懺悔

昼間よりも一食分、軽くなった体重
質量は保たれるなら、何が増えたんだろう。

削りつづける記憶と消費する夜
息をする度に存在がすこし浮く。

居心地が悪くて飲み干したコーヒー
責められるように舌先が痺れた。

行き場がないよな
錯覚が実像に姿を変えて

歩き姿もトレースで
ただ水になるのを待つばかり。

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