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ブルーロック28巻の感想です

エピ凪公開まで一ヶ月を切り、ブルロ熱がぐんぐん高まっている今日この頃です!

28巻は最終戦に向けてのブリッジが多く、18巻から続いてきたネオエゴ編もいよいよラストスパート突入でしょうかっ!
入監からU20戦までが第1章、ネオエゴ編が第2章とすると、ついにU‐20ワールドカップ編の第3章が見えて参りました。

これを機に自分の整理のために、28巻をゆるっと振り返ってみたいと思います。(※ネタバレを含みます。原作未読の方はご注意ください※)


やっぱり気になる凪誠士郎!

試合に勝っても負けていても、やっぱりず〜っと気になる存在です、もう一人の主人公、ナギセイシロー。

主人公の潔が常に冷静で、正しい判断をして、着実に実績を積み上げているのに対して、凪は本当に行き当たりばったりというか、ふらふらで、本当に見ていて面白い。

メインキャラクターで心理イベント(ここでは試合と並行して抱えている、キャラクターの個人的な葛藤などを指しています)が発生し続けている一人ですが、凪の場合は何に悩んでいて、何を解決しようとしているのかが見えてこない。凪にとって「なにが問題なのか」が明確には示されていない気がします。現段階では、本人もわかっていないのかな?

振り返ってみると、凪だけはブルーロックプロジェクトへの参加スタンス(ひいてはサッカーへの向き合い方)が他の子たちとはまたっく違うとろこからのスタートでしたよね。
「めんどくさい」が口癖だった彼が、自分で思考して「変わらなくちゃ」とまで口にしているなんて、すごい…すぎるよ凪。

潔さんがストライカーとして覇道を突き進むのは、読んでいてやっぱり気持ちがいいです。(最強系主人公は昨今の少年漫画の流行りなのでしょうか?こんなに負けないものなんですね)

その隣で、凪があちこち迷いながらも、人間としてどんどん変化していく様が、潔さんのドラマにはない味わいがあって、あぁ〜ダブル主人公ならではかなぁ〜と楽しんでいます。

「おれたち」と言っているあたり、凪が玲王を切り離して変わっていく可能性は低そうなさそうなので、とにかく二人で頑張ってほしい!
「決勝ゴールなんて簡単に想像できたし」と豪語していたんだから、絵心さんや潔さんたちをギャフンと言わせる、コンビプレーを見せてくれっ!

天才・凪誠士郎が殻を破って、再び日本を湧かせる時が待ち遠しいです。
悔しいけれど凪のプレーは嫉妬するくらいにかっこいいから。

先生! カイザーくんが心配です!

出会う男みな狂わせボーイの潔世一に、もっとも人生を狂わされてしまっているのは、カイザーくんだということが証明されてしまいました。

今までの芝居がかった激しい言動からも、あ、この人脆そうだな、という匂いをぷんぷん醸し出してはいましたが、とても繊細で脆い面が浮き彫りになったことで、人間味がぐっと深まって、個人的にカイザーの好感度爆上がりです!

でも、破滅的な生き方がとても心配。。。

馬狼も凛ちゃんも(他の子たちも)潔さんに対抗心はメラメラ燃やしているけれど、それはあくまでサッカーという点において。(少なくとも見えている部分ではそのはず)

自分の存在そのものの根幹を揺るがされているカイザーには、自分をそこまで追い込むには相当な理由があるのだと思います。
今回はネス視点からの掘り下げでしたが、自分を「もともとは心の弱い人間だった」と言う彼自身の過去の掘り下げにも期待したいです。

ともあれ自チームに一番やっかいなヤツがいるという構図は本当に面白いですし、そんなスポーツ漫画初めて読みましたよ。(私が物知らずなだけで、他にもそうした作品はあるのだと思いますが)

これからもカイザーと潔さんには、ガンガン殺し合って欲しいです!
あんなに狂った感情をぶつけ合っているのは、この二人だけなのですから。超クソデカ感情バトル、ありがとう!

のあえご、ごっつぁんです!

これは完全にカプ厨の目線ですが、謎のイチャコラ(?)を見せてくれたノア様とエゴさん(笑)なんだ、そのお互い深いつながりをプンプンにおわせてくるやりとりは!  絶対に二人の過去掘り下げ話、期待してるからな。(圧)

絵心さんからの「人でなし」って何‼?そんなの深い仲の相手にしか言わないセリフでしょ(混乱)

個人的に、ブルーロック計画は、絵心さんが呪縛から解き放たれて救われる物語なのかなと思っておりまして。ノア様は絵心さんのために協力してあげているんじゃなのかな(完全に妄想です)

もし、ブルーロックの最終巻で日本が優勝したら、絵心さんがどういう表情をするのか、どんな言葉を発するのか、妄想せずにはおれません。

人生のすべてをブルーロックに捧げた男の物語が終わりを迎えるその時まで、静かに熱く見守りたいと思います。ノア様と一緒に(え)

PIFA会長って、日本人なん?

PIFA(国際サッカー連盟)会長がついにお出ましになりました!
ちょっとね、想像していた以上にね、急にラスボスっぽい感じの人が出てきて、正直びっくりでした(笑)。

日本語喋ってるし、不乱蔦さんも会長相手に日本語でプレゼンしてるし、会長は日本人なのでしょうか? それとも同時通訳イヤホン使ってるのかな?

また、不乱蔦さんの口から「BLTVの会員数が一億人超えている」とさらっと具体的な数字が提示されていますが、サブスク一億人を超える動画配信サービスってかなりエグいですよね。月額500円であのコンテンツ享受できるのなら、わたしも絶対に入会したいわ。

今年の2月に、YouTubeMusicとYouTube Premiumが、併せてサブスク会員1億人突破のニュースが出ていたかと思いますが、それと同じくらいの市場規模でBLTVが行われているようです。ひええ。
おそらく、この世界ではサッカーが人類の最強のエンタメなのでしょう(笑)。そもそも、この世界での人口・通貨価値が現実世界と違う可能性があるのでなんともいえませんが…。

ブルーロックは、高校生たちがサッカーに明け暮れる姿を「部活もの」ではなく、また単に「スポーツもの」としてだけでもなく、「スポーツビジネス」を物語に絡ませている点が、見どころの一つかなと思っています。
PIFA会長も資本主義至上主義(?)と思わせる発言としていたので、今後はよりそうしたビジネス面でのバトルや側面が色濃く出てくるのかなと思います。楽しみ。

最近のブルロについて

ところで、日本がW杯優勝することって、この先ありそうなんでしょうか。
今までサッカーにまったく興味がなくて、今でもちっとも詳しいわけではないのですが、ブルロに出会って、ふとそんなことを考えるようになりました。

このマンガはおそらく「日本がW杯で優勝するにはどうしたらいいか?」 というサッカーファンなら一度は考える素朴な疑問が、企画のタネになっているのかなと思います。

そこで、「日本に圧倒的なストライカーがいたら優勝できるのではないか?」というひとつの仮説を、エンターテインメントたっぷりに描いているのかなと。

正直、ブルーロックのリアリティラインはかなり低くて、個人的な感覚としては、コナンやドラえもんくらいかなと思います。28巻での金城先生カバー袖のお言葉にもある通り、これからもスーパーサッカーの方向性でどんどん攻めていきそうな気配です。だからこそ面白い。

もちろん試合の展開や勝ち負けも楽しみだけれど、それ以上に、ピッチの上でかわされるキャラ同士の感情のやり取りと、試合前と試合後で変化していく関係性に心躍らされます。
現実ではありえないような事でも、こうだったらいいな、という憧れ性はすごくすごく大事と思うのです。(少年の心!)

そんな作り事の世界の中でも、主人公の最大の武器は、超能力でも卓越した身体技でもなく、やはり戦況を読む頭脳で、大きな嘘と潔さんのパフォーマンスとの絶妙なバランスが、「もし、こんなストライカーが本当にいたら、日本はW杯優勝できるかもしれない」と思わせているような気もします。

そんなこんなで、ブルロ大好き。
他のジャンルには目もくれずに、応援しています。

これからもグッズを買い、コラボカフェに通い、4月19日以降は映画館に通いたいと思います!
あ〜〜〜、エピ凪楽しみだなぁ!!!!

取り留めもない戯言を最後まで読んでくださって、ありがとうございました!

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