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隙間時間にも子どもをワクワクさせよう!水平思考クイズ

長い休みの後・・・
年々切り替えに重みを感じるように・・・

と思ったら違いました!
永遠の27歳ですからね!笑

全く落差など感じません♪……(o_ _)oパタッ


共育LIBRARYへようこそおいでくださいました✨

教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌

どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。

共育LIBRARYりょーやん、元教師です。


あなたは『羊たちの沈黙』という
映画を観たことがあるでしょうか?

有名な映画なので、
観たことがある人もいるでしょう。

ではジャケットの画像は覚えているでしょうか?

これですね。

ジャケット画像

この画像をみて、通常の感覚なのか、
異常な才覚の持ち主かが分かるそうです。

通常の感覚であれば、

「ああ、蛾の上にドクロのマークがあるな」

で終わる。

しかし、異常な才覚の持ち主は、
さらに奥へと進む
そう。

よく見ると、ドクロの中は・・・
人間のある様子が描かれています。

このような、
一見気付いていそうで意外な盲点がある指摘に
人間は驚きや好奇心を抱きます。

FBIの心理テストで

母の葬儀に来たある参列者に
姉妹が揃って一目ぼれをしました。
そしてその数日後に妹が姉を殺害してしまいます。
なぜでしょうか?

といった問題があると聞きます。

答えは

姉の葬儀で、もう一度
その方と会えると思ったから。

というもの。

シリアルキラーのような、
通常の思考と違う考え方をもつ者を捜査する上で、
必要な思考法
なのだそうです。

そんなFBIの試験にも使われているクイズに、

「水平思考クイズ」

というものがあります。

これは子どもはめちゃくちゃ熱中します。

正直大人でも分からない人は
分かりません。

そして、
テストができる子どもが正解するわけでもない。

だから面白い。

筆者は、お楽しみの時間や
授業が早く終わった隙間時間なんかに
こういったクイズを出していました。

そんなちょっとした空き時間にできるクイズを
紹介していきますね。

(こわいものはほとんどありません。5問目だけは人によってはこわいかもです・・・)



⓵かごの中のリンゴ

部屋の中には
リンゴが6つ入ったかごが置いてあり、
女の子が6人いる。

女の子たちは
1人1つずつリンゴを取っていったが、
全員がとり終わっても
かごの中にはリンゴが1つ残っている。

なぜだろう?

とてもシンプルな問題ですね。

教室であったらならば、
黒板に問題文を書いた上で、

「答えが分かったら先生の近くでそっと教えてください」

と言います。

何度チャレンジしてもOK。

すると次々と子どもがくる。

「誰か1人は取らなかった」
「誰かが返した」
「食べちゃった」

などなど色々な答えが出てきますが、
問題文を捻じ曲げることはできません

こういうクイズを、
通学団指導が終わった
ちょっとした時間にやっていたので、

放送が入って運動場に集まるときに
子どもたちに追跡されます。

「先生、この答えじゃだめ?」
「ヒントちょうだい!ヒント!」

しかし、筆者は淡々と

「さあ、放送がかかったから並ぶよ~」

と言うと、

「ええ~!!」

と色々な学年の子どもたちに責められます。笑

そして、校門の近くで別れるときに、
そっと答えを教えてあげたりしていました。

答えは、

最後の1人はかごに入れたままりんごを取った。

というものです。

あなたは分かったでしょうか?

これが分かる人は、
相当人間の盲点をつく考え方ができる人。

特殊捜査なんかに向いているかもしれません。


⓶双子の赤ちゃん

2人の赤ちゃんが同じ年の同じ月、
同じ時間に、病院で、
同じ母親から生まれました。
でも2人は双子ではありません。

なぜでしょうか?

これは、分かる人は分かるかもですね。

子どもの中にも、
数人正解した人がいた気がします。

注目すべき内容は、

「2人」「双子」

でしょう。

ここに捉われすぎると、
思考の迷宮に入ってしまいます。

正解は・・・

その赤ちゃんたちは、
三つ子のうちの2人だった。

答えが分かれば簡単。

でも、なかなか思いつかないんですよねぇ・・・


⓷エレベーターを降りる男

あるマンションの10階に住んでいる男がいます。
男は1階に行く時はエレベーターを使うのに、
10階に上がるときは、なぜか、
エレベーターで7階に一度降りてから、
階段で10階まで上ります。

なぜでしょうか?

子どもたちから出るのはこんな意見です。

「7階までのボタンしかないマンションだった」
「男は運動がしたかった」

などなど。

しかし、不正解。

ヒントなしで正解した子は
いなかったかもしれません。

ヒントは「男」という表現方法です。

正解は・・・

男というのは子どものことで、
上りのときは背が届かず、
7階までのボタンしか押せなかった。

ということになります。

ちなみに、
筆者も水平思考クイズはなかなか解けないタイプです笑

こういうのをパッと解ける人は、
どういう思考回路をしてるのかな~と
気になりますね。


⓸トラックの運転手

あるトラックの運転手が
一方通行の道を逆走してしまい、
その姿を警察に見られてしまいました。
けれども警察からは何も言われませんでした。

なぜでしょうか?

これは不可解ですね・・・

一方通行という交通ルールが通じる学年なら、
クイズを出題することができます。

「本当は一方通行じゃなかった」
「警察は実はアイマスクをしていた」

・・・前提は崩せないのだよ、君たち。笑

これも1人ぐらいは正解者がいたかもしれません。

正解は・・・

トラックの運転手が自分の足で
一方通行の道を逆走していた。

言われてみれば、
「ああ~」
となるんですけどね!笑

さて、最後の問題はちょっと難し目ですが、
1番盛り上がります。


⓹天国と地獄への切符

これは難問ですが
ぜひとも正解を知っておかねばとなる問題です。

あの世へと続く道には、
天国と地獄への別れ道があるといわれています。
今回の問題はそんなひょっとしたらのお話しです・・・

天国へ続く道と地獄へと続く道の分かれ道があります。
ただ、どちらが天国で、
どちらが地獄なのか分かりません

分かれ道の前には、それぞれ地蔵が立っています。
地蔵に質問をして、天国へと続く道を見つけてください。

【質問のルール】
① 質問は1回しかできません。
② 一方の地蔵は、どんな質問にも必ず正直に答えます
③ もう一方の地蔵は、どんな質問にもうそをつきます
④ どちらの地蔵も、「はい」「いいえ」でしか
  質問に答える
ことができません。
⑤ 地蔵の見た目は同じで区別をつけることができません。

さあ、天国へと続く道を見つけるための
「たった一つの質問」は何でしょうか?

イメージ図はこんな感じです。

これは難しいので、
よく遠足のオリエンテーションなんかの
ミッションとして取り組ませていた記憶があります。

班で協力をして、
解くことができたらスタンプゲット
みたいな感じです。

もちろん、
ヒントカードとかも用意して、
何枚ヒントカードを使ったかで
得点が変化するみたいな工夫もしていたと思います。

最大のヒントは、
「もし〇〇なら」で始まる質問文を使うことです。

正解は・・・

もし、「こちらの道は天国ですか?」と尋ねたら
あなたは「ハイ」と答えますか?

この尋ね方をすると、
どちらの地蔵に尋ねたとしても、

地獄に続く道の場合は「いいえ」
天国に続く道の場合は「はい」

という答えが返ってきます。

こんがらがってしまう人は、
紙に実際に右が地獄と仮定して・・・
と書き出すと分かりやすくなると思います。

答えを知らないと
安心して眠れないですね!


まとめ

いかがだったでしょうか?

クイズを出すといっても、
一味も二味も違うクイズを出すと、

「この先生が出してくる問題は何か違う」

となり、
子どもたちは楽しみにするようになります。

現に、通学団の担当をする子どもたちも、
学年やクラスが違っても、

「先生、またあの面白いやつやる?」

みたいな感じで尋ねてきていました。

そういった、
ほんの少しの隙間時間ですら、
子どもの心を動かす活動を行っていけば、
知的で好奇心溢れる子どもに育っていく
でしょう。

少しでも、
面白いと思っていただけたら幸いです。

この記事で紹介した水平思考クイズは
子ども向けの簡単なものがメインです。

他にも色々と難しいものもあるので、
興味のある方はネットで検索してみてください。


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(2024.5.5~5.11)

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【月曜日】
📒国語力の出発点に迫る!我々の「読む」はどうやって形成されるのか?
【火曜日】
📓《教育⑤》今週の1冊 from library
📒隙間時間にも子どもをワクワクさせよう!水平思考クイズ
【水曜日】
📓教師の終身雇用崩壊の可能性
【木曜日】
📒分かる!忘れない!「地政学」を社会科に取り入れるべき?
【金曜日】
📓リーダーは「育てる」ものではない
【土曜日】
📓《note論》なぜ多くの人が共同運営マガジンの運営者になるのか?その方法は?
📒関係者だけが知っている「教務主任」の仕事の裏側
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