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「国の借金(国債)」を簡単にまとめてみた

はじめに、マクロ経済学、現代貨幣理論(MMT)を下に考えているまとめ方です。

国債とは国が資金を調達する為に発行する債券のことです。

これを説明するにはまず日本銀行という特別な銀行の存在を理解する必要があります。

僕ら民間人は普段UFJとかみずほとか三井住友とか民間の銀行を利用してますよね?

それと同様に、国が利用する銀行を日本銀行というのがあります。
銀行の王様みたいな存在です。
お金をいくらでも刷れる銀行です。

国が国の為にお金を調達しようという時に、国債を発行して資金調達します。
株券みたいなやつです。
それはみんな買えるやつで時期が来たら国がちゃんと金利分も上乗せして返しますよというものです。
国債=国の借金と表現する人が多いのでその方がしっくりくるかもしれません。

借金の額がどんどん大きくなる事を財政赤字と言います。

よく耳にするのが、財政赤字だ日本はヤバい!破綻する!という声。
ここが大きく間違えていて、日本は自分の国で自ら自分の国の通貨(円)を発行出来る国なので財政破綻しません。

ここで何にも知識が無い人でもよーく考えてほしいのが、自分の国でお金を刷ってお金を循環させてるわけですよね?市中消化と言います。

逆に今財政赤字が500兆を越えていますが、どうしたら「破綻」すると考えていますか?
1000兆超えたら日本が爆発して消えて無くなる?
そんな事ないんです。

例えば自国で通貨を発行していない、ユーロを通貨として使っているギリシャとかは財政破綻しましたよ。
ユーロ加盟国であって別にギリシャでユーロを発行してるわけじゃないので財政破綻の可能性はあるという事です。

ここで誰しもが疑問に持つ、或いは1度は考えた事があるのではないでしょうか?

何故、日本銀行はお金バンバン刷らないの?
そしたら俺らお金持ちになるし貧困で自殺者とかも減るじゃん!と。

ほぼほぼ正しい考えです。

それを更に詳しく知るには、インフレとデフレについて知らなければなりません。

デフレって聞いた事ありますよね?
今現在の日本の状況です。
僕は今31歳なのですが生まれて物心がついた頃からデフレ(不況)しか味わっていません😂

デフレとは要はみんなお金が大事だからと言ってお金を使わなくなる事、つまりモノを買わなくなる事、それは経済が滞る事を意味します。

シンプルに言うと、お金の価値が高くてモノ(物価)の価値が低い事です。

みんないざと言う時の為にお金を貯め込んだり無駄にモノを買うのやめようと思いますよね?
それは即ちお金の価値が高まっていると表現します。

それが20年以上続いているのが今の日本です。

インフレはその逆です。

で、今はコロナの件で給付金関連が話題になっているのでそちらを例に説明します。

国が国債を発行し、日本全体にお金をばら撒きます(給付金)
これは国としては財政赤字が増えた、となりますが、市中消化はどうでしょう?

民間企業にお金が入ってきて預金通帳開いたら預金が増えていますよね。
要は潤っていると言う事です。

じゃあこれを続けたらどうなりますか?

国の借金がどんどん増える(財政赤字が大きくなる)度に僕らは潤うわけです。

お金が増えたら皆さんどうします?
車買ったりブランド品買ったり旅行に行ったりしませんか?
つまり経済学的な言い方をすると、モノの価値が上がってお金の価値が下がると言います。

これがインフレです。

今言った流れをまとめるとあれ??ってなりませんか?

財政赤字、即ち国の借金が増えると財政破綻をすると思い込んでしまっているんです。
まず最初に言った理由から日本は財政破綻はしません。
むしろインフレになります。

経済学者達が言うのはインフレになり過ぎる事を懸念しています。

いわゆるスーパーインフレとか。

ただ良く考えてほしい。

今デフレ脱却しようとしてますよね日本。
僕らは貧乏で痩せ細ってる状況なのに、財政赤字を増やしてお金ばら撒いて、栄養与え過ぎた国民が太ったらどう責任取るんだ!っていう理論なんですそれは。

いや太る前にじゃあ調整しろよと。
むしろ20年以上デフレで不況だ不況だって痩せて困ってるのに太る心配してんなよと。

え、じゃあなんで国と日本銀行はそれをやらんの!?
ってなりますよね。
理由は僕にもわかりません。
バカなんですかね?

太る心配してる癖にデフレ真っ最中の中更に消費税増税を実行してましたよね。

じゃあ太り過ぎるなと思ったら今度は世の中のインフレ率をしっかり見て基準値を決めてその時消費税を上げ下げすればいいじゃないですかと。

消費税っていうのは何も国がお金を調達する為に存在してるわけじゃなくて、お金とモノの価値のバランスを調整する為に存在するものだと考えています。
それらも現代貨幣理論の考え方です。

だから良く国の借金が国民の借金でいずれ返さなきゃいけないものなんだと未だに洗脳されている人がいますが(今はもう少ないですかね?)、それは大きな間違いです。

文章にまとめると簡単に説明してもこれだけ長くなってしまいます。

ポイントは
・日本は自国通貨を自国で発行出来る国
・日本は財政破綻は有り得ない
・国債は国民の借金ではない
・財政赤字はインフレを引き起こす
・消費税はお金と物価の価値の調節機能を果たしている

です。
気になった方は文面よりかは、YouTubeとかで映像で説明されている人のを見てみた方がわかりやすいと思います。
お金についての理解が深まると、今後どの政党が政権をとった時も政策についての文句や愚痴の質が向上するかと思って僕も勉強しています。

読んで頂きありがとうございました。

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