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誰もこないセミナーを減らす方法と、記者に記事にしてもらう方法

広報マーケアドベントカレンダー2018の12月5日分です。6日分が先に公開されてますが、多分、気のせいです。

今日は、相手の反応を考えて対応する方法です。皆さんはこんな体験をしていませんか?

取材してもらえない。こんなに頑張って準備したのに。
イベントに人が集まらない。絶対に面白い内容だと思ったのに。
facebookの企業ページ。先輩からの伝統で、毎日更新してるけど読まれてない・・・。いいねも社員と友人の義理いいねだけ。もうネタ切れで疲れてる・・・。
インタビューの後、全然記事にならない。なんで???

この回避策はズバリ2つ。体験とデータです。当たり前すぎてがっかりましたか?

体験は、自分が相手と同じ立場になって体験することです。例えば、自分が取材をしてみるのです。

取材をするにあたっては、個人のブログでも構いません。テーマを決め、掲載日までの段取りを考えてアポ取りをしてみます。

実際にやってみると、想定したのと大きく違うことに気づくことでしょう。アポ取りにも時間がかかりますし、広報経由で取材相手に趣旨を理解してもらって、時間を取ってもらい、資料を準備してもらわねばなりません。書くのもとても大変です。テープ起こしにも時間がかかりますし、自分が書きたいことを相手が順番に話してくれるわけではないことに改めて気づきます。

自分から取材を依頼するのが大変な場合、参加したイベントレポートを書くのでもいいと思います。一言コメントを入れた写真をfacebookやインスタにアップするのは簡単なのに、どこの誰が何を話したのか、それを読み手に伝えることがかなり難しく、労力がかかることだということに気づくでしょう。場合によっては、どこがポイントかわからず、さらには忙しくてあとで書こうと思っていたらすっかりその時の臨場感を忘れてしまい、書けなくなってしまうこともあるでしょう。当日の資料をあとでもらってから書こうと思ったのに、いつまで待っても資料が来ない、そんなこともあることでしょう。

ある程度ブログを継続したら、色々なところから取材に来てくれ、ブログに書いてくれなどと言われるかもしれません。仕事の合間に時間を融通しているのに、直前に言われても難しいですし、全く興味のないものに誘われることもあることでしょう。逆に、前から会いたいと思っていた著名人の取材を依頼され、他の予定を断って参加するようなこともあるかもしれません。

記者は自分と違って取材も執筆も慣れているので、レベル感は違いますが、記事を世の中に出すまでの(出した後も)様々な体験や、自分の心の動きを感じ取れることと思います。

そして、その時の気持ち、おきた出来事を記録しておいて欲しいのです。これが後々記者とコミュニケーションをとるときに非常に役立つのです。

記事の例で書きましたが、セミナーも一緒です。是非色々なセミナー、イベントに参加してみてください。どうやってそれを見つけのか、何故行きたいのか、何故行かないのか。皆が参加しているセミナーは他とどう違うか。それを記録しておくと役立ちます。

ただ、この方法があまり役立たないケースがあります。それは自分とあまりにかけ離れたオーディエンスを対象としている場合です。例えば、20代でシニア向けとか、富裕層向けのサービスをやるとか、そういう場合のセミナー集客をやる場合、相手と自分がかけ離れていると、相手の立場に立って体験してみることが難しくなります。

そこで役立つのがデータを集めることです。いくつかの意味があるのですが、ターゲットとなる人に質的、量的な調査を行ってもいいですし、公開情報を元にしてもいいわけです(例:公開されている統計データを使う、ネットの声を拾う)。

やってみると、自分が絶対面白いと思った内容が、オーディエンスの興味関心と全くかけ離れていることに気づくかもしれません。

2つの方法を書きましたが、ブログ開設と公開されているデータの活用は個人レベルですぐに始められると思います。是非、取り組んでみませんか?




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