見出し画像

ソニータ

大丸百貨店SDG'sイベント、シネマ祭で観覧できるドキュメンタリー映画を仕事帰りに観ました。前回のバベルの学校もそうですが、今日の「ソニータ」もまた考えさせられる映画でした。

アフガニスタンから7歳の時にイランに逃げて難民として11年、姉とともに生きているソニータ。ラッパーになる夢をみて歌っていますが、アフガニスタンの慣習でお金のために結婚させられそうになります。そのお金は兄が結婚するための相手に払うお金になるのです。
イランの支援サポートスタッフが、アフガニスタンからきた母親を説得しようとしますが、兄が必要な9000ドルを払ってくれるなら連れ戻さないといいます。また、半年延ばすなら2000ドルくださいというのです。。
母親が娘を人身売買するシーンで、やり切れない思いになりました。
だけどそれはこの母親が悪いのではなく、アフガニスタンの慣習なのです。母親もそうやって結婚させられました。ソニータの周りの友達も、妻子ある人と結婚させられたり、嫌だというと家族に殴られたり。。。ソニータも結婚するしかないのか。。夢は実現できるのか。。

2017年公開のこの映画ですが、ソニータがパスポートを取るために行ったカブールでは、自爆テロが起こり、空は戦闘機がグルグル回っていました。2021年、いま、アフガニスタンはさらに厳しい状況なのでは。。

同じ2021年を生きていてこんなに違う世界がある。日本に産まれて、ここで生かされている意味を考えます。
バベルの学校での先生、ソニータのイランの支援サポートセンターのスタッフ、その立場からのサポートスタンスにいつも頭が下がります

私の文章が薄っぺらすぎて伝わらないかと。。。
どうぞソニータ、観てください

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?