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日記_180307

勇気を出し1人訪ねたゲイバーで、ママに「貴様の男日照りは積極性のなさが原因、何が楽しくて生きているのか、発展場でも行け」みたいなことを遠回しに言われて、心が死に絶え、浮かない日々。アプリで今週末の約束を取り付けた殿方が一縷の望みです。

そんな切実な状況ですので、今年の友人・親戚・同僚の結婚式ラッシュにめげそうです。
めちゃくちゃ大切な人たちなので祝う気持ちが確かにあるのですが、その社会的にゆるぎない光量で照らされると、ついつい不安な気持ちを強く意識してしまい、僕の心のやらかい場所が締め付けられるのです。(出典:夜空ノムコウ)

これは「性的少数者ですので…」とかいうあれでは決してなく、「単純にモテない者としてのひがみですので…」という感じの、世間でよくある、ありふれた悩みダヨ〜なんて言って今までは傷つかないフリをしていたのですが、今週に関してはどうにもこうにもツライが上回る時期みたいでして、不透明な先行きがこわくてたまらないです。

最近スケジュール的に友達に会って愚痴が言えていないことも大きな原因だとは思いますし、数日のうちに愚痴る予定でもいますので、一進一退で上向くはずの気温とともに、気持ちの調子も春めくことと信じたいです。

今日は職場の一個上の先輩が前々から話されていた結婚式の招待状を受け取りました。
とてもお世話になっているし、仕事に真摯な姿勢や気さくな人柄がすごく信頼できる方なので、結婚式に呼ばれたこと、めちゃくちゃ嬉しくて早速自宅で出席のハガキをしたためようとしたのですが、上記の精神停滞週間の影響で、招待状を持ったまま少し泣きました。
来週に迫ったいとこの結婚式の詳細を知らせる母の手紙も、今日届いて直前に読んでいたせいもあると思います。
家族とか、会社とか、そういう大きなものが掲げる理想に、自分は手が届かない。

結婚が本質的なゴールではない、ということはこれまで何度も理論ではわかっていたつもりでした。

ただ、「自分は恋愛ができていない」という現実があって、今までそのことから逃げていたことをゲイバーでつきつけられた気がしていて、急に情緒が不安定になってしまったんだと思います。

コンビニのプリンを食べて、落ち着いて、出席の旨を丁寧に書く。
ネットの用例を参考にしつつも、組み合わせを少しは自分で考えてメッセージの欄を一文字一文字埋めていきました。
先輩の結婚を確かに祝う気持ち、絶対に本物だから、自分のツラさにまぎらせてうやむやになんてしたくないです。

あ、こういう式の招待状ってアレルギーで食べられないもの書く欄あるじゃないですか?
僕は生の魚が本当に無理で食べられないんですが、アレルギーではまったくないので、この欄に書いていいのか、いつも迷ってしまいます…
「おめえの好き嫌いなんて聞いてねえんだよ!」と架空の敵がののしってくるんです。
本当に自意識過剰だし、みみっちいし、自己嫌悪でございます。

もう、なんか、今回は気にせず「生の魚」と堂々と書くことにしました。

諸々の決意をのせて書きなぐる「生の魚」です。

祝う気持ちも本当、ツライ気持ちも本当、週末にアプリで人と会うのも本当。

進むで、しかし。

#筆ペン #文字 #手書き #習字

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