見出し画像

【日記】5月6日〜5月12日

5月6日
連休最終日。
カタカナのヒガシノメーコさんと知人のくるいさんが共同名義で文学フリマに出展しているので東京流通センターへ行く。
"文フリ"へ行くのは初めてだったけれど、様々な人々がいて面白かった。表現方法とは無限にあるのだろうと気づかされて何だか勇気をもらったような気持ちになる。
2人が販売していた作品計6つ、それと会場を歩いている時にたまたま見かけた「食べ物小説短編集」3冊を購入。帰り際にはうそさんにもバッタリお会いする。そんな楽しい最終日。

5月7日
朝、大規模な遅延に巻き込まれる。都内中の電車が遅延していた。その理由の多くが「急病人救護」か「人身事故」だった。10連休の善悪の悪の部分が一気に表出したようだ。2時間近くかかった。

休み明け。が、比較的緩やかな1日となる。

夜、前日に購入したヒガシノメーコさんの漫画やエッセイ集を読む。いつもスマホで読んでいる漫画や文章が本になった、その嬉しさと楽しさはやっぱり格別なものがある。
メーコさんの作品はスマホで読んでも素晴らしいけれど、印刷された漫画は登場人物やストーリーがより生き生きと、エッセイは文章の一つ一つがより味わい深く響いてくると感じる。

ぼくはアナログ盤やCDで音楽を聴くのが好きだ。生身の人間が作った作品だからこそ出来るだけ良い環境で触れたい。ジャケットを手に取りブックレットを眺めて音を聴く。そうして愛着が湧く。配信音源よりダイレクトに作り手の感情が伝わってくると思うから。
以前、dis-coveredでメーコさんにお願いして描き下ろしのコミックブックを作らせてもらったのはそういった「素敵な作品を実際に手に取る楽しさ」を伝えたいという想いも多分にあった。
もちろん一人でも多くの人にメーコさんの漫画と出会ってほしいというのが一番の動機だったし、「こういう素晴らしい作品を毎週読めるって本当に素敵で貴重なこと」って想いも強く持っているからだ。

またいつの日か今回のような作品集を作ってほしいなと思う。とある、いちファンとしての願い。

5月8日
日常に生きる

ニール・ヤングを片っ端から聴くという時節が久しぶりにやってきた。今となっては語られることも少ないが、ゲフィンレコードからの作品はどれも聴きごたえがあってとても好きだ。

時は1980年代。60〜70年代に活躍したバンドやシンガーソングライター達はシンセサイザーやドラムマシンに溢れた新しい音楽の台頭によって誰もが自分らしさを見失い苦心し、戦っていた時代。ところがニール・ヤングは全く違うところで戦っていた。戦いの相手はレコード会社だった。
テクノポップのアルバム「トランス」をリリース後にレコード会社から「そんな作品はいらない。お前らしいロックな作品を作れ」と一方的に言われるも、その言葉尻をとってロカビリーアルバムを作ったかと思えば、今度はカントリーミュージックのアルバムを作ってレコード会社と裁判沙汰になったりしながら過ぎていくニールの80年代。

裁判沙汰のせいか1986年の「ランディング・オン・ウォーター」、翌年の「ライフ」にはニール・ヤングの怒りが満ちている。歌詞も辛辣な内容が多い。
結果的に「ライフ」を置き土産として1988年に古巣のリプライズレコードに復帰する。が、1987年のツアー中に盟友クレイジーホースと喧嘩別れしてしまった。1990年代は目の前に迫っている。ニール・ヤングの明日はどっちだ。

5月9日
日常に生きる
引き続きニール・ヤング。「プレイリー・ウィンド」、「フォーク・イン・ザ・ロード」を聴く。CDではなくDVDオーディオで。おまけに入っている「フォーク・イン・ザ・ロード」のMVが秀逸。どちらも2000年代の作品。

西山小雨さんとLINEでやり取り。

5月10日
日常に生きる
連休明け、そこまで忙しい日々ではなかったものの、妙に疲れてしまった週末。

夜、オアシスの「ストップ・ザ・クロックス」DVDを見る。
もうすぐノエル・ギャラガーが来日する。
2012年に行われたソロになって初めての来日公演は全部見に行った。1月の東京ドームシティホール2デイズから真夏のフジロックまで。勿論、名古屋や大阪にも行った。その全てに当時付き合っていた恋人が一緒だった。
あれから7年。自分にとって初めての恋人だったその女性は数年前にこの世を去った。

5月11日
近所にくまモンがやって来ると知り、嬉々として出かける。いつも思うけどくまモンは間近で見ると非常にデカい。

とあるバンドが解散するというニュースが届いた。もしかしたらある時のディスカヴァードに出演するかもしれなかったバンドだったりする。

5月12日
散髪へ行く。
その昔、西武線沿いのとある街に住んでいた。幸せになるために引っ越したのだけど、結局その幸せはあっけなく壊れてしまった。とても悲しい思い出がたくさんある街だ。
だけど、この街にある美容室を今でも利用している。店長やスタッフさんと下らない話をするのが本当に好きだし、それは年に何度かの楽しみの一つ。ぼくはこの街をどうしても嫌いになれない。

人は幸せになるために生まれてきたのだ、いつか読んだ本にそう書いてあった。が、幸せに向かって歩く人もいれば真逆の方に向かって歩いている人もいる。
やはり人生とは悲しいことばかり起こるものだと思う。だからこそ音楽に触れている時は幸せな気持ちになりたい。

#日記 #雑記 #覚え書き #文フリ #小説 #エッセイ #漫画 #連休 #最終日 #連休明け #遅延 #電車 #本 #ファン #音楽 #ニールヤング #1980年代 #レコード会社 #DVD #思い出 #オアシス #恋人 #死 #旅 #別れ #くまモン #解散 #街 #西武線 #美容室