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採取初令幼虫たちの冬季合宿生活

 画像は先日採取してきたオオクワガタ初令幼虫たちの様子です。
 この画像で見えているのは2頭ですが、もう2頭居て計4頭がこの200cc Cupの菌糸培地の中でそれぞれある程度の距離を取りつつ自分のスペースをつくり、そこでじっとしています。やはり代謝を止めて仮死状態のように観察されます。
 実際、毎年の観察でそうなんですが、秋冬季に野外採取のワイルドの初令は、初夏になるまでは菌糸瓶に入れていても殆ど培地を食べませんし大きくも育ちません。暖かくなって活発になるとやっと菌糸を食べだし、一気に3令まで大きくなります。その時期を見極めて、状態の良い大きな菌糸瓶に投入が肝要です。
 なので、今の期間に使用する菌糸は餌材というよりも越冬(冬眠)保管用と割り切って考えてよいと思います。つまり、多頭飼育でまったく問題なし。一頭につき1 Cupの贅沢待遇は、産地別などの管理上の理由で分ける必要が無い限り勿体ないことです。
 ということで、初令たちの冬季合宿は飼育者にとっては見ていても変化がないのであまりおもしろくありません(笑)。

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