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『細野不二彦短編集』2,3 細野不二彦

お盆に実家に帰ったら「読む?」と母から言われたのでありがたく読む。彼女は『ギャラリーフェイク』が好きなのだ。私も好きだけど。1巻がなかったらしいので、2巻と3巻。

『ギャラリーフェイク』の細野不二彦さんによる短編集。私は一時期、骨董屋に勤めていてその時に勉強を兼ねて読んだのが『へうげもの』と『ギャラリーフェイク』。(私は何か新しい知識を入れようとするときはまず漫画を探す。発酵、医療、日本/ローマ/中国史、投資と大体なんでも漫画化されている。)今調べたら『Gu-Guガンモ』も細野さんの作品だった。漫画は読んでいないけれどアニメは見ていた。

短編集のヒーローたちは多彩。野球選手もいれば、発明家もいる。面白いのが彼らが別に若いイケメンではないということ。(『ギャラリーフェイク』のフジタはイケメンだけど)絵とキャラクターとあんなにバラエティ豊かに描き分けられるのってすごい。一方、ヒロインがなんとなく似たタイプなので、女性も色々なタイプを出してほしいというのが同性の私からのリクエスト。

野球選手、発明家、特別なカードを持って問題を解決する子供たち・・・と少年が夢見るドキドキとワクワクを読みながら感じた。それが卓越した画力とストーリーで漫画になって、読者に伝わる。ストーリー漫画とは違う短編集という切り口だから、気持ちややりたいことがすんなり出ているのかも。多分、細野さんはかわいい人だと思う。

漫画275-276 細野不二彦短編集 2,3巻


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