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Bali旅行2014

•初のバリ島へ!
少し遅めの夏休み、ヨガ・リトリートでずーーっと行ってみたかったバリ島に行ってきました。
初めてのバリ島、初めてのの東南アジア!出発前から期待でワクワク。
バリは「浄化の島」とどこかのキャッチフレーズで聞いてことがありましたが、抱えていたストレスや日常のどうでもいいことはすっかり島が吸い取ってくれたようで、身も心も入れ替わるような体験でした。
今回はヨガスタジオの先生とバリ・ツアーズさん企画のリトリートで、バリ島西にあるムンジャンガンとウブドで4泊6日という旅行に参加。
デンパサールの空港についてツアー会社のガイドさんに会うなり、バリ島が初めてだと伝えると、
『え〜〜〜初めてのバリでムンジャンガン!?
大丈夫かな〜〜〜??
地元の人でも滅多に行かないし、一生で一度しか行かない場所だと思うので、皆さん楽しんで下さい☆』
とおっしゃるので、どんな所なのかといきなり不安になりました!!
空港から山を越え谷を超え、細いガタガタの道で車に揺られること4時間、ようやくムンジャンガンに着いたのは夜中0時をまわっていました。それから、ベジタリアンディナーをいただいて、天蓋つきのベッドで虫や動物の声をBGMに熟睡。。。普段はどこにいても寝付きが悪く、特に旅行先では常に寝不足気味。それが、バリではどういうわけか毎日5分でコトンと眠りにつきました。ヨガクラスが朝の6時15分から2時間あるので、夜は疲れきっていたのかも知れない。
どこかにヤモリがいるみたいなんだけれど、日本のような可愛らしいサイズではなく(らしい、見てない・・・)、鳴き声も大きい。
夜中に突然
「ゲッコー ゲッコー ゲッコー・・・」と、8回くらい鳴くのです。。。

•バリで温泉に入る
ムンジャンガンのリゾートホテルは温泉が沸いて、日本の硫黄の香りが漂います。源泉の温度が45度だそうで、露天風呂でちょうど良いお湯加減でした。朝起きたら、温泉にドボン、プールの後にドボン、ヨガの後にドボン、と、なぜかバリまできて温泉三昧。リゾートの周りはマングローブと海以外は何もなくお店もないので、ひたすら温泉や海に面したプールに入ったり、ヨガシャラやSPAにいました。敷地内にはサルや猫もいて、大自然いっぱい!という感じ。
でも、ゴチャゴチャした街よりも海に囲まれ植物や動物がいっぱいのジャングルの様なリゾート地の方が好きなので、ガイドさんの心配をよそに初バリでムンジャンガンでも大満足、バリの自然を満喫できました。バリの建物は屋根はあるけれど壁があまりなく、寝室以外は常に半野外で過ごしていましたが、季節は乾期でしたのでそれも快適でした。

 船で30分かけて行った無人島の「ムンジャンガン島」は、人は住んでいないけれど寺院がたくさん建っているので、神様だけが住んでいる島と言われているそうです。
この日は風が強く波が荒くて島に船をつけられなかったので、島のできるだけ近くまで行ってもらい、海にぼちゃんと降りて自力で島に行きました。一緒に行ったほとんどの人はシュノーケリングをしたのですが、インド洋に「ドボン」なんて、怖くてとてもとてもムリでした・・・でも、お魚はたっくさんで水族館のようにキレイだったみたい。

朝はモーニング・ヨガの後、海を見ながらのロケーションで朝食を取ります。もの凄いボリュームで残ってしまうのだけれど、果物が美味しかった(メロン以外)

ムンジャンガンに3泊して大自然を満喫したあとは、再び車に4時間乗って、市街地ウブドを目指しました。
移動中の車の中では、日本語ぺらぺらのガイドさんがヒンズー教の家とイスラム教の家の違い、現地の人の生活習慣、これまでのバリ島の歴史などを教えてくれました。バリではヒンズー教徒が一番多く、その次はイスラム教だそうです。もともとはヒンズー教が根付いていたところにオランダによる植民地支配が始まり、キリスト教徒のオランダ軍と戦うためにイスラム教に改宗した人たちもいるそうです。
また、バリ島では「チャナン」といって、道のあちこちにお花のお供えがあるのを目にします。
バナナの葉で作ったお皿に、ブーゲンビリア、チュンパカ、くちなしなどの色とりどりのお花をのせ、各家庭、各店舗の入り口に置いてあり、バリの街をカラフルに彩っています。
バリ・ヒンズーでは「神様」と「悪魔」の存在は隣り合わせと考えているので、悪魔が悪さをしないようにと、神様に拝むのと同じように悪魔にもお供えしてお祈りするそうです。街を歩いていると、ガムラン音楽や祈りの声が聞こえたり、人々の信仰が深い所だと感じる様々な光景に出会います。

ウブドに向かう途中、不思議な木があるという山の中のスピリチュアルポットを訪れました(写真上・Chihiro先生と)。
かつてバリで伝染病が流行りたくさんの死者が出た際に、この木のある場所でウィルスの拡大を食い止められたとのこと。その時のことをバリの人たちはいまだに教訓としていて、木の向こう側には人が住んでいないそうです。植物や自然には不思議なパワーがあるんですね。

観光で訪れたサヌールのビーチでは、地元の人が魚をとっていました。
ヒンズー教では、人が亡くなると魂は肉体から離れると考え、火葬して海に灰を流します。霊は天に帰り、格家の庭に建てられた小さなテンプルで祖霊として祭られ、いつかまた子孫として生まれ変わると信じられているそうです。
みんな口々に「私も海に流して欲しい〜〜!」
と言っていました。私も墓石の下より、海の方がいいな。
できればバリの!

さて、ウブドに着くとホテルのお部屋がアップグレードされていて、プライベートのプールとテラスのついた素敵なヴィラに案内されました。一泊なのが本当に残念なくらい、テラスからの眺めも良く風が気持ち良かったです。着いて早々スパに行き、ホテルでご飯を食べて翌朝のモーニング・ヨガに備えます。

見渡す限り田んぼ・ビューの「ライステラス」。
ウブドでの最後のヨガはこれまでで一番ハードな2時間でしたが、バリでの毎日の積み重ねの成果なのか、不思議と集中できて体が動きました。東京ではなかなか予約がとれないChihiro先生の指導を毎日受けられてとっても贅沢でした。
Chihiro先生は、ただ体を動かして難しいアーサナをとるヨガではなく、それぞれの人の内側から少しずつ変化していくことを大切にした指導なので、時間がかかっても着実に体が変わっていくと思います。日々、ヨガのプラクティスを通して自分の内側に起きているにことに目を向けることが、ヨガを続けることの意味でもあると思いました。それは、一生続くピアノの練習にも共通しています。

東京のスタジオでは味わえないような、自然の中でのヨガ。
視線の先はどこまでも木々の緑が広がっているので、バランスのポーズもヨレヨレせずにしっかり安定します。大地にがっしり足がついている安心感があるからかも知れません。そして、「できない」とか「痛い・・むり・・・」といったネガティブな気持ちは沸いてこないのが不思議。昨日との違いを自分の内側で冷静に観ながら「今日できるところまでやってみよう」とポジティブに思うので、自然と余分な力を手放して体が動くのです。。。と、万年ヨガ初心者の私でもいろいろと違いを実感して、日本に持ち帰りました。
そしてもう一つ良かったバリからのお土産は「早寝早起きの習慣」。
ムリせずに、バリ島での6日間の中で自分自身が感じられた少しの変化を、東京での生活でも大切にしていきたいと思います。
またいつかバリに行きたい。


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