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えーと、才能ない人は発展途上国にいくのがいいかも?って思ったバレエ

初めてみるのだが、キューバ国立バレエ団である。

ちなみに私は、日舞と社交ダンスをちょっとだけやっていて、バレエはやったことがないが、よく見るほうだ。
なので、日本に来る一流バレエ団は見慣れていて、中堅のところはあまり知らないのだが、たまにネットニュースで、アメリカの田舎のバレエ団とか見ると「ううーん・・・客こねえよなあ・・・」って思うのだ。要するにあまり上手でない。なるほど、日本人のバイヤーって眼が越えていて、二流バレエ団は日本には招待しないんだわ。

一流バレエ団、たとえばフランス オペラ座バレエ団、英国 ロイヤルバレエ団、ロシア ボリショイ、マリインスキー、アメリカだとABTとかが世界のトップグループで、金を稼ぐのにちょうどいいので、よく東京公演はする。京都、大阪、福岡、名古屋、仙台あたりは巡回することが多い。
なので、都内近辺に住んでいると1時間ほど電車に乗って、1万円ほど払うと世界の超一流バレエ団を見れるのだ。ありがたいありがたい。

さて、キューバ国立バレエ団である。


個人的感想だ。
(国立バレエ団なので、キューバとしては国内最高峰と思われる。)

えええー、太ってるよ、ダンサーさんたち、わりと全員太ってる。
さらに技術の拙さもあって、回転やジャンプなどが重たい。
足あがってない。
男性、こんな太いバレリーナを担ぐの大変だぞ。でも、慣れているのかなあ? 平気そうだったが。
男性もジャンプ低い。
(100年前のバレリーナで、痩せてるけど背中に微妙に肉がついている人がいて、今のバレリーナってすごい細いので、びっくりするが、その昔のバレリーナと比べても、微妙に小太りである・・・。びっくら!)

うーん・・・よくわからんが、国際バレエコンクールとかで、発展途上国の若いダンサーが優勝することってぜんぜんない。
ローザンヌで、モンゴル人のジュニアバレリーナが昔踊っているのを見たことがあるが、当時はあの辛口校長先生が評価するので、わりとぼろくそだった。かわいそうにと思うが、コンクールなのでしょうがない。
まあ、正直素人目にもわかるくらい、別にうまくはなかった。競争倍率として足切りされたのには、合格したが、トップグループの入賞者たちとは、確実に比べて下手だし、衣装もださいし、先生の指導もよくないんだろうなあと思ったのだった。
(でもまあ、きっとモンゴル国立バレエ団では活躍できるだろうとは思う。100年前は日本もそんなかんじで、指導してくれる先生があまりいなかったのだが、恐ろしいことにロシア人の先生が数名、100年以上前に日本で教えていたのだ。)

ついさっき、ご紹介したウクライナのバレリーナと比較いただくと、スキルレベルや体形の違いがわかる。
バレリーナだって、「おなかすくよう。ダイエットしないと男性ダンサーに負担を与えるから太るとだめなの」という話なのであるが・・・キューバのダンサー、太ってるなあ。いや、まじに。でもまあ、現地の中ではまあまあ痩せているほうなんだろうなあ。

うーん・・・世界的演目「コッペリア」なんだけどさあ、やっぱりコッペリアは白人が踊ってこそ、ぴったりだなあ。
まあ、ぎりぎり日本人とか中国人までだろう。痩せてるし、あまり色黒の人はおらん。

見た目にあった、演目をやるっていうのも大事だよなあって思った。
もうちょっとやせて、ドン・キホーテとかすると、スペイン人の話だから、肌が浅黒く手も違和感がないよ。まあ、逆にいえば、北欧人ダンサーがドン・キホーテは、やりにくいよなあ。南欧だもん。
というか、国立バレエ団なんだから、自前でキューバの話で新作を作ればいいのに・・・。
(まあ、これはアメリカの黒人にもいえるのだが・・・。黒人が一番かっこよく見える演目とかストーリーとかってあるんだよおー。ブラックファラオとか、弥助とか・・・。)

あと、ダンサーは痩せないと回転が遅くなるし、ジャンプも「どっすん」みたいになってよくないのだ。


ちなみに、これは日本人の少女がローザンヌ優勝した演技だ。
足の上がり具合、回転の速さ、優雅な手の動かし方など、実にトップクラスだ。優勝とか準優勝でぜんぜん問題ない。

今は、ハンブルグバレエ団のプリンシパルだ。
ハンブルグバレエ団は、パリ オペラ座ほどではないが、ちゃんとした一流バレエ団で、面白い演目もやる。モダン系のとか強い。
これが、最近の踊りらしいが、足が160度くらい十分あがっていて、実に訓練の賜物である。素晴らしい。どこに出しても恥ずかしくない。


これは、「Shall we dance?」で有名になった草刈民代さんだ。引退しちゃったけども。美しい美しい美しいーーー。きゃー。

https://www.youtube.com/watch?v=-BLPnf64XDE


20世紀最高の「瀕死の白鳥」はマイヤ・プリセツカヤさんなのだ。
もう腕が白鳥。動きもすべてが芸術。百年に1度の人。


うーん、やっぱり上を目指さないといかんなあと思ったけども、日本国内ってレベル高すぎだから、「鶏口となるとも牛後となるなかれ」と思っている人は、発展途上国でトップになってお金を稼いでもいいじゃない。
(問題は、発展途上国でも努力して一流になった人や突然の天才は出てくるので、それに日本人で負けていたら、めちゃ恥ずかしいってことなんだけど・・・。その場合はまあ、レッスンプロとか、趣味でやるだけっていうのでもいいので、気にしない気にしない。それで死ぬことはないよー。)

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