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『異性』 角田光代, 穂村弘

MAY 10, 2018 Instagram掲載

(目から)鱗の中で呆然と立ちすくむ。読んだ後は、きっと。角田さんと穂村さん、そして自分がボトボトと落とした鱗の海の中で。異性、つまり男と女について角ちゃんとほむほむが交代に手紙的にをやりとりする本。

おごられる女とおごられない女は何が違うのか。男はなんでサッカーとかでオレ的ベストメンバーを選定するのか。(絶対に監督になれないのに)「それは私的にはこういう見解なんですが、どうですか?」「それは当事者的にはこんな感じです」「ええ!そんなこと考えてたんですか…。まじか…」みたいなやり取り。

女子のみなさん、「あいつは俺がいないとダメなんだ」という状況の「あいつ」ってどんな女だと思います?かよわくて、色が白くて…とか思いますよね?角田さんもそう思っていたそうです。さて、ほむほむから出た衝撃の答えとは?

軽い話が、ページが進むにつれ、だんだんと深くなっていく。お互いのすごい思索と考察が積み重なっていく。

それは彼らのケーススタディーの豊富さと、優れた観察眼、言語化・文章化の能力あってのこと。
違う性質を持った2人が、お互いの技を鮮やかに繰り出しながら、共通の謎に取り組んで解き明かしていくようなやりとり。

異性って想像を超越して違うんだな…

7. 異性


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