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ドヴォルザーク三昧

今月3回目のサントリーホールは、ドヴォルザークの演奏会でした。マエストロ・ビシュコフがチェコ🇨🇿フィルを率いてオール・ドヴォルザーク・プログラムを日本で4(5?)公演。
今日は東京公演の2日目で、演奏曲目は
・謝肉祭
・ピアノ協奏曲
・交響曲7番

ビシュコフはパリ管の音楽監督だった時代にSalle Pleyelで聴いて以来です。パリで人気だったマエストロ、変わらず素晴らしい!嬉しい!そしてチェコフィルの華やかでパワフルな音楽も良かったです。

全く有名ではないドヴォルザークのピアノ協奏曲。私は音源なども聴いたことがなく、生まれて初めて今夜聴きました。ソリストは真央君でしたが、これがどハマり曲で快演、大成功で素晴らしかったですー!

「え、ここでハ長調?恥ずかしい…」とか、「同じリズムのリピートばっかりでちょっと気恥ずかしくなる…」とか、「この民族っぽい感じ、こんなやって大丈夫?わたしハズしてないかな?」etc.
未熟者だったら若干引いてしまうような民族色の強い曲ですが、全く恥ずかしくならずに「コレだー!」と思いきりノリ良く弾いたり、たっぷり叙情的に歌ってみせたり、どの楽章もとにかく表情が豊かでした。この難しい音楽(他国の伝統ですからね…)を自分のものとして、オリジナリティを引き立たせつつの、真央君自身の資質も存分に発揮した演奏に会場は(大)興奮を共有しました。

現在24歳ということは、身体的な面では今から数年はおそらく何の恐怖や不安もなく、一番思い通りに弾くことができる時期でもあるだろうな…と思ったりして、鮮やかな音色や見事な弾きっぷりも心ゆくまで堪能してきました。

そして渋谷。仮装した人たちも歩いていて、そこそこハロウィンぽさを感じましたが、混乱は起きていなかったしバスの混雑もなかったので無事に帰宅できました。

ブラームス一番、リサイタル、そしてドヴォルザークと続いた真央君の怒涛の日本公演はあと一演目あって、ハーゲンカルテットとシューマンquintette。



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