見出し画像

バスケ未経験のアビスパ福岡サポーターがライジングゼファーフクオカの試合を観に行ったら

みなさん、こんにちは。

僕は小学生の時からずっと地元のサッカークラブの「アビスパ福岡」を応援してきて、現在ではサポーター歴が10年になろうとしている大学生です。

今回は自分の感じたことをありのままに書き下ろすことで、サッカーは好きでバスケを観に行くことにも興味はあるものの、全容が分からないので行く勇気がないという方や、もしかしたら運営スタッフの何かの判断材料になれば良いのではないかということで、フラットな目線を意識しながらこの記事を作成してみようと思います。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


〇僕の属性

まずは割り振りを簡単にするために、僕の自己紹介をして、「こんなやつは、こういうことを考えるんだな」ということを明確にしておこうと思います。

僕は、

・生まれは博多、育ちも博多だけど、大学生から長崎の大学に通っている大学生(一人暮らし)

・可処分所得は生活費を除いて自由に使えるお金は大体月3万円程度(バイトにはそこまで熱を入れていない)

・熱の差はあれど継続してサッカーのサポーターを10年間続けてきた

こんなところでしょうか。

注目点としては、可処分所得はかなり限られているということでしょうか。大学生ということもあり、この3万円の中から飲み会に行き、外食をしたり、福岡まで出てきてサッカー観戦をしたりする訳です。大体、自分の最寄りの駅から博多駅までの移動費が往復で3,500円程度と、スタジアムでは大抵1,000円程度の飲食をします。グッツもちょこちょこと購入したりするので、可処分所得のうちの半分近くはサッカーに消えていきます。

可処分所得の大多数をサッカーに費やしている現状ではありますが、そんな「変態サッカー好き大学生」が時間があったのでライジングゼファーフクオカの試合を観に行ってみたというのがこちらの記事になっています。

さて、次の章から実際の感想を書いていきたいと思います。


①座席選びとチケット購入

サッカーファンの僕からすると、「バスケットボール」というものは全くの異質な存在であり、そもそも福岡にライジングというチームがあったことくらいはうっすらと知っていましたが、その程度でしかありませんでした。

なぜ、このライジングゼファーフクオカ(以下、ライジング)を知ったのかというと、「九州スポーツビジネスサミット」というイベントに参加させて頂いた際に、ライジングの神田社長のお話をお伺いしたことが大きなきっかけでした。この2018シーズンは、個人的に「アビスパ福岡をより良いチームにするために僕の力で何が出来るだろうか」という視点でチームを応援していた所、そういう面白いイベントがあるという事を聞きつけましてなんとか運営メンバーとしてねじ込んでもらって・・・という経緯は置いておいて、そのイベントにて、就任1年目にB2リーグにいたライジングをB1に昇格させたことを始め、様々な革新的な行動をしたことに対しての神田社長がこんなことを仰っていました。

「当たり前にやるべきことをやっただけですよ」

これが個人的には凄く深く残っている言葉でして、この言葉をその目で確かめたいと思い、今日の観戦に至りました。

(追記)12月16日1時20分
こちらの文面の神田社長がライジングゼファーをB2からB1にあげたという表現を用いていますが、神田社長はB2西地区優勝が決まった頃の最後あたりに就任しているようですので、僕の文面だと「神田社長のおかげで昇格を決めた」と読めるようになっているようで、事実と異なる認識を起こしてしまう可能性があるということで、ここに修正しておきます。なお、参考にさせて頂いたツイートのリンクも張り付けておきます。

ー座席選びとチケット購入

まず試合を観に行く上で必要になってくるものがあります。

それはチケットです。これがなければ会場に入ることはできませんよね。サッカーファンとして、試合を見に行くのであれば「まずはチケットから調べよう!」ということで、ライジングのホームの試合のチケットを調べることにしました。

実はこのチケットページが、サッカーファンの僕からすると全く理解不能でした(笑)

こちらのリンクは明日(12月15日)のチケット購入ページなのですが、

このような画面がチームのチケット購入画面に表示されています。

ですが、


ごめんなさい、アリーナとかスタンドとかなんちゃらシートなんて言われてもさっぱり分かりませんでした!

ということで一番安いチケットを購入してみた所、そこの名称は「スタンド自由席C」という席名で、価格は大人が1,000円で入場可能でした。

「とりあえず一番安い所に座って・・・次に行くときに、また席を選び直せばいいや」という軽い気持ちでクレジットカードを使ってチケットを購入しました。

サッカーファンからすると驚く方もいらっしゃるかもしれませんが、バスケのBリーグのチケットは紙のものはもちろん存在するのですが、なんと「スマホ一台持って行くだけで試合会場に入ることができるのです」(スマチケという機能だそうです)

スマホで購入する手段がアプリを入れて、会員登録をして・・・と少しだけ面倒くさい作業があったりしますが、それを乗り越えたらサクサクとチケットを確保することができました。

②いざ、会場へ

長崎からの高速バスに乗り込み、いま流行りの(正確には流行って廃っている)ティックトックというおじさんは絶対に知らないアプリを観ながら時間を潰して福岡に到着を果たします。

会場までは優しくて美人で、僕のスポンサー(お金を出してくれる)であるお母様に送迎をしていただき、無事に照葉積水ハウスアリーナに到着します(このあたりの交通手段等は千早駅からの直行バスが出ているという情報だけはこちらに記載しておきますね)

この美しいフォルム、出来立てほやほやのアリーナです。

僕はインスタのストーリ用の写真をバシャバシャと撮りまくり、一通り満足した所で会場に入りました(余計な所を太文字にしてしまったかもしれません)。

会場に入るときの胸が高鳴るこの興奮を、どうにかより多くの感性で知って欲しいと思ったのと、以前にほかのアビスパ福岡サポーターの方がこちらのアリーナを訪れている写真をあげていらっしゃる方がいた時に、イマイチ感動が伝わらなかったので僕は動画を使って入場時の興奮を記録しました。

(日常の世界観)

(非日常の世界観)

この「非日常⇔日常」のギャップの作り方が特に上手く、ゲートをくぐるとそこに広がるアジトのような光景。会場に入ってからもしばらくはインスタに投稿するための写真をパシャリパシャリと撮影してから座席に座りました。

ちなみに、この入場の際には

なんとスマホの画面にスタンプを押してもらうことで入場をすることが可能になるという最新テクノロジー。あのお姉さんに携帯電話のデータを抜き取られたのかもしれない・・・なんて冗談はさておき、スマホ一台で簡単に入場をすることが可能でした。

(バシャバシャと撮影したうちの一枚)

僕が会場に入ったのは、大体試合が始まる2時間ちょっと前くらいでした。

サッカースタジアムでは無駄に3時間前くらいに到着をして、知り合いの方とダラダラと近状を話したり、新グッツをうでうでと見たりすることを楽しんだりすることであっという間に時間は過ぎ去っていったりするので、その感覚で試合の始まるかなり前にアリーナ入りをしてみたのですが、

めちゃくちゃ暇でした。


グッツコーナーを人があまりいない中で見れる等のメリットはあったものの、暇すぎて眠気と戦ったりしていましたね。暇つぶしコーナーはそこまでないので、とにかくアリーナ入りは長くても試合開始の1時間前~30分前でも充分だと思います。


さて、暇もあったのでチケット購入の際に「一番安いからという理由で購入した座席」という座席に実際に座ってみたのですが、自由席という事もあり限られた範囲の中ではどこでも座ることができるというのでこちらの席をチョイス。

全然試合観れるじゃないですか!!


1,000円の座席なんて、アビスパ福岡のホームスタジアムである「レベルファイブスタジアム」では、ゴール裏と呼ばれる傾斜がほとんどなくゴールが入ったのかどうかも確認できないような座席しか確保することができないので期待はしていませんでしたが、試合をばっちり見ることができる座席を確保することができました。

ちなみに、1,000円の座席で行ける範囲には

このようにゴールの真裏の席も確保することができます。

ただ、ゴールの後ろのデカイやつが邪魔してほとんど試合を観ることが出来ないので、先ほどの座席がベターでしょう。


また、値段の比較として

この赤丸のつけてあるところの3種類の座席からの景色の写真を撮ってみました。

■灰色のエリア

生々しく値段を書いてみました、これで1,000円は良いですね。

■薄いピンクのエリア

さっきよりは中央に座ることができるので、試合の見やすさは上がるかもしれませんが・・・その角度の違いで800円の価値はありますかね、というのが僕の率直な感想です。

■濃いピンクのエリア

さっきよりは近くなりました、ピッチに近くなればなるほどチケットの価格は上がっていくようです。しかし、ただ薄めのピンクのエリアよりもちょっと前に行くだけで500円アップ・・・価値はあるのか?

というのが率直な感想です。


③売店関係

物凄く早くアリーナ入りしてしまったせいで、再入場口を10回くらいで入りした気がします。ちなみに、再入場はスタンプを腕に押してもらって、入る際にライトで照らすスタイルを採用しています。

不正防止にもなりますし、効率も上がりますし、アビスパもそっちにした方が結果的に安上がりにならないですかね?という話はおいておいて、売店関係についてのレポートをしてみます。

売店はというと、この2店舗のみ。

火を使うことができないらしく、内容も盛り上がるようなものではないようでした。公式スタッフの方が「併設されているコンビニの方をご利用ください」とお客さんに言っていたこともあり、まだまだ公式としても充分ではないという判断なのでしょう。

ただ、お客の立場としては、お祭り価格の高くて少ないグルメよりもコンビニでいいやと思う人もそれなりにいたようで、コンビニのおにぎりのようなものをつまんでいる人もチラホラと見かけました。

そして僕が個人的に気になったのはこちら

その名も「RIZING BAR」という飲料の販売店舗。

こちらではビールやハイボール、様々な種類のチューハイやワインなどを楽しむことができます。その種類もかなり多彩だったはずですが、そこまでメニューを見ていないので割愛。

僕は500円のレモン酎ハイをチョイス。うん、カップが小さいなんてことは楽しい雰囲気の中では禁句です。

ただ、カップにライジングゼファー要素があるともっと購買意欲はそそられますね。コストの問題もあるのでしょうが、逆に言えば「せっかくライジングの試合に来てるんだから、多少高くてもライジングカラーの方がインスタに映える」というのが個人的な意見です。

ライジングのシールでもぺたりと張り付けているだけで全然違うと思うけどなあ。

グッツの売店に関してはそこまで種類は多くなかった印象を受けました。「ピットマンのシャツ買ってもいいけど、ディスプレイにないし売ってないのかな?」という感じで、商品の置き方を工夫したり、グッツエリアに人だかりができてしまって、何が販売されているのかをチェックできないような感じになればお財布がキュッと締まるので、グッツ関係はまだまだ改善ポイントはありそうです。

そして、このペイペイを完備していたので、チケットはスマホで、グッツはペイペイで、飲食はセブンイレブンで済ませれば、夢のキャッシュレス化も・・・!!

グッツ自体はどれも魅力的に感じましたが、正直に言うならば「可処分所得の中でお金を払うには、まだ値しないかな」という印象でしたね。だって、長崎で使わないんですもの。

スマホケースの少しだけ迷いましたが、もう少し値段が下がれば即決で買っていたと思います。これはかなりクールだと思います。やはり限られた可処分所得の中では、何かを購入する時には「より多くの場面で使うことができる」というのは必須の要素になるかもしれません。

チームのロゴなどがプリントされたタオルがもう少しチープにあれば、日常生活の中でも使用できるという条件の元で購入に至っていた可能性は高かったと思います。

④圧巻!鳥肌必須の演出

バスケのようなアリーナ型の施設になると、照明を落とすことで簡単に非日常感を演出することができるのですね。

照明が落ち、試合の開始も迫る中で人の入りも勢いが増していく中で行われる演出。

とても幻想的な空間でした。

グッツにもあったペンライトが活きてくる唯一の場面ですね。

上部に設置されてあるスクリーンに、プロジェクターでクールなムービーを投影して、ファンを煽りたてます。

そして、チアのダンスの後に選手入場とかなり幻想的な空間を演出していました。鳥肌が止まらなかったのと同時に、「レベスタ(アビスパ福岡のホームスタジアム)も照明落としてペンライト売ればいいんじゃない?」なんて思ったりしていました(笑)

⑤いざ試合開始!

僕としては数時間待っていたのでやっとの試合開始です。

試合が始まってサッカーファンの僕として驚いたことが二つほどありますので紹介をしていこうと思います。

まず、一つ目に「ひたすら音楽が流れ続けている」のです。スタジアムDJというような役割のお兄さんが攻守の切り替えのたびに「ゴーゴーライジング!」だとか「(手拍子)守備!」みたいな掛け声をかけて会場を煽ります。サッカーではこれはサポーターがやる役割だと思いますが、なんと公式がすべて担当するのですね。

二つ目もそのDJに関わっている話なのですが、「DJのお兄さんが実況してくれる」のです。例えばプレーが止まると「ファウルです、ライジンボールから始まります!」だとか「ファールがうんたらで、ライジングに2本のフリースローです!」というように、なぜ試合が止まったのかを教えてくれたり、「だれそれのスリー!!!」というように、いまのシュートを誰が決めたのかなどの情報を伝えてくれます。

ゴールを決めた後の守備の音楽はちょっとゴージャスになったりと、凄く面白いなあと思いながら試合を観ていました。

タイムアウトという小休憩の時には、わざわざ毎回チアが出てきて観客に暇をさせまいとショーを披露したりと、とにかく観客を飽きさせまいと必死になって動いてくれる姿は少なからず観客としては感じるものがありました。

全く根拠のないものになってはしまいますが、「必死さ」だったり「頑張っている姿」という所は凄く評価できるんじゃないかと思います。サッカーファンが行ったとしても様々な工夫で存分に楽しむことができます。

バスケットボールの知識がなくても、DJがなんとなく教えてくれるので、一人で「おおw」だったり「うおー!!」というような言葉が自然と出てくるくら盛り上がることができます(笑)

バスケットボールは得点がサッカーよりも入る分、やはり1点の重みはサッカーよりは大きくないですが、

180センチが小柄に見えるくらいの体格を持ったおっさんたちがボールを追っかけ回す姿というのは非常に迫力があります。

ぜひ、この記事を観て興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、

こちらからチケットを購入されてみてはいかがでしょうか!

この暇なオフシーズンに彩りを!


⑤終わりに

初めてのBリーグ観戦だったのですが、率直に「また来てみたい!」という思いが湧いてきました。ライジングゼファーも成績があまり芳しくなく、これから支えていかないといけないチームであります。

同じ福岡を名乗るもの同士、ぜひ一度ライジングゼファー福岡の試合に来てみてはいかがでしょうか。

異なる文化に触れて、アビスパ福岡を愛する気持ちをさらに強めるもよし、自分の趣味を広げるもよし。

さあ、レッツ・ライジングゼファーライフを!(僕は今回が初めての観戦です)

■最後に

トイレがすっごい綺麗だった

この記事が参加している募集

Bリーグ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?