する参加者の方々からのご質問で最も多かった上から2つが

「どうやって採用ブランディングのようなふわっとした効果が見えづらいものの予算を、社内を通しているんですか?」

「採用ブランディングのKPIやROIをどう設定していますか?」

というものでした。

あとは、

「社内の人に採用活動にもっと協力して欲しいのですが、コツはありますか?」

というのもありました。

今会社ではどんなやりとりが行われているのか

そこから察するに、今会社では、こういうやりとりが増えつつあるのではないかと思いました。

ケース1:社長の鶴の一声でやれと言われたのに...

社長:「あの会社のあの採用手法がいいらしいから、勉強してうちもできるようにしてくれ」

担当者:「は、はい。。。(とりあえず聞いたり調べたりするか、、、)」

・・・・・

担当者:「考えてみました。こういう企画でどうでしょうか?」

社長:「うーん、なんか違うなぁ。。。もっと考えてよぉ。」

担当者:「。。。(もっとってこんなふわっとした話どう通したらいいのよ、社長がやりたいって言ったんじゃない)」

ケース2:私だってチャレンジしたいのに...

担当者:「あの会社のあの採用手法、うちの会社でもやるとよさそうだよなぁ。」

担当者:「社長、こういう手法が今はやっています、うちでもやりませんか?」

社長:「それさぁ、やる意味あるの?KPIとかROIどう考えるの?本気でやる気ある?」

担当者:「いや、ブランディングなので、成功するかはわからないです、KPIとかROIも設定が難しいですよね?」

社長:「うーん、そんな感じじゃとても投資できないよ。」

担当者:「。。。(こんなんじゃいつまでたってもチャレンジできないよ)」

.......

思い当たる節があるのではないでしょうか。こういうやりとりってしてる時、お互い辛すぎますよね。振り返れば、僕もたくさん経験をしてきたように思います。

なぜあなたの企画は「通らない」のか?

では何でこういうことが起こってしまうのでしょうか。

それは一重に、こういう構造になっているからじゃないかと思うんです。

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