瑞浪市ふるさとワーキングホリデーに参加して
初めまして🌿
瑞浪市ふるさとワーキングホリデー参加者の笠原比佳理です。
私はここで本当に大きなかけがえのない経験をしました。
絶対に絶対に参加した方がいい!と自信を持って伝えることのできる、この二週間を多くの方に伝わるように頑張って文章にまとめたいと思います。
まずはお仕事について。
私の勤め先は、美濃焼陶器を製作している山喜製陶さんでした。
今回は成形と絵付けの作業をさせていただきました。
成形の仕事は、機械が粘土から型取った器をひび割れや欠けがないか確認し、水垂れを拭くという繰り返し作業。
機械がどんどん出してくる器を丁寧に素早く拭くのは単純作業ですが、一つ一つ手を加え、ここで不良品を出さないようにしなければいけない、非常に重要な作業です。
絵付けでは素焼きされた器にロゴを印字する作業を行いました。
こちらもまずはしっかりとお皿に切れや欠けがないかを確認し、そして真ん中に文字が来るように位置を調整して機械で文字を押します。
どちらも単純作業ではありましたが、お皿を丁寧に扱い、一つ一つ念入りに同じ作業を繰り返すのは楽しくも大変でした。
このお仕事の他に、工場内見学、そして山喜製陶さんに関わる原料となる粘土や釉薬、型を作っている様々な企業さんへの見学にも1日を通して連れて行っていただきました。
使う側からものを作る側になって、見えていなかった世界が見え、感じること、思うことが沢山湧き出ました。
こんっなに沢山の工程と人の手を通して素敵なお皿が私達の元に届いているんだなあ。
と感動と有り難さを深く感じたり。
え?これで返品されて廃棄されてしまうの、、??
とどこがダメかも分からないのにもうこの先使われないで捨てられてしまう大量のお皿を見て虚しく悲しい気持ちを覚え、売る側の検品に少し腹が立ってしまったり。
多くの中小企業が抱えている人手不足、後継者不足、労働者の高齢化など、難しい現状問題に直面して今まで何も考えてこなかった事を考えさせられたり。
食器がどのような過程と材料で出来ているのか、そしてその材料はどこから来ているのかなど、凄まじい企業努力と工程を知り、日本の陶磁器の凄さと有り難さを多くの人に知ってもらいたいととても感じました。
私達の生活は当たり前だらけに染まっているけれど、見えない努力によって彩られていることに溢れているんだなと、普段普通に生きていたら気づけないことにまで気づけました。
自分のアイデアが簡単に、すぐに通ってしまう、それが中小企業の魅力の一つだと教えられ、また私はそれを実際に体験しました。
もう売っていない素焼きの型を見つけ、とても可愛いと思って “これ良いですね” と一言言ったら、そのまま自分の決めた色や素材で器が焼かれ3日後くらいには完成し、その完成品をプレゼントしてくださいました。
社員でもない私の一言ですぐにお皿が完成してしまう、大企業では何段階もステップを踏まなければできないことも中小企業ではスピーディーに進むことができるんだ、、と実感し、その完成したお皿を見てトキメキととてつもない嬉しさに包まれました☺️✨
初日に工場の前に着いた途端は、緊張と不安がブワッと襲ってきましたが、迎えてくださる工場の方々が本当に優しく、沢山の温かいお言葉をかけていただき、不安が消えて無くなりました。
みんなで一斉に集まり、お話ができる休憩時間がとても愛しい空間だなと今感じています。
山喜製陶の皆さんと出会え、素敵な人達に囲まれて、とても幸せな気持ちでお仕事ができました。
次に暮らしについて。
私が生活をしたところは瑞浪駅から車で約2、30分の日吉というところ。
ゴルフ場や相生座がある日吉ハイランド倶楽部さんの、今は使われていない古民家を生活の場として提供していただき、4人での共同生活をしました。
初めて知り合った子達と初めての古民家暮らしにとてもワクワクした気持ちと、ここで二週間大丈夫かな、、と不安な気持ちを持っていましたが、十分に慣れ、皆との生活も快適で楽しくて、またもう一度皆で住みたいなあ。としみじみしています🥲
私は東京出身で車が必要のないところに住んでいるため、車の免許がありません。
しかしこの地域は車が必須だと言い切れるほど、周りには何もないところでした笑笑
それでも移動に不便なく暮らせたのは、毎日送り迎えをしてくださった市役所の方々のおかげです。
そして、共同生活をしていた運転好きな子の。
一緒に暮らしていたメンバーは4人中3人とも免許がなく、1人の子は運転が大好きで、休日には本当に色々なところに連れて行ってもらいました。
野外映画とナイトマーケットのイベントを満喫したり📽️
夜遅くに星を観に展望台に行ったり🌌
モネの池、馬籠宿、妻籠宿、白川郷、飛騨高山などの観光地に行ったり🪷
皆といっぱい色んなところに足を運べて岐阜を堪能できてすごくすごく楽しかった!!!
中間研修や最終日前日のBBQも最高な思い出です。
地域の方の協力のおかげでできた五平餅作り。
釜戸で一から火を起こし、ご飯を炊いて五平餅を作りました。
火起こしの大変さも、釜戸から香るお米の良い匂いも、五平餅を作って焼いて皆で縁側で美味しく食べる楽しさも味わうことができました。
皆で楽しくワイワイと囲んだ中間研修の日の夕飯やBBQの時間は、とっても楽しくて沢山笑いました。
お仕事の場だけではなく、交流の場も作ってくださり、皆との仲がぎゅうっと深まったと思っています。
次は瑞浪市についてお話しします。
瑞浪の魅力は何かと問われた時、魅力に溢れすぎていて迷うけれど、私はすぐに人!と答えると思います。
毎日温かさに触れた日々でした。
二週間生活していて、日々人の優しさに触れ、沢山良くしてもらいすぎてるなあ、と本当に自然と頭を抱えてしまいました。
優しさで頭を抱えるという経験、普段から容易く感じれることではないと思います。
外から来た私達に大量の優しさを与えてくれ、毎日感謝と幸せで溢れかえっていました。
瑞浪市は自然も素晴らしいです。
緑、川、野生動物、空、星
川遊びはできなかったけれど、いつも広大な自然に囲まれて。
ドライブ中たまにリスや猿などの野生動物を発見して。(鷹も見ました🦅)
広くて綺麗な空に毎日会って。
夜は一歩外に出れば星空を満喫できて。
外で鳴いている涼しい虫の音と一緒に寝て。
東京ではそうそう無い、沢山並ぶ古民家にときめいて。
たったの二週間で本当にこの町と人が大大大好きになりました。
大好きにならない要素がありません。
もっと沢山の人に瑞浪市を知ってもらいたいです。
最後に全体を振り返ってみて。
本当に楽しさと学びが詰まった色濃い二週間でした。
考えが広がり、ものの見方が大きく変わった。
やっぱり挑戦て楽しいなあ。と
して良かったなあ。と何度も強く思えます。
このワーホリに参加する前には、終わりがこんなに寂しくなるとは思っていなかったし、こんなかけがえのない経験をできるとは全く想像もしていませんでした。
運営・企画をしてくださったG-net、瑞浪市役所の方々、受け入れ企業の皆様、お世話になった山喜製陶の皆さん、一緒に参加したワーホリ生の皆。
この人達に出会えて心から幸せです。
こういった機会がなければ出会えなかった人達が沢山いる。
人との繋がりは偉大で尊いものだなと感じます。
二週間で色々な気持ちに出会い、多くの新しい経験に恵まれました。
もし何か挑戦してみたいけど迷っている人へ。
不安が多かろうが、思い切って一歩踏み出してほしいです!
経験の先には学びがあり、少しでも気づきや変化を与え、あなたの人生を彩るお手伝いをしてくれるはずです🌼
私は今までの経験からそれを学び、これからもいっぱい挑戦して沢山のものを得て、ぐんぐん成長していきたいです。
また皆で会える日を心待ちにして、私ができることを模索しながら日々過ごしていきたいと思います。
以上、瑞浪市ふるさとワーキングホリデーに参加してみての感想でした🪴
山喜製陶
HP https://yamakiseito.co.jp/
インスタ https://www.instagram.com/yamakiseito/
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【事務局より】
最後まで、お読みいただきありがとうございます。感想を読んで、瑞浪市ふるさとワーキングホリデーに興味を持たれた方は、是非、下記のご相談フォームまで、ご連絡ください(^^)お待ちしております!
https://forms.gle/95KHRkL1zxEwWsRh7
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