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ワイ弩級の陰キャ、カラオケで女3:男1に置かれる

こんにちは。
極ボッチですがね。

タイトルにあるように、カラオケでハーレムになった話をしたいと思います。
本当は心の中だけにしまっておこうかと思ったのですが、友人にあの日あの時の事を説明するよう丸投げされたので、つらつらと書いておいこうと思います。



・小学校時代の同窓会

まあそんなに語ることも無いので適当に書きます。
僕が通っていた小学校のグループラインから同窓会のお誘いが来たのですよ。

受験に全然力を入れていない僕は後期試験の準備をする気もないので、二つ返事で参加することにしました。

しかし、一つ問題がありました。参加者の七割が女子で、ついでに陽キャばっかりだったのです。
僕と同じ陰キャ男子の参加者は、先述した『ぼるた』だけでした。

とはいえ僕は極ボッチなので、アウェーな状況で戦うのは慣れっこです。
少なくとも修学旅行よりひどいことにはならないと踏んで、家を出ました。


・5分前集合したら誰も来てなかった

僕はとても真面目なので、ぼるたと一緒に5分前には店の前に着きました。
しかし、当たり前のように誰もいません。

時間ピッタリの頃にイキリがやってきました。(イキリは昔は陰キャでしたが、ゴリゴリに決めて同窓会に参上し、ずっとイキっていたのでイキリと呼びます)

場に集まっているメンバーが全員カス寄りだったため、ハメられたかと思って待っていると、数分後にぞろぞろと人間がやってきました。

金髪いるしバチバチに化粧決めてる人たちもいるしで、2割くらいは最後まで誰かわかりませんでした。
イキリが「酒飲みてえ〜」的な発言をすると数人の女子がそれに呼応し、私も飲みたい〜等言い始めました。
イキリは気を良くし、僕に「竹下(仮名)はタバコ吸ってる?」と聞いてきました。

吸っているわけがない。
酒すら飲んでないし、そもそも僕は竹下ではない。
陽キャに名前を間違えられるのはまだ許せるが、自分と同じくらい陰キャだったやつに間違われるのは癪だ。
なので

「ああ、吸ってるに決まってんじゃん!逆にお前、吸ってないの?」
と言いました。
そしたら

「ああ、吸ってるんや。何吸っとん?」
と聞かれたので、

「メビウスの一ミリ。」
と答えました。
メビウスしかタバコメーカーを知らないからです。
ちなみにミリというのも何の事なのかわかっていません。

それから7分ほど経過しましたが、主催者二人は一向に姿を表しません。電話をかけると、普通に遅刻するとのことでした。別にいいんですけど、外はやたら寒いので辟易です。

さらに数分すると、主催者二人がのんびりと歩いてやってきました。別にいいんですけど、別にいいんですけど。
ちなみに主催者二人は彼女らしき女を連れていました。
本当に別にいいんですけどね。

席割り(地獄)

そして中に入ると、恐怖の席割りが始まりました。
男が三割しかいない会。
ミスったら2時間半もの間女子に挟まれる可能性があります。
それを避けるため、さっさと着席しようとしたのですが…

席は事前に決められており、僕は哀れにも女子2、男子2の席に置かれてしまいました。ほぼ合コンですよこんなん。
結局そこから一時間、横に座っているぼるたとだけ話していました。
前の席の女子が誰なのかすらわかりませんでした。

しかし会が少し盛り上がってくると、別の卓で恋バナが始まり、それに呼応するようにぼるたと竹下(本物)が意気投合し、オ●ニーとTENGAの話をし始めました。
女子のほうが多い同窓会で何してんだマジで。

おかげで僕は唯一の話し相手すら失い、一人で鍋をつついていました。
イキリは隅っこで体育座りしていたので、彼よりはましかもしれません。
それから同窓会は僕を除いて盛り上がり、終幕を迎えたのです。

カラオケ

しかし、まだ終わりではありませんでした。二次会をカラオケで行うことになったのです。一般人ならば心が折れて帰宅することでしょう。
そかそ僕は曲がりなりにも極ボッチです。アウェーな状況でも立ち上がり、戦わなければなりません。僕もみんなの後ろについてひょこひょことカラオケ屋に入店しました。

余談ですが、僕はこの頃週2くらいのペースでカラオケに行っていました。
なので、高得点の取り方等は把握していたつもりだったわけです。

入店すると、人数が多すぎるということで部屋を2つに分けることになりました。一つは大人数陽キャ部屋、もう一つはちょい陰キャ少人数部屋です。
さすがに大人数陽キャ部屋で歌うのは怖すぎたので、ちょい陰キャ少人数部屋に入ることにしました。少人数と言っても10人くらいはいたので恐怖はありましたが、イキリが同じ部屋にいたので最底辺ではないという気持ちで臨むことができました。

メンバーは極ボッチ、ぼるた、イキリ、竹下(本物)、女子4人です。

イキリはカラオケ部屋に入るなり寝たふりを始め、ぼるたは30分後に一曲も歌わず帰ってしまいました。僕はカントリーロードとかのギリ歌えそうな曲をちょこちょこ選んで歌うことにしました。

それから一時間が経過し、目を覚ましたイキリが金を置いて帰宅しました。この時点で男は二人、女は四人だったのですが、そこで一人の女子が家に帰ろうと席を立ちました。
それをいいことに竹下(本物)が「俺送っていくよ」と言い放ち、退出しました。席を立った女子は僕が昔好きだった人なので、かなり堪えました。
よく考えたらあいつら来るときも一緒だったからそういうことかもしれません。病み。

しかし病んでる場合ではありません。
なぜなら部屋には僕のほかに女子が3人。時間は夜11時頃。この場を乗り切る方法は…?
よくわからなかったのでウルトラソウルを歌いました。
あってますかね、これ。

結局部屋がちょい陰キャ寄りだったこともあり、全員がボカロを歌いだしたので僕も安心してフォニィとかを歌うことができましたとさ。
それから1時間半くらいが経過し、僕は家に帰りました。
僕のメンタルは更に鍛えられ、極ボッチの名に恥じない男に成長できたと思います。

次回は大学飲み会編でお会いしましょう。さようなら。

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