見出し画像

いま流行の「トークン」についてサポーター目線で考える

サポーターをやってると、ここ最近「トークン」っていう言葉を耳にしますよね。

僕もその言葉を聞くと

「トークン?なにそれおいしい?甘い系?」

ぐらいにしか思っていなかったのですが、晴れて僕の応援しているアビスパ福岡にも、このトークンシステムが導入されることになりました。

僕の周りの界隈では「トークンって誰?新しい選手?」「期限付き?」などと話題に上がることもしばしばあり、少なからず話題性のあるシステムのようです。

話題に敏感な方ならご存じかもしれませんが、FCバルセロナからパリサンジェルマンに移籍したリオネル・メッシ選手が、年俸の一部をファントークンで受け取ったという話も耳にされたのではないかと思いますが、そのファントークンの日本版の話です。

クラブ側からも積極的に説明会等を行ってくれており、実際に販売が開始されていますので、既に購入されたという方や他のクラブのトークンを持っているという方もいらっしゃっるとは思いますが、今回は「トークンに興味はあるけど買うか迷っている」という人向けに、サポーター目線でトークンを買うべきかについての判断材料にしてもらえればと思ってこの記事を書いていきたいと思います。

各章長々と書いていますが、それぞれの章の最後に「これだけ抑えてくれ!」ということをまとめていますのでそちらをご覧ください。また、もっとめんどくさい方は最後の「結論」だけを読んでいただく形でも問題ないかと思います。よろしくお願いいたします。

目次
1.そもそもトークンってなに?
2.サポーター側のメリット
3.サポーター側のデメリット
4.クラブ側のメリット
5.クラブ側のデメリット
6.結論

1.そもそもトークンってなに?

そもそもトークンとはなんでしょうか。

とりあえずGoogleで検索してみて、一番上に出てきたものを引用してみましょう(読まなくていいと思います)。

トークンとは、証拠、記念品、代用貨幣、引換券、商品券などの意味を持つ英単語。 ITの分野では、長いデータを最小の構成単位に分解したものや、何かの証や印になるようなデータや装置、器具などのことをトークンということが多い。

引用元:https://e-words.jp/w/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%B3.html

なにやら意味が分かりません。

もっと知りたいと思って、引用元のサイトにアクセスしてみると、下記のようなことが記載されています(読まなくて良いと思います)。

ブロックチェーン技術のトークン
仮想通貨の技術的な基盤として用いられるブロックチェーンを用いて、ある発行主体が取引相手に交付する証券のようなデータをトークンという。コインとも呼ばれる。
ある仮想通貨の基盤を用いて特定の主体が発行するもので、発行されたトークンはその仮想通貨のブロックチェーンを用いて現在の所有者を確認・証明することができる。
多くの仮想通貨では、その通貨を用いて誰でも自由にトークンの発行、譲渡、売買ができるようになっているため、企業などが資金調達のためにトークンを発行し、対価として仮想通貨を受け取る活動を行う場合がある。これを株式の市場への新規上場(IPO:Initial Public Offering)になぞらえてICO(Initial Coin Offering)という。株式の場合は所有者(株主)は株主総会で議決権を行使したり配当や株主優待などを受ける権利を取得するが、ICOの際にもトークンの購入者に将来の利益の還元や何らかの権利や特典を約束することが多い。
引用元:上記と同じ

さっぱり分からん。

もうちょっと調べてみると「ファントークン」という言葉に出会います(読んだ方がいいかも)。

スポーツ業界で導入が目覚ましいファントークンは、チーム運営などに関わる投票など、さまざまな企画に参加する権利が付与される『ユーティリティトークン』です。ポイントと同様保有することができ、購入者の売買に応じて価格が変動します。特定のチームのトークンを保有して付与される権利としては、
・チケット抽選
・オフィシャルグッズのキャッシュバック
・フォトコンテストやクイズへの参加権利
・ユニフォームのデザインや選手の入場曲を決めるときの保有者限定投票への参加権利
などが例として挙げられます。限定特典を利用することでチームをより身近に感じられ、さらにクラブの運営の意思決定にも関われるため、今スポーツファンの間で人気が高まっています。
引用元:https://www.trans.co.jp/column/knowledge/fantoken/

現在発行されている「トークン」とは、トークンの中にもいろいろある中で、サッカークラブが発行しているものは「ファントークン」と呼ばれるものみたいですね。

それで、ファントークンとはなんぞやという話になります。

※これ以降、「ファントークン」のことを「トークン」と書かせていただきます。資料等が「トークン」で統一されているのでややこしくなりそうだからです。

こちらについては、僕の応援しているアビスパ福岡が資料を作ってくれていたので、そのまま引用させていただきます。

画像1

引用元:https://www.avispa.co.jp/news/post-41950

正直に言うと、資料の云々ではなく、システムが目新しすぎて一体何のことやらさっぱり分かりません。

少し分かりやすい言葉にするなら「トークンっていうやつを、買ってくれた人には特典をあげます」というものです。その特典を貰う権利のことをトークンと言います。

その権利証であるトークンは、クーポン券のようなチケット形式でもなく、毎回試合に持っていくよう年パスのようなカード形式でもありません(アビスパ福岡の年間パスはカード形式というのを一応共有しておきます)。データ形式なんです。だから実物はありません。

僕はこの記事を書くにあたって、いくつかのサッカークラブのトークンを実際に購入してみたので、どのような形でトークンが表示されているかをお見せいたします(赤枠の部分だけを見ていただければ大丈夫です)。

スクリーンショット 2021-08-15 3.27.50

僕が3時半からこの記事を書いてるのがバレましたが、これはJ2リーグに所属する「ザスパクサツ群馬」のトークンの売買画面です。

そこに「所持トークン数:22トークン」と書いてありますが、これがトークンです。

トークンを購入したからといって、家に「トークンの購入ありがとうございました!」といった手紙が届くことはありません。僕がトークンを持つことによって、各クラブが提供する特典(後述します)を受けることができるというだけです。

正直、僕も購入した時に「えっ、これだけ?」とは思いましたが、これがトークンです。

また、トークンは、購入することはもちろんできますが、売却することも可能です。

いま僕はザスパクサツ群馬の22トークンを所持していますが、その時の相場で売却が可能です。例えば、この記事を書いてる8月15日時点での1トークンあたりの相場は「3.9122円」となっているので、これを約4円と換算すると88円ぐらいで売却することができます。

この売却によって利益を得ることも可能です。僕は相場が約4円の時に、100円を出してザスパクサツ群馬の22トークンを購入しましたが、極端な事を言えば売却時に相場が1トークンあたり1,000円だったとしたら、僕は2,200円で売却することができます。100円が2,200円になるので、差し引き2,100円の利益を得ることができます(手数料などもありますが、分かりやすくするためにシンプルな計算をしてます)。

計算の話はそこまで重要ではありませんが、もしこれが10,000円で買っていたら10倍の100,000円になって返ってくる可能性もある訳です。

ここで覚えておいて欲しいのは

☆トークンはただのデータで、それを持っているとクラブの提供する特典を受けることができる権利証みたいなもの

☆トークンは売却可能で利益を得られる場合もある

この2点だけです。


2.サポーター側のメリット

それでは、このトークンを保有することによって、サポーターがどのようなメリットを得ることができるかを説明します。

先にまとめてみましたので、下記をご覧ください。

(1)各クラブが提供する特典を受けられる
(2)応援しているクラブの成績が上がると同時にトークンの価値が上がる可能性がある
(3)トークン数がサポーター度を推し量る指標になり得る

それぞれ解説します。


(1)各クラブが提供する特典を受けられる

これは前述したように、トークンを保有していると各クラブが提供する特典を受けることができます。

「じゃあ、それって具体的になんなの?」とお思いの方もいらっしゃるかと思いますので、いくつかのクラブの事例紹介をさせていただきます。

---

(事例1)湘南ベルマーレ

湘南ベルマーレは、プロクラブで始めてトークン制度を導入したクラブです。初の導入事例でありながら、現時点でもトークンを導入している全スポーツクラブの中で1トークンあたりの価値が最も高いクラブなんです、すごい!

実際に調べてみても、トークン保有者をどのクラブよりも優遇しており(個人的な感想です)、Jクラブの中だとこのシステムの使い方が上手いなという印象です。1トークンあたりの価値が高いクラブというのは、言い換えると「トークンを保有したいと思われている」ということです。そのため、上手い事例の1つとして上げさせていただきました。

まずは下記の画像をご覧ください。

画像3

(参照ツイート:https://twitter.com/BlockchainEXE/status/1415240928432857088/photo/2)

これは「トークンを持ってる人が、いろいろな事を”意思決定”をした試合をやりました」という資料です。

僕が目に付いたのは「キャプテンマークメッセージ」です。いいですね、自分のメッセージが書かれたキャプテンマークをチームの顔である選手が腕に巻いてプレーしてくれるんです。選手と同じウェアが欲しいというだけで、1枚2万円近くするユニフォームを毎年購入するようなサポーターからしたらたまらないですよ。

これは、湘南ベルマーレが「キャプテンマークに書いて欲しいメッセージを投稿してね!」というメッセージを投稿し、投稿が集まるとその中からメッセージをいくつかピックアップ。そして、その中からさらにトークン保持者の中で「これめっちゃいい!」と思ったメッセージに投票して決定されます。

その他の「試合の名称決め」「新しい横断幕に記載する言葉」などもトークン保有者の投稿・投票によって決定することができます。

このように、「トークンを買ってくれた人は素敵なイベントにより深く参加できます」というのが、湘南ベルマーレがやっているサポーターに向けての特典の1つです。

また湘南ベルマーレの投票システムについては、新グッズのデザインやスタジアムにある電光掲示板に流れるメッセージなどにも投票の権利が与えられます。

---

(事例2)Y.S.C.C.横浜

J3クラブに所属するY.S.C.C横浜(以下YS横浜)も、トークンを導入しているクラブの1つです。ちょっと余談ですが、YS横浜は、Jリーグ内で唯一非営利法人団体がクラブ運営をしているサッカークラブです。そのため、選手の年俸も他のクラブに比べて抑えられており、成績的にはJ3でも下位を低迷しているクラブだったりします。

そのため、本当の意味で「地域にスポーツ文化を定着させる」ために存在しているクラブであると捉えることもできますが、心なしかサポーターの層の皆さんも暖かい方が多いイメージがあります(これが言いたかっただけです!)。

なんでこの話に触れたかというと、トークンを保有している特典の1つに「トークン保有者限定コミュニティに参加する権利」というものがあります。もっと具体的に言うと、トークンを保有している人だけが閲覧・書き込みができるチャットルームへの参加ができます。

そして、そのYS横浜のチャットルームでは、「トークン価値を高めるためには?」という議題を、クラブに関わる人やサポーターたちでいつも話合っているのです。例えば「トークンを持ってる人にこういうことをしてくれると嬉しいです」というようなやりとりがあれば、スタッフの方が実際にそれを対応したりと、クラブと直接的なやりとりができるコミュニティに参加できるという特典もあるのです。

これはYS横浜に限らず、ほとんどのクラブに限定チャットルームはありますが、一番良い事例でしたのでピックアップしました。

実際のスクリーンショットを貼り付けたいところでしたが、これは限定のチャットルームでしたので、興味があればYS横浜のトークンを購入して見てみてみてください。

---

事例は2つ上げましたが、

☆クラブからの提案に対して、回答権・投票権を得ることができる
☆限定イベントに深く参加することができる
☆トークン保持者専用のコミュニティに参加できる

こちらの3点を中心に、そのほかはトークン保持者限定のグッズを得ることができるなどの事例もありますが、このように各クラブによって異なる特典を受けることができるのです。


(2)応援しているクラブの成績が上がると同時にトークンの価値が上がる可能性がある

これは至って簡単な話です。(1)で書いたように、各クラブはそれぞれトークンの価値を高めるために、日々施策を行っています。

「キャプテンマークにメッセージを入れられるのすげー!」なんて書きましたが、サポーターの中にはそこに価値を感じない人というのもいるはずです。そのため、トークン価値を高める施策を打っても、どのサポーターの心にも響かないという可能性もあります。

この節の題名で、「応援しているクラブが活躍すると」と書いていますが、応援しているクラブが活躍してサポーターが増えたら母数が増えて、価値観が合う人が増えるからトークンを買ってくれる人が増える=トークンの価値があがるというロジックですね。

トークンの価値が上がると、自分の保有しているトークンの価値も上がりますので、適したタイミングで売却をすれば利益を上げられる可能性があります。つまり、トークンを保有することで、好きなクラブを応援すれば自分が金銭的に得をする可能性があるという点はサポーター側のメリットの1つです。

しかし、懸念すべきなのは「トークンの価値が上がる可能性がある」というだけであって、母数が増えるからトークンの価値が上がるという訳ではなく、あくまでも価値を感じてくれる人が増える”可能性がある”という話なので注意が必要です。

(3)トークン数がサポーター度を推し量る指標になり得る

これは個人的には賛同しかねるものではありますが、「トークン数でマウンティングができる」とも言い換えることができます。

現在、具体的なサポーターの熱量指標というものは(基本的には)存在しませんし、それは一面的に推し量れるものでも推し量るべきではないと僕は考えています。

しかし、トークンは支払ったお金がクラブに届き、財政的支援をすることができます。また、数値化することができるので比較をすることが可能になるという点から保有数が多ければ多いほど、クラブのためになるものとも言うことができます。

そのため、トークン保有数で「クラブへの貢献度合い」を自慢し合えるようになるという可能性は否めないかと思います。

僕はトークンを保有してるから「すげー!」という一面性だけを評価して、その人のクラブ愛を推し量りたくありませんが、客観的に見てトークンを保有することによるサポーターのメリットとしては妥当だと考えて、加えさせていただきました。


3.サポーター側のデメリット

さて、ここからはサポーター側のデメリットです。

ここは明白で「お金がかかる」ということがメインです。もっと言えば、購入時よりもトークンの価値が下がって、トークンを保有しているだけなのに損をするということは言えるかもしれません。

また、メリットの裏返しにはなりますが、応援しているクラブの成績が落ちればトークンの価値は下がる可能性があります。その他、既存のサポーターがクラブを応援したくないと思った場合にも母数が減るので価値が下がる可能性が高いです。

結論にも書くつもりですが、純粋にクラブを金銭的に支援したいし、彼らの提供するメリットに価値を感じる場合は、このデメリットはほぼ無に等しいと思います。


4.クラブ側のメリット

「サポーター視点で」というnoteのタイトルにしていますが、ここではサッカークラブ側のメリット・デメリットも簡単に見ていきます。

これは、トークンを購入する動機の1つとして、「クラブを金銭的にサポートしたい」という考えを持っている場合に、クラブにどのようなメリット・デメリットがあるかは1つの判断材料になると考えたからです。

ここらはそこまで興味ないと思う方はスルーしても問題ないかと思います!


さて、クラブ側のメリットは単純で「資金調達」ができるという点が大幅を占めています。

もう一度、最初の資料を見てみましょう。

画像4

引用元:https://www.avispa.co.jp/news/post-41950

先述したように、トークンはデータ形式となっています。何かを印刷したり発送したりする費用・手間などが一切かからず、現状のトークンを発行している全てのサッカークラブは「FiNANCiE」というプラットフォームに購入・販売手続きなどを依存しています(しているはずです!)。

そのため、トークンは、言うなれば「無からお金を生み出せる」という、クラブ側からするとローリスクハイリターンな(可能性が高い)システムとも言うことができますね。

トークンを導入しているクラブ関係者によると、日々の売買からも手数料が入ってくる仕組みになっているようで利益獲得しやすいみたいです。

まさに夢のシステムとも言えることができます。

また、「クラブ愛」を可視化・比較・管理することも可能だと思います(繰り返しますが、僕はトークンの保有数をクラブ愛と捉えることはしたくないですが)。

何かをプレゼントするにしても、より多くのトークンを持っている=クラブ愛の強いユーザーに渡した方が満足される可能性は高まるはずですし、この可視化・比較・管理が出来るようになるという点は、クラブからすると好都合でしょう。

さらに言えば、新しい方面からの認知獲得の可能性も高まります。Twitter等で検索をかけていると、サッカークラブが発行するトークンは投機目的としても利用されるケースが少なからずあるようです。

先述もしましたが、トークンは売買によって利益を獲得することが可能です。そのため、価値が低い時にトークンを買い、トークンを欲しがる人が増える価値が上昇したタイミングで売却をすれば結構な利益をあげられる可能性もあります。

こうしたユーザーは、情報の下調べのために、「アビスパ福岡が現在、何部リーグにいるのか?」「どんな選手とサポーターがいるのか?」といったクラブの情報を検索してくれる可能性が高くなります。その課程で、アビスパ福岡というクラブを知ってもらったり、好きになってもらえるかもしれません。それはクラブとしてのメリットの1つですね。


5.クラブ側のデメリット

サッカークラブのデメリットは、工数が増えるという点が主になってきます。言い換えれば、手間がかかる。

トークンの価値を向上させるためにはクラブ側のトークン保有数への優遇策が充実していなければなりません。そのため、いままでに無かった仕事が増えるという訳ですから、手間がかかります。

トークン価値が下がると資金調達方法として使用することができなくなるなります。どころか途中で「トークンめんどくさい、や〜めた」と放り投げてしまえば、クラブを期待し、愛し、信用してくれた人たちをからの信頼を失ってしまうかもしれません。トークンを買うくらいクラブの未来を信じてくれているサポーターの気持ちがありますので、手間でありながら簡単な仕事ではないと言うこともできますね。

そのため、トークン保有者に対する優遇は手間をかけなければいけないものであると考えるのが妥当です。それはクラブの大きなデメリットとなり得えます。


5.結論

さて、ここまでサポーターのメリット・デメリット、そしてクラブのメリット・デメリットを確認しました。

そこでいきなり結論から述べますがサポーター目線から考えると「クラブの提供するトークン保有者優遇施策に満足をする場合は購入した方が良い」です。

長々と書いてきましたが、まずトークンを買えばクラブどんな事をしてくれるのかを見てみましょう。そして、その優遇策に納得がいくのであれば購入をしましょう。「(クラブ名) トークン」と検索をかければ、簡単にページにアクセスすることができますので、まずはそこをチェックしてみてください。

そのクラブ側からの施策に満足すれば購入するといいですし、そんなものいらないからクラブを支援したいという場合であればトークンを購入するといいと思います。

ちなみに、1トークンでも持っていればトークン保有者です。限定チャットを見たり、投票に参加する権利もあります。また、日本のサッカークラブに関しては言えば、「FiNANCiE」というプラットフォームが全てのトークンを扱っており、それらは100円単位から購入可能です。

先ほど「1トークンあたりの価値が最も高いクラブ」称した湘南ベルマーレのトークンも、100円を払えば2〜3トークン程度購入できます。どんな施策をしているのかを見る程度だったら、それで充分だと思いますので試しに買ってみるのもありだと思います。

また、トークンの保有数によって差別化されているクラブも(現状は)ほとんどありません。どのクラブでも1トークンでも持っていれば、投票権利を得られますし、限定チャットルームの中身を覗いてみることも可能です(唯一、YS横浜のみ100トークン以上・1000トークン以上保持者ではないと見られないトークルームがありました)。

そのため、「100円程度だったら試してみてもいいかな」と思う方がいればそうすればいいし、クラブのためにお金を使いたいという方がいればそうすればいいのではないかというのが今回の結論です。


また最後に、個人的な投げかけです。

「トークンを購入する際に得られるメリットは他で代用できないだろうか?」

つまり、サポーターがトークンを保有するメリットは「クラブからのトークン保有者に向けての特典が受けられること」と書きましたが、「それってトークンじゃないとできないこと?」とだけ書いておきたいです。

クラブを支援するならグッズを買うことも金銭的な支援、スタジアムに行って手拍子をするのも実は巡り巡って金銭的な支援に繋がります。そして、もっと言えば、財布には限りがあるので(笑)、クラブを応援するそれぞれの目的に応じてお金を使っていった方がいいんじゃないかなというのが僕の意見です。トークンはあくまでクラブを応援するための、1つの手段として考えるのが健全な気がします。


クラブ関係者の皆さん、水を差すようなことを言ってすみません!!!


おまけで最後に僕の応援するアビスパ福岡のトークンを購入するか迷ってる方に注意点とアドバイスを書いておきます。

(アビスパ福岡のトークンを購入するか迷われてる方に向けて)

まずは下記のリンク先をしっかり読み込んだ方がいいと思います。

現在は、「初期サポーター」というのを集めているという状態です。

結果から言えば、これから1万円以上を使ってトークンを取得したい場合は、現時点ではお得である(同じ金額でより多くのトークンを購入できる)可能性が非常に高いです。

間違えやすいのですが、HPにある「1万円プラン」的なやつは、1万トークンを貰える訳ではなく、1万円分のトークンが割り振られるという感じになってます。

ぜひ下記の記事の「初期販売のおさらい」を読んでみてください。

上記記事から大事な部分だけを抽出すると、こんな感じです。

■初期販売時のトークン配布ロジック
自分に配布されるトークン数=販売トークン数(初期は200万)×(自分の購入額÷トークン販売総額)
トークン販売のサポーター全員のトークン販売総額が4,000,000ptで、自分が20,000pt分を購入していた場合は下記のような配布計算となります。
→2,000,000トークン×(20,000pt÷4,000,000pt)=10,000トークン

(参照:記事内より)

現在のサポート総額は、下記を見て貰うと「2,650,000pt」となっております。

スクリーンショット 2021-08-15 5.56.03

(参照:上記と同じ)

これはつまり、1万円分のポイントを購入した場合……

販売トークン数(初期は200万)×(自分の購入額÷トークン販売総額)=自分に配布されるトークン数
2,000,000トークン×(10,000pt÷2,650,000pt)=7,547.1トークン

となり、1万円を支払った人は、7,547トークンが獲得できるという仕様になっています。繰り返しにはなりますが、1万円を出して、1万トークンが貰える訳ではないのでご注意ください。

とはいえ1万円で7,547トークンが貰えるということは、1トークンあたりの値段は、1.32円程度で購入できていることになりますね。湘南ベルマーレが25円程度、YS横浜が10円程度で落ち着いているという情報を元に、その中間程度で値段が落ち着くんじゃないかというざっくりした予想に基づくと、初期サポーター段階で購入すれば比較的安い値段で購入できると言えると思います。

また、下記のようなプランは10,000ポイントを購入して、5,000ポイント分のトークンの割り振りと、その他の特典が付くというプランになっておりますが、現在の「サポート総額」には10,000ポイントとして加算されていると記載されてあります。

スクリーンショット 2021-08-15 6.20.05

(参照:https://financie.jp/users/Avispa_Fukuoka/cards)

そのため、実際の割り振られる割合はさらに増える=トークンをより多く獲得できる事が考えられますのでさらにお得だと思います。

また、ちょっとした裏技かもしれませんが、湘南ベルマーレのトークン売買履歴を見ていると、配布が開始されて日付が変わった瞬間に「トークンを購入した」という履歴が残っていました。これはその上記のゴタオタで配布しきれなかったトークンが残っている可能性もあると考えられ、その1トークンあたりの値段も1円程度だったので、アビスパ福岡の初期サポーター向けトークン発売締め切り日である8月31日から9月1日の日付が変わる瞬間だったら、もしかすると100円で100トークンぐらい買えるんじゃないかと思います。

なので、10,000円は払えないけどもっと少数単位でトークンは買いたいという方はこのタイミングを狙うのがいいんじゃないかなと思います。

また、上記のタイミングを逃した方に注意して欲しいのが、トークンがマーケットプレイスに乗り出すとどのクラブも大抵の場合はお祭りのように価格が高騰します。2ヶ月程度待てば、投機目的の人たちが損切りしてサポート目的で保有する人(サポーター)が残る安定期がくるはずですので、そのタイミングで購入しましょう。

という感じで!皆さん、素敵なトークンライフを!ちゃお♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?