プレゼン

就活は自分の足りない部分を知ることができる格好の機会

1ヶ月くらい前まで20卒として就活していました。
一番行きたいと思っていた会社の最終選考が3日間のインターンシップを通して会社の事業や業務(大まかな事業としては人材紹介事業)に対して最終日に改善点をプレゼンすることでした。

もう少し具体的に説明すると「自社のサービスにエントリーする人を倍増させるためにはどうするか」です。

プレゼン後に副社長に言われたフィードバックで一番心に響いたのは

社長の右腕として本気で改善策を考えプレゼンしたか。このプレゼンがプロとしての仕事ならいくら払ってやりたいと思うか」でした。

ハッとさせられました。
自分のプレゼンを受ける側なら一銭も払いたくないと自分で思ってしまった。

確かに僕はインターン生、就活生としての立場で考えていた部分があり、提案内容もどこか自分に妥協したものになっていてそこを思いっきりつかれた気がしました。

僕はこの会社で事業を作って課題を解決していきたいと思っていたのに全然その思いをとってプレゼンに挑めなかった。

プレゼンはめちゃくちゃ緊張してしまい相手にも緊張してるねと言われてしまうほどでした。

なぜ緊張するかわかる?と聞かれ考えてみると
プレゼンの練習を全くできていなかったからです。
当たり前の話でプレゼンの練習ができていなかったら自分に自信を持てないので緊張するに決まってました。

・ここから1つ目の学びとしてプレゼンまでのタイムスケジュールを組めてなかったことに気づきました。

どれだけ根拠のある改善策を提示できるか、どんな提案内容ならサービス改善につながるかにほとんどの時間を使った結果プレゼンの練習に使うことができなかった。相手の心を揺さぶって行動に移してもらうためには熱意があってわかりやすい説明をしなければできないことはわかっていたのに。

3日後のプレゼンの時間から逆算して課題がどこにあるのか見つける、課題を解決するためのアイデアを考える、心を動かすプレゼンを準備する。
この3つを3日間でどう使っていくかスケジュールを組むべきでした。

僕に足りないのは目標ややることから逆算して緻密にスケジューリングすることでした。
その上でもっともっと自分に厳しくなること。

・2つ目の学びとして根拠を持たせるデータを持ってくること。

僕の仮説としてユーザーがエントリーしてから離脱が多い理由はユーザーへの素早い返事ができてないからだと特定しました。
その理由として僕が以前他の会社でインターンしてた時にユーザーへの即レスを心がけたことで離脱を防げたことがあるからです。

ただ、これはあくまで僕の経験則にすぎず、仮説が正しい根拠とは言えないです。
提案時に返事がきた人は何時間以内に返信した人なのかデータを調べてプレゼン時に伝えるべきでした。
感覚ではなく事実ベースで提案する癖をもっとつけなければと気づかされました。

・そして、3つ目の学びが僕にとっては一番響いたもので人間力が全く足りないことです。

人間力とは何か、まだ自分の中でうまく言語化できてないのですが抽象的にいうとついていきたいと思われるかどうかだと解釈しています。
自分自身小さい頃から人見知りだったり周りの感情をマイナスにしないように行動することが多かったです。
そのため、社員の人に積極的に意思疎通できなかったり、サービスを使ってくれたユーザーと話す機会があったのに全然話すことができなかったです。

そのままじゃ人を巻き込んでいけないし、事業を作っていけないし、一緒に働く人と心を開いてもらえないよ。そう言っていただけました。
「分析する力は高くても一緒に働きたいと思ってもらえなきゃ誰もついてこないよ」と。
「もっともっと事業にかける思いを見せていかないと」だよ。
1人では社会は変えられないし、仲間の助け合いでしかうまくいかない。仲間を大切にできるか、ここがとても大切な部分。

昔から熱意を伝えることや信頼し合えるようになるまでとても長い時間を有してしまうことに課題意識は持っていました。ただ、自分の性格はどうすれば変わるのか答えを出せないままでした。

そこで会社の社員から2つの参考になるアドバイスをいただけました。
1つ目はついていきたいな、熱意があって信頼できるなって思える人を真似していくこと!どんな言葉を使っていたり行動しているか見て分析して真似ること。そうすると自分の改善点もわかるし行動を真似すればいいのでそこまで性格が変わる必要もない。

2つ目はなぜ自分が控えめな行動を取ってしまうのか内省し続けること
あんまりよくない行動を取ってしまったらなぜその行動を取ってしまったのか考え振り返っていく。そうすると自分のことがわかり自分を認められるようになる。そうすると自分の全部を変えないでも一部を変えてより好きな自分になれる。
自分を分かった上で日々全力で自分を改善していく

内省して自分を認められるようになるって考え方は初めてで新鮮でした。
振り返りを大切にしていきたいって意味でもnoteで書いてみました!

就活って一見大変そうなイメージがあって憂鬱になる部分もあるけど、客観的な意見をいろいろな社会人から聞けるのは大きな成長機会になるイベントでもあるなって感じたりもしました。