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原体験から(3)-2022シーズンを終えて

2022シーズンが終わりました。
 
感情が揺さぶられまくる2週間でした。まずは北関東ダービー2戦から。


北関東ダービー①(10月17日 記)

北関東ダービー。サッカーの魅力が詰まりまくったゲーム。
数名の選手やスタッフは涙していました。ファンサポーターの皆さんも感情を爆発させて涙した方もいらっしゃるかもしれません。

叫びました。本当に本当に素晴らしい瞬間に立ち会うことができました。

試合後、強化・トップチームのスタッフと話したのですが、
2ゴールを決めた唐山選手に関して、
「悔しい思いや辛い思いを今シーズン沢山してきて、それでも努力し続けてきた彼が報われた瞬間の1つ」
と話してくれて、胸が熱くなりました。

 入社後初勝利した熊本戦で小島さんが僕に「この勝利の喜びを感じたらこの仕事辞められないぞ」と興奮気味に言いました。
 昨日もあの日と同じことをおっしゃっていました。


北関東ダービー②(10月24日 記)

 この日もまた忘れられない日になりました。素晴らしい瞬間に立ち会うことができました。
 
 スタジアムの雰囲気、選手、スタッフ、ファンサポーターファミリーの表情を見ると、心の底からこみ上げてくるものがありました。そんな勝利の瞬間は、感情を全身で表現できるものだと思ってましたが、ただただ呆然と立ち尽くしてしまいました。

 Jリーグに関わることは、Jリーグと共に生きてきた少年時代からの憧れであり、今年Jクラブに入り、Jリーグの興行にほんの少し関われたこと大きな喜びです。それと同じ以上に、関わっている子どもたちとピッチや学校だけではなく、週末ホームゲームでスタジアムで会えることに、大きな喜びと嬉しさを感じています。(いつもと変わらず接しているけど、心のなかでは超喜んでます)

 この日を楽しみにしていることを想像すると、自分の小学生時代を振り返っているようで懐かしさをおぼえます。スタジアムでの感情、出会い、非日常感は彼彼女らのかけがえのない原体験となり、原風景となるはずです。この輪を広げ、原風景を刻み続け、また来シーズンも、6年後新スタジアムでも変わらずに会いたいです。子どもたちから学び、共に大きくなります。




 少し、自分の過去の話をさせてください。また原体験の話、サッカークラブで働くある種のロマンみたいな話です。

カンプノウ
 サンチャゴベルナベウ クラシコ見ました

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 小学生のとき僕はFCバルセロナというサッカーチームに夢中になっていました。
大学生になり、サッカーコーチとしてサッカーに関わり、留学も視野を入れたこともあって、1ヶ月1人でスペインへ行ってきました。

バルセロナとマドリードに2週間ずつ行き、ホームステイしながら、クラブに帯同して、時間がもったいないから毎日睡眠時間を削って… 僕の人生の中でも濃すぎる1ヶ月を送っていました。

中学でアメリカ、高校でカナダ、大学でスペインに行ったわけですが、こういった海外志向になるのも、時間とお金があればどこかへ行ってしまう湧き出る行動力はサッカーと関わって(オンザピッチ・オフザピッチ)培われたものだと最近感じています。

一つスペインでのエピソードを紹介します。

滞在していたある日、スペイン人2人とイギリス人、日本人の僕で飲みにいきました。そのとき話題で、自分のふるさとの話になりました。

アンドレウというスペイン人が熱く自分の街について語ってくれたことが僕の印象に強く残っています。

「俺の街はスペインカンタブリア州のサンタンデールってところだ。俺の街にはフットボールがある。ラシン・サンタンデールだ。今は3部(当時)にいる。(以下省略)」


俺の街にはフットボールがあると熱弁してくれた。彼にとって、その小さな街にとって、夢や生きがいを超えた存在であると話していた。

正直、僕は自分の生まれ育った故郷について、うまく言葉にすることができなかった。一方でアンドレウは自分の故郷を誇らしげに、満足げに、自信と愛をもって僕に語ってくれました。

これを読む皆さんは自分の街をどれくらい、そしてどのように語れるでしょうか。


俺の街には水戸ホーリーホックがある!

この街には水戸ホーリーホックがあります。

 自分の街を話すときに、水戸ホーリーホックの名前が出たら嬉しいです。
勝つ負ける、サッカーをプレイする、それだけではなくて、
クラブに関わることが、クラブを応援することが、誇りに思ってもらえるようになりたいです。

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 少年時代、夢中になっていたFCバルセロナは水戸ホーリーホックと比べものにならないくらい大きなクラブです。もしかしたら世界一のクラブともいえるかもしれません。

ただし、水戸ホーリーホックとFCバルセロナ 舞台をこの茨城県県央県北15市町村に限ってはどうでしょうか。

水戸ホーリーホックがこの街の課題を解決していく。この街に貢献できる人材を育成し、開発していく。この街に夢と感動と一体感を共有する。この街に根ざし、歩み、貢献し、この街と共に発展していく。水戸ホーリーホックに関わる全ての人の挑戦にこの街が心動かされる。

世界を舞台にしたら、まだ難しいかもしれません。

しかし、水戸ホーリーホックのホームタウンに限っては、水戸ホーリーホックはFCバルセロナよりも大きな価値を与えられることが可能だと思います。

この茨城県央県北のホームタウンの皆さんにとっては、水戸ホーリーホックが世界一のクラブなれると信じています。

僕はここにとてつもない可能性とロマンを感じています。

 この街を青く染めましょう!
イダレオ イダレオ この街を青く染めろ イダレオ イダレオ 歓喜の時 掴み取れ

1つ宣伝させてください。

この街を青く染めるため、365日水戸ホーリーホックを感じてもらうため、この地域を担っていくアカデミー生により良い環境を提供するため、水戸ホーリーホックではクラウドファンディングを実施しています。

皆さんの力を貸してください。宜しくお願いします。


水戸ホーリーホックには無限の可能性がある!

 昨日の試合後セレモニーや終礼やスタッフ間の雑談で出てきたフレーズ。このクラブには無限の力と無限の可能性を秘めていると信じています。

ゴール裏で見ていた1試合は、あの試合の結果に至る過程には、クラブに関わる人たちの情熱や想い、使命感があるんだと目で肌で感じています。
朝早くに来て、夜遅くに帰るスタッフ、目の前の子供たちや選手に何かを掴んでもらうために日々情熱を注ぐアカデミーコーチやスクールコーチ、華やかそうに見えるけど、そうではない名前なんてないような小さくて細かい業務、オフザピッチでは考えられない目の色を変えてトレーニングする選手、そんな瞬間を僕は少しだけ知っています。

だから、まじで勝ちたいなって思えます。勝つ可能性を高めるアクションをし続けないとと思えます。

 
昨年進路を考えるときに一歩を踏み出し縁があった水戸ホーリーホック。
 結果論ですが縁があった内の2クラブは今シーズン、プレーオフへ進出しました。
一切の後悔なく、水戸ホーリーホックに関われたことに自信と誇りと情熱があります。

 このシーズン、週末に水戸ホーリーホックに関わる全ての皆さんと垣根を超えて、感情を共にし、共有し、繋がり、前へ進んで行けたことが至高の時間でした。そして無限の可能性を感じさせてくれました。

ありがとうございました。

 水戸ホーリーホックに関わることが誇りと感じてもらえるように、この街に水戸ホーリーホックがある!と胸を張って言ってもらえるようにします。

 そのために頑張ります。

 またどこかで会いましょう!

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