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SIGMA fp+LVF-01の使用感レビュー

まず前提として、fpにはビューファインダーがない。
デフォルトの状態では背面液晶を見て撮影をする必要がある。
ミニマルな美しさ、軽さ、小ささが得られているのは徹底した削ぎ落としを行っているからこそなのでそこは仕方がない部分である。

ただ、どうしても背面液晶だけでは撮りづらい場面も出てくる。
例えば晴天の屋外だと、液晶が見えにくくピントがどこに来ているのかわかりにくかったり、そもそも全体像が掴めなかったりする。

そこで私はLVF-01を着けてみることにした。
なぜfp用のLVF-11やEVF-11ではなくLVF-01を選んだのかは別の記事で書こうと思う。

前置きが長くなったが、ここからLVF-01を使用して撮影してみた使用感をレビューしていく。

良かった点

ピントの山が掴みやすい

私は主にnokton40mm f1.2というマニュアルフォーカスのレンズを使用しているのだが、背面液晶ではピントの山が掴みにくくフォーカスピーキング(ピントが合っているところに色がつく)を使用しているのだが、LVF-01をつけて撮るとそれが必要ない。
正直、その辺のEVFよりも見やすい。
フォーカスピーキングが必要ないということは撮影時に画面内の余計なノイズが減るのでピント合わせにも集中できる。
普段マニュアルフォーカスのレンズを使用している人はかなり恩恵を受けられるだろう。

撮影に没頭できる

当たり前の話だが、背面液晶で撮影すると画角内の外の風景も視界に入るため集中力が散漫になりやすい。
しかしLVF-01を覗いている間は画角内しか視界に入らないので、より集中してピント合わせができ、シャッターチャンスに備えることができる。
撮影体験と言い換えてもいいのかもしれないが、【覗く→ピントを合わせる→シャッターを切る】この一連の流れの中で得られる充実感がものすごく高い。
「ゆっくり呼吸を整えて静かに1枚を撮る」
このようなスタイルで撮影する人にはかなりおすすめできる。
LVF-01を覗いて撮影している時に、シャッターを切った後カメラを下ろす動作さえもゆっくりだったことに自分自身でも驚いた。

悪かった点

もちろんいいことだけではない。

重量が増す

fpのいいところである世界最小最軽量という最もと言ってもいいメリットを犠牲にすることになる。
私のメインの構成は
・fp本体(バッテリー、SD込み)
・グリップ(HG-11)
・nokton40mm f1.2
・LVF-01
・foxfotoさんのfp用LVF-01ブラケット(https://foxfoto.exblog.jp/29956788/)
これら全ての総重量は約1100g
軽く、、、はない
普段仕事では少なくとも1500gを超える重量になるため重いと感じることはないが、毎日持ち出そうと思うと躊躇する重さだ。
元が軽量なfpだから尚更である。
少しでも軽装備で持ち出したい人にはお勧めできない重さにはなってしまう。

総括

fp+LVF-01は私にとってはかなり最適な組み合わせでかなり気に入った。
毎日持ち出す時にはLVF-01は無し。
「今日は写真を撮りに行こう」という日には間違いなくLVF-01を持っていくだろう。
多少重くなってもいいから撮影体験を向上させたい、撮りやすくしたいというfpユーザーは検討の価値ありである。

それでは良い写真ライフを!ちゃお



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