美わしか

広がりながら満ちてゆく

緑の額縁の中。
風が、今日も気持ちよさそうに刷毛を動かしてます。

やまびこ

夕暮れの町のうえには
今夜も月がふたつ

さようなら
またあした

この時間
町はきれいなシルエットになって
折りたたまれる

じゃばらに連なる人々が
影絵になって 一列に佇む

夕闇の筆に撫でられて
すべてが一枚に連なった

遠くから眺めてみると
それは山脈のようで

思わず
おーいと声をかけると

その声は 私に向かってこだまするのだった

#ことばの焚き

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‪道路の上にいつしか出来た‬
‪みどりの道‬

‪こっちを歩く生き物たちの道は
深いだろう ‬

‪道が険しいぶん ‬
‪自分で考えながら‬
‪一歩一歩進むのだろう ‬

‪どちらの道にも同じだけ ‬
‪太陽がそそぎ‬
‪雨がふる‬

‪互いに進みながら‬
‪同じ風に吹かれ‬

‪それぞれに‬
‪違う景色をみているのだろう‬

いちねん

真鶴の友人が旅立って、昨日で一年。
休みをとって会いに行ってきた。
岬は澄み渡り、夏の青い風が吹いていた。

お大師さまのお誘いで、配られたお経を集まった皆で読み上げた。
その響きが終わる頃、友人をふわりと空へ見送ったような気がした。
人の声の力は、生きてる者の命の力なんだなと思った。

真鶴のきれいな魚たちをおみやげにもらって、湯河原へ帰った。
今朝みても、まだつやつやしていて目が覚め

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遠足

わたしは毎日
わたしに会いに行く

わたしは毎日
わたしをこわがる
わたしをせめる

わたしは毎日
わたしをはげます
わたしをしかる

わたしは毎日
わたしをあるく

わたしは毎日
わたしをあいする

珈琲豆を2粒、ポケットに入れておくと、綺麗な鳥に出会えるでしょう
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