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日本の出版社は奥が深い。鳥影社

あの本、読んで参考文献に書かないとと思って、たまたま出版社のHPをみたら、ここ、ちょっと面白い出版社です。
たとえば、学術本って専門家、たとえば大学関係者くらいしか読まないです。初版の部数も1000部とか2000部です。5000行ったら部いったら、すごいです。
しかし、そういう少部数でも、頭金をいくらか払ったら出版してくれて、ちゃんと流通に流してくれて、下手したらAmazonで「ベストセラー」になったり、中堅部数として1万部くらい出たりします。


相談はこちら。
うーん、自費出版で130万円って、他より半分くらいに思います。よそは250万円が相場らしいですが、なんと、書店への宣伝で100万円以上いってしまいます。書店が減っていますので、今は本屋さんへのは大変なんです。


学術系だけど、内容を学生さんなどに広く読んでもらいたいなどは、いいんじゃないかなあと思います。教授の場合は、たとえば1年のうち 100人学生に教科書として「買いなさい」と言える場合は、毎年100部ずつ売れるので、10年で1000部回収できます。
でも、ほら、助教とか大学講師くらいだとクラスを持てない場合も多く、教授のように「絶対買ってね」ともまだ言いにくいです。

うーん、そういう立場の人はいいんじゃないかなあ。

私、この本買ったけど、面白かったよ。
2022年だけど、重版出来してるみたい。3刷りだから、1000部ずつとしても3000部なので、無名な作家さんからみたら、十分健闘していますよ。
宣伝費もあまりないわりに、重版とは立派です。


AI,脳科学、生物学、心理学など幅広く研究しております。 貴重なサポートは、文献の購入などにあてさせていただきます。 これからも、科学的事実を皆様に役立つようにシェアしていきたいと思います。 ありがとうございます!!