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ひきこもり先は、世界です。〜9月1日の迎え方〜 イベントレポート vol.1 気持ちのカタチ

8月31日 14:00から、オンラインカウンセリングのcotreeさまにオフィスをお借りし、イベントを開催致しました。ありがたくも参加者ゼロを避ける事ができ、ご来場頂いた皆様と、とても有意義な意見交換ができました。

反省点も多々ある中、cotreeの櫻本様、開催にあたり貴重なご進言をくださいました多くの皆様に感謝申し上げつつ、とりあえずは今回無事に開催する事ができました事を、素直に喜ぼうかなと思います。そして、今回のイベントをどう今後につなげて行くか含め、前後編に分け、ざっくりと内容をまとめていこうと思います。

※なお、参加者さまから頂戴したご意見も交えてのまとめとなりますが、個人情報保護の観点から、性別、属性など含め一切伏せます点、ご理解くださいませ。

気持ちのカタチ

1年のうち、夏休み明けの9月1日が最も自殺者が多い。という「9月1日問題」。9月1日に「最期の選択」をしてしまった方。彼らがどのような思いで、また、いつそれを決意したのか、その真実はもはや誰にも分かりません。夏休み前後、夏休み期間中の心の動きはどのようなものだったのか。それぞれが過去を振り返りながら意見を交わし、欲しい/あるべきサポートや社会の動き、そしてそれが実現しない理由や、我々にできる事を語り合いました。

年々減る「ワクワク感」と、日々増えるモヤモヤ感

夏休み前。あと1週間で夏休みだ!明日から夏休みだ!小学生の頃はワクワク感に包まれていた「夏休み前」。しかし、年齢を重ねるにつれ、また、小学校から中学校、高校と進学するにつれ、その「ワクワク感」は減少していくという意見が。もちろん、学校がつまらない→夏休みが楽しみ。学校が楽しい→夏休みになるのが少し寂しい。という心の動きもあるようです。

夏休みの楽しさのピークは人それぞれですが、親も仕事が休みになり、夏祭りや花火大会などが本格化してくる8月前半-お盆あたりが楽しさのピークという方は多そうに感じました。

気持ちの切り替え準備

もうすぐ夏休みが終わる。朝遅い生活から、朝早い生活に戻ります。でも、夏休みの終わりを逆算し、段階的に体の生活リズムを夏休み明けの「日常」に慣らす動き、というのは、あまり一般的ではないようです。もうすぐ夏休みが終わっちゃうという焦燥感と、それに備えたいけど身体が動かない倦怠感にモヤモヤしながら夏休みの終わりを迎えるパターンでしょうか。

最終日も夜更かしし、眠気まなこをこすりながら新学期を迎える。まさに私それです。

欲しいサポート、社会の動き

1:グラデーションで「日常」に戻っていく猶予期間。

新学期初日はお昼で帰れる半日登校が一般的なものの、二日目三日目には、もう通常の時間割に戻り、「日常」が始まります。一方で、夏休みの終わりを逆算して、夏休み明けに向けた心の準備をしている人は少ないようです。つまり、スイッチを切り替えるように、「夏休みの自分」から、「日常の自分」にカチッと急激にココロとカラダを入れ替えないといけません。この切り替えを負担に感じる人は多いのかもしれません。
新学期初めの1週間くらいは、半日登校にする。など、学校側が配慮し、じわじわと日常に戻っていくようなカリキュラム構成にできると、救われる人は多そうです。

2:繋がりたい時に繋がる体制

全然繋がらない電話相談窓口のホットラインや、レスが遅いチャット相談。普段でそうなら、夏休み終わり間近の殺到する時期はもっと死活問題になるかもしれません。過去のデータから算出するなどし、相談が増加傾向になる時期には、より手厚い対応ができるようになると、救われる人は増えるのでは。という意見。話を聞いてくれる、でも、意見を押し付けてこない、そんな方に思いを共有できると、心が楽になります。欲しいのは、思いの共有であり、対話ではない、というのも興味深い意見でした。

我々にできる動きは?

1:イベント終了後の雑談の中で、一昔前は三学期制が大半であったかと思いますが、最近は二学期制の学校も増えており、その二学期制の学校は、長期休み明けに1週間ほどは半日登校が続くようだとの意見を頂きました。

学校側に新しい選択肢として、『半日登校の期間=「日常」に戻るための猶予期間』の価値共有と、その導入を提案する。

それを用意するか否か、どれくらいの期間用意すると効果的なのかなどを、二学期制の学校と三学期制の学校との、長期休み明けの子どもたちのメンタルの動きや不登校者数などの比較を行う、子どもたちにアンケートを取るなどして情報整理し、数字的な説得力を持たせた上で各学校に提案、検討してもらう。

2:より身近なツールを用いて、「相談」の選択肢にどのようなものがあるか、その情報をきちんと得られるようにしたい。

「今誰かにつながれば乗り切れる人」が、「とりあえず話を聞いてくれる人」と「今」繋がれるサービスやサポートの情報整理&発信を行う。

〜前半まとめ〜

9月1日の迎え方。

私たちにできることは、限られていますがゼロではないのかな。

面白いグループセッションを通じて、いくつかの提案が整理できました。

今後、具体的な動きができないか、時間は必要かもしれませんが、前向きに検討を進めていきたいと思います。


vol.2に続く。










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きょうへいちゃん(吉本恭兵)

CEO of LuckBook Inc. /海外にいながら日本の高校卒業資格を取得できる教育サービス「+Plus-Degree(プラスディグリー)」を世界で展開 /「ひきこもり先は、世界です」/不登校や留学や海外生活での進級・進学の不都合に、新しい選択肢を!
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