■特徴


配当金が発生しない
(金価格の上下で損益が発生することはよくある。)
そのため、好景気などで株式に投資が集中する時、反比例で金の価格は下落傾向にある。(株式の方が高いリターンが期待できるため。)
逆に、不況や地政学リスクの上昇・特定の通貨不安で株式・国債への不安が高まり、投資が減っている時というのは金に投資されていることが多い。

大きく乱高下しにくい。
(勿論、他の投資対象と比較して安定性がある。)
そのため、リスク分散先の一つとして現金と金に分けて保有することが多い。
新しく株式や国債を買いたい、となった時に金を現金化して、対象の株式・国債を買うというのはよくある手法。

金という現物そのものに価値がある。(美しい・腐らない)
現金はただの紙切れ。その紙切れが力を持っているのは、その紙を発行している国家への信頼があるから。
紙幣というのは「国家への信頼」というのが前提に成り立つ仕組みである。
金は、誰からの信頼を得なくても、それ自体に価値がある。これは現金との違いだろう。

販売価格よりも買取価格の方が少し安い。

これらの特徴を考えると、利鞘を得るためというよりは、株・不動産・国債などに使わないお金を置いておくという目的になる。

■上昇する場面


不況・地政学リスク(戦争)の上昇・特定の通貨不安

例えば、米国バブルの崩壊(2000初期)・同時多発テロ(2001)でドルへの信頼が下がった時、金の価格は上昇している。

2022年〜現在
ウクライナ危機でアメリカにあるロシアの資産を凍結した。
これは米国の意見に反すると米ドル建て資産が使えなくなることを意味している。
これにより米ドル保有リスクが顕在化され、金や其他の通貨に資金流出する流れが発生した。
実際中国は金を買い増している。その他の国も同様に金を購入している。(脱ドル)

■下落する場面

金の供給量が増える。
景気が上向きで株式・国債への投資が高まっている時。
地政学リスクの低下。

■どこで買うのか


ETFにしとこう。
手数料が0.4%と格安。
現物は紛失のリスクがある。
純金積立は手数料が高すぎる。

■参考にさせていただいたサイト


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