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クラファンから学んだすべて|これから起案するあらゆる挑戦者たちへ

はじめに -なぜ今クラファンについてまとめるのか-

クラウドファンディングに係るハウツーや指南書は巷にありふれています。
※ノウハウについては全て『クラウドファンディングプロジェクト成功の書~CAMPFIRE成功ノウハウのすべてをここに~』に譲ります。界隈性は未だ残るもののクラファンそのものの裾野は広がり続け一定の市民権は得たと言ってもいいのではないでしょうか。だからこそ有象無象、死屍累々であるのみならず、ミスコミュニケーションが増えているように感じています。また各社プラットフォームのキュレーターからの情報は少しずつ増えていますが、中立的かつ包括的な情報は少ないとも感じています。そこで、僕がクラファンについて経験してきたすべてをここにまとめ、これから起案するあらゆる挑戦者たちへの応援につながれば…そう願っています。

これまで多くのクラウドファンディング(以下クラファン)に関わってきました。自ら10回の起案、キュレーターとして15回のサポート、下書きへのアドバイスや方向性を定めるための会議、構成を一緒になって考える、リターン案を構想する等あらゆるカタチでかかわり続け、140回を超える起案に何かしら携わってきました。

今では、日本初 大学クラウドファンディングサービス「一般社団法人 筑波フューチャーファンディング -TFF-」の理事に就任し、キュレーターとしても活動しています。しかし先述クラファン支援は理事就任前に実施したものがほとんどです。CAMPFIREやfaavo(現faavo by CAMPFIRE)、Makuake、Readyfor、Japan Giving(現LIFULLソーシャルファンディング)、MotionGallery、GREEN FUNDINGなど実に多種多様なプラットフォームにおける起案時の、企画の相談から収支計画や融資に関するサポート、問題点の整理、リターン設計、プロジェクトページの執筆代行などをお手伝いしてきました。(ぼく自身も5つのプラットフォームで起案経験があります。)

もちろん各社プラットフォームのキュレーターのみなさまに比べればかかわってきた数では少ないと思います。しかし、ぼくは”プラットフォームに所属しない”、いわば流浪の民。起案者の目的や趣味趣向、地域性、年代、界隈性などを考慮し、都度どのプラットフォームを使うべきか、からご提案してきました。

この点において、ぼくが過去取り組んできた【あらゆる挑戦を応援する】ためのクラファン支援はかなり特殊と言えるかもしれません。

そんな状況だからか、どんどんと多くのお声がけをいただくようになり…

ついにパンクしました。笑

(ちょっと過激な表現も使ってしまい今は冷静に猛省中です…)
しかしもちろん、込めた気持ちに嘘はありません。クラファンは限りなく属人的な取り組みだと思っています。※もちろん革新的な新規領域のサービスであったり、最先端の技術によるプロダクトであったり…そういったクラファンもあります。が、ぼくの言うクラファンはどこまでいっても”凡人”が自らの、そしてその先にある誰かの幸せを願って実施する起案を指しています。そこに明確な境界はもちろんないのだけれども、敬愛するCAMPFIREの家入さんの言葉を借りるならば『お金を民主化する』という点において、ぼくのような凡人がおもしろい道具を手に入れた、とでも表現していいかと思っています。どこにでもいるような1人の、1組の、1組織の、”やりたい!”という挑戦を応援し合う仕組みこそがクラファンなのだと理解しています。

そんな属人的な取り組みを”手伝う”のはかなり骨の折れる行為なのです。なぜ【あなた】がそれをするのか。そこに対する圧倒的な深掘りができて初めて共感するに足る核心に迫れるから。

Aさんでも、Bさんでもなく、なぜ”あなた”が今それに挑戦するのか、徹底的に考え抜く行為そのものが、ぼくはクラファンだと思っているし、その過程で人が成長していく様をみてきました。だからこそクラファンがすごく好きなんだと思います。

クラファンの属人性は、つまるところ【誰が実施しているのか】に重きを置かれることだと解釈しています。そう、クラファンは匿名のライティング能力やデザイン能力で競うコンテストではないのです。

もちろん能力は武器。高いライティングスキルや写真を撮る技術、デザイン能力などは有効に使える場面は多いと思います。しかし、繰り返しになりますが、誰が実施するのかが本当に重要。さらに言えば、誰がどんな想いで実施するのか、そのストーリーこそが最重要です。

ストーリーをどう紡ぎ出すのか。もちろん「クラファンをはじめたい」と決めたその経緯を丁寧に紐解けば、間違いなく紡げるはずです。なにかやりたいことがあり、その手前には動機があり、課題意識があるはずだから。それらをしっかりと自分の言葉として紡ぎ出す。プロジェクトを立ち上げる際に、自分の意思を真正面から表明し、是非を自分自身に問いながら、プロジェクト自体を前進させていく。ひとりでは描けない成長曲線を、多くの方と想いを一つにして、あるいは想いを重ねて、同じベクトルへ向かう。

ひとつの起案を通じてプロジェクトを推進するために必要な行為を体験し、学び、そしてそれ自体がクラファンの、プロジェクトそのものの”精度”が上がっていくはず。

そんなことを考えながら、日々多くの人の挑戦を応援してきました。だからこそ、中途半端に人を巻き込むことに対してはすごく抵抗があります。

ということで、このnoteに至りました。笑

改めてこれまでのぼくの活動を簡単にご紹介させていただき、クラファンで学んだすべてを書き起こし、これから起案するあらゆる挑戦者たちへの応援にさせていただこうと思います。

1.あらゆる挑戦を応援したい -自己紹介-

ぼくの仕事は「”あらゆる挑戦を応援する”ために求められたことすべて」です。

とにかく他人の可能性に対して否定をしたくない。それがぼくのすべての行動原理です。人が何に心動き、どんな行動へと昇華していくのか。そんなの結局は誰にもわからない。だから、否定することだけはしたくないと思っています。その否定で、誰かの可能性が潰されるのを、これ以上見たくありません。綺麗ごと抜きに、人には無限の可能性があると思っています。様々な規制はあるでしょう。だけれども、それでも未来にだけは、希望がある。いや、あってほしいと願わずにはいられない。だから、誰かの可能性を否定することだけは、絶対にしたくない。あらゆる挑戦を、ぼくは応援し続けたい。そのために、ぼくは場をつくっています。
他人の挑戦を笑うな

そして、そんな挑戦の先にはきっと自由があって。みんなが自由に挑戦しやすい社会をつくりたい。そのために、やさしい場を守り続けたいとも思っています。

絶対にこれからのほうが楽しい。
「学生はいいね時間があって」なんて言う大人にだけはなるなよ!みんなは自由だ!好きな時に好きな人と好きなことをできる自由を手に入れているはず。はたらくってそういうこと。絶対にこれからの方が楽しい。絶対に。それでもきつくなったらいつでもLabに、つくばに、帰っておいで!ぼくはいつでもLabで、upで、そしてこれからも場をつくりみんなを待ってます。
みんなに負けないスピードで成長していたい。いつまでも続くかけっこを、子どもだったあの時のように続けていたい。
これからだ!

ストラグルしている、あらゆる挑戦を応援するとともに、応援し合う文化づくりをする。それがぼくの選んだ、ぼくの仕事です。

そして、その仕事はクラファンを”使う”ことで加速していきました。

2.ぼくとLabを取り巻くクラファン -活動紹介-

ここまで多くのクラファンに関わるようになったのは筑波大学すぐそばのコワーキングプレイス Tsukuba Place Lab(通称 : Lab)をオープンさせたことからはじまります。

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2016年5月にCAMPFIRE×Tsukubaを知人が立ち上げる際に「起案しないか?」とお声がけいただいたことに端を発します。1ヶ月でコンセプトをまとめ、物件を決めて、さらにそれから1ヶ月後の7月1日に『明るくワイワイ楽しく仕事が生まれる"ワーキングプレイス"を創ります!』を起案しました。124名の”仲間”から1,079,000円の応援を受けて、全9回のDIYには延べ152名もの”仲間”が駆けつけてくれ。どちらもそのときがはじめまして、な方ももちろんいました。それでも金を出す、時間を使う、という行為をしてくれた方はもう仲間だと思っています。実際彼ら彼女らと一緒に、つくってきたLabになりました。

そして、今。オープンから2年半ほど。たくさんの挑戦に心震わせられ、一緒になって挑戦させてもらい、一緒に泣いて、一緒に笑ってきました。その過程に本当にたくさんのクラファンがありました。

そう、Labはいわゆる”コワーキングスペース”とは少し違います。

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”快適な作業空間を提供すること”はLabにとっての至上命題ではありません。あらゆる挑戦を応援したい。そのためにある場です。

コンセプトは『みんなでつくる、みんなの場』であり、Labがそしてぼくが提供するバリュー(価値)は『異なる価値観が出会う、アイデアを共有できる場。人と人とを繋ぎ、やりたいことを実現していくための場』です。

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ストラグルするあらゆる挑戦を応援したい、その想いで運営してきました。結果として、ぼく自身がメンターとなり、あるいはキュレーターとなり、ハンズオン支援をする機会が非常に多い、活発な場が育ちました。

誰かの挑戦を応援するときに、Labはすごく”便利”でした。
ランドマーク的でもあれたと思います。

CAMPFIRE×Tsukubaでクラファンを起案し生まれたLabという場に、CAMPFIRE×Tsukubaの事務局を置き、誰かの挑戦に対してメンタリングをする僕と、資金調達や仲間を集めながら広くPRする術としてのクラファンプラットフォームが共存していることはすごくよかった。相性がよかった。

Labはそんな場です。

あらゆる挑戦を応援したいと思うぼくが日々なにか挑戦したい人と出会い、気づき、巻き込み巻き込まれ合っていく場。だから必然、たくさんのクラファンともかかわることになりました。

3.実施したクラファンの数字をすべて公開します

ここまで大風呂敷を広げてしまったので、ぼくが過去に取り組んだクラファンについて、いくつか例にとり、数字も含め公開しようと思います。

まずはこちらの記事をどうぞ!

明るくワイワイ楽しく仕事が生まれる"ワーキングプレイス"を創ります!
by CAMPFIRE×Tsukuba

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◎ 期間の取り方よかった
7/1~9/11で実施。 CAMPFIRExTsukuba立ち上がりに合わせてのローンチで、7/23には家入一真さんをお招きしてのピッチイベントも企画運営登壇。ムーブメントをつくりにいくところまで設計したことで企画のPVがかなり高かった。
8月から物件契約し、9月からDIY開始。DIYの様子も活動報告や本文に追記していくことで順次情報展開できた。また9/11終わりは翌9/12が僕の誕生日だったため”おひねり”もらうべく設定したが、これはミス。9/12までの起案にしたかったのに、CAMPFIREの仕様上「9/12期日」に設定すると9/11の23:59までになってしまう。プラットフォームごとの規定をちゃんと読むことが重要。

◎ DIYリターンめっちゃよかった
金ももらって労働力ももらい、情報発信の”ネタ”もつくれるという一挙両得リターン。とは言えもちろんこれを設計するためには普段からのコミュニケーションや人間関係は大前提。僕の場合はLab設立を見越して半年前に設立し開始していたまちのごみ拾いをするNPOグリーンバードつくばから流入させるつもりで、実際そこからが大半でした。
DIY参加者はLabへの愛着も深く、その後も最初の”お客さん”になってくれました!

◎ もらう価格帯がしっかりと適正だった
これは完全に後日談。今振り返ってみてかなり”模範的”だったな、と感じた点。100万円目標に対して10万円リターン1件、20万円リターン1件。大口で30万円=30%を入れられたのはかなりデカい。ちなみにどちらも知らない人が入れてくれました。10万円は新聞記事で見つけてくれた人、20万円はTwitterです。見えていなかったけどしっかり届いた、という自信にもつながって起案中のモチベーション維持にかなり活きました。

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クラファンから学んだすべて|これから起案するあらゆる挑戦者たちへ

堀下 恭平 @TsukubaPlaceLab

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堀下 恭平 @TsukubaPlaceLab

"あらゆる挑戦を応援する”ことがお仕事で"成功するまで続ければ失敗しない"が信念。Tsukuba Place Labとup Tsukubaを運営しています! 株式会社しびっくぱわー 代表取締役*合同会社for here 共同代表*TFF理事*グリーンバードつくばリーダー

人と人とをつなぎ、人とまちとの関係を紡ぐこと

まちづくり会社を経営している筆者が様々なまちづくりプレイヤーと出会い日々生まれるあれやこれやに思いを巡らせて言葉を紡ぎます。あるいは積みに積んだ書籍から得た思考を吐き出す場としても機能するかもしれません。
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