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作品を買っちゃおう! 一歩踏み込むアート体験①

「わかる/わからない」の視点で、アートに関わる話を、思いつくままつらつらと綴っています…。
 ここまで割と「鑑賞スタイル」に関わるお話をしてきてますが(全部読んでくれた人がいたらの話ですけどw)、今回は作品を鑑賞するから、さらに踏み込んでアートを楽しむ方法を考えてみたいと思います。

 はい、それは「買ってみる」です。できれば、有名作品の複製(レプリカ)ではなく、作家本人のオリジナルを。あ、もちろんリトグラフ(≒版画)とか写真とかも含めてでの話ですが。
「えぇ~っ、いきなりお金持ちの趣味みたいな…。第一、購入したくなるほどの好き嫌いなんてまだわ・か・ら・な・い」
普通そうですよねぇ。街中歩いていて、いきなり「いい作品ありまっせ~」なんて声かけられたりしたら引いちゃいますし(まずそんなことないけど)、ギャラリーをひょいと覗いて購入などという根性はとてもないですし…。

 私の話で恐縮ですが、生まれて初めてオリジナルの作品を購入したのは、新婚旅行先のオーストラリアでのことです。(平成も間もない頃の昔話ですので念のため) 何せ、日本を離れたのも初めて。最初の外国の風景が、とっても印象的で、写真以外に何か思い出としてこの光景を残したいなと。たまたま地元のギャラリーの前を通った時に、シルクスクリーンの作品が目に留まりました。何せ、もともと舞い上がっている状態ですから、勢いで(と言ってもちゃんと値段は確認しましたけど)購入しちゃったわけです。そこから、云十年。特に海外に行った時は、地元のアーティストで、その土地の雰囲気が感じられる作品を思い出の品として購入するようになりました。これ、本当、日々楽しめちゃうんですよね、何気に。

ということで、作品の「価値」がどうとかこうとかよりも、記念の品としてスタートした作品購入ですが、おかげですっかりアートのある暮らしになってます♪

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