7月8日
日常に生きる
静かな日。が、体調がいまいち。
夜、Yajiさんと電話ミーティング。Yajiさんと話していたら元気になってしまった。さすが！
勢いでRumtagを聴く。梅雨の時期には「水たまり」という素晴らしい曲がピッタリだ。

7月9日
日常に生きる
夜、「マイルス・エレクトリック」DVDを見る。
マイルス・デイヴィスは何故"電化"したのか？についてのドキュメンタリー+1970年ワイト島フェスでのライヴ映像。非常に面白い作品だった。ハービー・ハンコックやチック・コリアといった当時のバンドメンバーへのインタビューは興味深い内容。
「多くの人々がマイルスはジャズを裏切ったという。しかし、マイルスは決してジャズをやってきた訳じゃない。」
そう語るサンタナは見た目が完璧に渡辺正行だったが。

7月10日
最近眼が覚めると喉が痛い。寝ながら絶叫しているのだろうか。
前日のDVDを見て気になったマイルス・デイヴィス「ジャック・ジョンソン」を買う。そして聴く。もはやジミ・ヘンドリックスのようなブルースロックだ。確かにこの人はジャズの人で括れない。

7月11日
日常に生きる
エレファントカシマシの「自選集ベスト」を聴く。エレカシはいつ聴いても不穏な気分になる。そこが好きだ。
EPICソニー時代の「俺の歌とギターをとにかくデカくミックスしてくれ。あとは微かに聴こえれば良い」とワガママを言ったとしか思えないくらいに宮本氏のパートがデカい作品を聴くたびに心がビリビリと振動する。と言いつつ、アルバムは「good morning」が一番好きなのだが。残念ながらユニバーサル移籍以降はどうしても好きになれない。

7月12日
日常に生きる
ふと5年前の今日を思い出して色々なことを考えてみる。
トータルで見ると自分の20代は失敗だったのかもしれない。けれど、この5年間での沢山の出会いがあって本当に良かった。

連休前の金曜日。まずまずの忙しさ。

7月13日
イナダミホさんのワンマンライヴを見に西荻窪へ。
イナダさんの過去から現在、そして未来をピアノと歌だけのシンプルなスタイルでまるっと見せてくれた素敵なライヴ。「アイ・ラブ・ユー！」での自然発生的なお客さんのリアクションには自分も鳥肌が立ってしまった。
イナダさんが作る楽曲にはデビューから現在まで全くブレない芯の強さがあるとライヴを見ながらずっと感じていた。そしてイナダさんは歌を作ったり歌うことで自分の心に明かりを灯してきたのだろうなと思う。さらにピアノや歌を通してお客さんみんなの心にも明かりが灯っていく。そんな感覚になった。

一旦帰宅してから買ったばかりのイナダさんの作品を携帯プレーヤーに入れてから東村山に向かう。
dt alternativeさんのライヴを見に樹民へ。
初めて見た時からdtさんというアーティストさんはソロ弾き語りの人、というイメージなのでバンドではどんな感じなのだろうと気になっていた。
まずソロでじっくり聴かせたあと、初めて見たdtバンドの破壊力。アコースティック4人編成なのに出てくる音が分厚い。コーラスによってdtさんの声色がさらに引き立つ。よくある"弾き語りにとりあえず伴奏つけました感"は皆無。
さらにスペシャルゲスト登場でカオスになる樹民。おそらくあの瞬間、樹民が日本で一番大騒ぎしてる場所だと思うくらいの大盛り上がり。

東村山という街の人々は熱い。なおかつ音楽とともに暮らしている人が多い。自分が見ているのは東村山のほんの一部なのだけど、この街が持っているパワーは本当に巨大だ。音楽を聴くだけでなく、その巨大なパワーを感じたくて、お裾分けしてもらいたくて自分は東村山に行くのだろうなと気づかされた夜だった。

7月14日
都市とカンタータのライヴを見に渋谷へ。つまりイナダミホさんに連日お会いする、そんな嬉しい2日間。
西ヶ谷さんがサポートベースで入った時の都市カンの楽しさやグルーヴは結成して半年ちょっとだとは思えないほどの高みにいる。高揚感が凄い。もちろん2人だけのライヴには別の良さがあって、それが都市カンの魅力だったりするのだけど。
さらにthat's all folksりょうさんがドラムを叩く時には独特のノリが生まれていてイナダさんや西ヶ谷さんとともに繰り出されるリズムが心地よく響いていた。
これから3枚目とフルアルバムの製作もあり、ライヴはしばらくないとのこと。都市カンの新しい歌が届けられる日が今から楽しみだ。

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