8月12日
頭の中のアイデアを整理するために散歩に出る。
休日のショッピングモールは人に溢れていて、人間観察を趣味とする自分には見応えがある。
夜、「スーパーの女」を寝被りながら見る。

8月13日
神保町へ行く。
古本屋街の外れにお気に入りの店があるので、そこへ行って色々と見る。が、収穫はなし。 気まぐれにアイドル写真集の専門店に入るも、あまりの濃さに"うっ"となった。やはり自分はアイドルには馴染めないのか、それとも90年代の濃厚な香りにやられたか。
その後、靖国通りを歩いてみる。日本武道館を過ぎ、靖國神社を過ぎ、市ヶ谷駐屯地を過ぎ、最終的に新宿へたどり着いた。気づけば10キロ歩いていた。

夜、西山小雨さんの結婚報告。正直、何年も前からある程度のことは知っていたので「ついに結婚したかあ」という気持ち。おめでとうございます。

8月14日
お盆休みも折り返し。
前日までの疲れが出ている。よって身体を休める。
ザ・フーが無性に聴きたくなったので聴く。

8月15日
台風が来ている。突然雨が降り始めたかと思えばかんかん照りになる。
夜、渋谷へSugar Magnoliaのライヴを見に行く。that's all folks氏や都市とカンタータのサポートメンバーでもある西ヶ谷さんのバンドだ。
卓越した演奏力を持つ5人が作る世界観はどこまでも広大で力強く、ずっと浸っていたいと思う心地良さ。
そしてこのメンバーで一緒に演奏出来ること、大好きな歌をみんなで奏でることが出来ること。その喜びが音に込められていたのもまた素敵だった。
終わってthat's all folksりょうさんと会食。オノ・ヨーコやリマスター盤の音質について熱く語り合う。

8月16日
本来ならばライジングサンフェス現地組からのツイートが大量にSNSに溢れているはずだった日。が、台風の影響で中止となったために静かな日となる。

8月17日
自宅の最寄駅には楽器屋がない。ある時期になぜか次々と閉店してしまったからだ。というわけで遠出して弦を買いに行く。非常に不便である。いつのまにかライヴハウスの数は増えたのに。
夜はナンバーガールのブルーレイを見る。前夜祭だ。

8月18日
日比谷野外音楽堂へナンバーガールを見に行く。
物販の列に並びながらスマホを開くと芋煮ロックフェスの主催國井さんがいらっしゃることを知る。そのまま、that's all folksりょうさんが音漏れの場所取りをしている所まで行く。猫まみれ太郎くんも交えて色んな人達が集まって来てこのままみんなでいたいなと思ったりもした。
が、開場時間を過ぎて会場へ入る。会場内を覆う期待感はちょっと異常なくらいだった。

開演時間を少し過ぎて唐突に鳴り響いた「マーキームーン」。すぐに向井秀徳氏、田渕ひさ子さん、中尾憲太郎氏、アヒトイナザワ氏の順にステージに現れる。その姿を見てあっけなく号泣してしまった。
そして、4人が音を鳴らすと17年の空白の時間はあっという間に埋まった。まるで止まっていた時計がまた動き出したって思うくらいに"あの頃の音"だったからだ。テンポが遅いとかキーが違うとか一切なし。4人の本気を見た。
予想以上に鋭角的な音像で復活したナンバーガール。12月からのツアーも非常に楽しみである。

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