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ご存知ですか!?PRP水光注射とニキビ跡ヒアルロン酸の違い

こんにちは。共立美容外科の磯野です^^
今回は、PRP水光注射とニキビ跡ヒアルロン酸の違いについてお話したいと思います!

まずはPRP水光注射とニキビ肌ヒアルロン酸の特徴についてお話しします。

PRP水光注射の特徴

PRP水光注射というのは、新しい技術である再生医療を活用したPRP皮膚再生治療と水光注射のメリットを合わせた治療法です。

PRP皮膚再生治療は、患者さんご自身の血液を採取し、その中から肌の再生効果がある血小板のみを抽出し、その血小板をシワやニキビ痕などのお悩み部分に注射して皮膚の再生を促す新しい治療法です。

水光注射は専用の機器をつかい、ヒアルロン酸や各種ビタミン、プラセンタなど肌の再生に有効な美肌保湿成分をミックスして肌の表面に注射していきます。ですので肌のキメや保湿、肌の再生などに効果が期待できます

PRP水光注射は、2つのメリットを掛け合わせることでより高い肌の再生医療が可能となるのです!

クレーターの改善だけでなく、しわやたるみといったエイジングケアや肌質の改善にも効果が期待できます。

ニキビ跡ヒアルロン酸の特徴

ニキビ跡ヒアルロン酸というのは、クレーター(ニキビ痕があるへこんだ部分)にヒアルロン酸を注入する治療法です。

ヒアルロン酸には弾力性がありますので、注入すると皮膚の凹凸をなめらかにすることができます。肌が滑らかであると、ニキビ痕が目立ちにくいということになります。

効果が期待できるのは浅いクレーターで、深さがあるクレーターには効果が期待できません。

PRP水光注射とニキビ跡ヒアルロン酸の違い

次に、PRP水光注射とニキビ跡ヒアルロン酸の違いを5つに分けて紹介しましょう。

  • 得られる効果

  • 効果を実感するのまでの時間

  • 持続期間

  • 効果が期待できるクレーターの深さ

  • 料金

得られる効果

ニキビ跡ヒアルロン酸で得られる効果としましては、もちろんニキビ跡の改善があります。しかし、PRP水光注射ではニキビ跡以外にも肌全体に対する効果が期待できます。シワやたるみの改善のほか、肌の透明感アップにも力を発揮します。

効果を実感するまでの時間

PRP水光注射は、治療後2週間から3ヶ月かけて効果を実感していきます。対するニキビ跡ヒアルロン酸では、注入後すぐに効果を実感できます。

この比較だけみると、ニキビ跡ヒアルロン酸の方がよく見えますが、ヒアルロン酸は体内に少しずつ吸収されていくため、再度注入する必要があります。

一方でPRP水光注射は、体の内側からゆっくりと効果を発揮するため、肌質の改善も期待できます。PRP水光注射も再度注入可能ですが、治療後3ヶ月~4ヶ月の期間をあける必要があります。

結婚式などの大きなイベントが近く、すぐにでもクレーターを目立たなくしたい場合にはニキビ跡ヒアルロン酸を、時間をかけて肌質から改善したい方にはPRP水光注射が合っているのではないでしょうか。

持続期間

PRP水光注射は表面的な肌の治療ではなく、肌内部からの治療になります。そのため、効果を実感するようになると肌質も変わるため、長期間持続可能です。

ニキビ跡ヒアルロン酸は肌表面の凹凸をなくしますが、徐々にヒアルロン酸が肌へと吸収されていきますので、持続期間は1年程度となるでしょう。

効果が期待できるクレーターの深さ

クレーターにはローリングタイプ、アイスピックタイプ、ボックスタイプに分けられます。

ローリングタイプというのは、大きくへこみますがクレーターは滑らかにへこみます。

アイスピックタイプは、表面に見えるへこみは小さいのですが、へこみは鋭くとがり皮下組織にまで届いています。そのため、アイスピックタイプは治療がむずかしいタイプとされています。

この2つに対し、ボックスタイプというのは表面のへこみの角度が90度ありカクッとしています。そして、へこみの底は平面になっています。最も多いクレーターのタイプです。

ピンポイントのクレーターを治療したい方にはニキビ跡ヒアルロン酸でも対応可能です。また、クレーターが浅めである場合、ニキビ跡ヒアルロン酸で肌の凹凸を目立たなくする効果が期待できます。

しかし、クレーターが広範囲である場合や深い場合には、PRP水光注射の方がおすすめです。深いクレーターは肌の奥まで傷ができている状態ですので、肌の奥深くから治療する必要があります。

PRP水光注射は、肌の再生成分を奥深くまで行き渡らせることが可能ですから、深いクレーターに対しても効果を期待できます。

料金

PRP水光注射は、再生医療のため料金が高額です。平均価格としては80,000円~150,000円です。ニキビ跡ヒアルロン酸では、使用するヒアルロン酸製剤や治療内容によって変わりますが10,000円~50,000円程度となります。

ニキビ跡ヒアルロン酸とサブシジョン

クレーター治療に関しては、ニキビ跡ヒアルロン酸にはサブシジョンと呼ばれる治療法が併用されるケースがあります。

サブシジョンは専用の針を使用して、皮下組織と癒着した肌の繊維を切り離す治療法です。切り離した空間にヒアルロン酸を注入し、肌を持ち上げて再度癒着することを防ぎます。

クレーターは、肌の繊維が硬くなり、その組織が皮下組織に癒着し肌を内側へと引っ張ることでできますので、ニキビ跡ヒアルロン酸とサブシジョンの併用で効果的に改善を目指すことができます。

ダウンタイムについて

ダウンタイムについてご説明します!

PRP水光注射では、細かな針が複数ついた機器を使用しますので、治療後にはポツポツと小さな針の跡がのこる場合があります。

また、赤みや腫れ、熱感をともなう症状もみられます。

ニキビ跡ヒアルロン酸の場合も赤みや腫れが出る場合があります。

早ければ2日から3日、長い方で1週ほどのダウンタイムが必要です。

赤みや腫れが気になるときには、ガーゼやタオルで包んだ保冷剤を優しく患部にあて5分ほど冷やしてください。

PRP水光注射にもニキビ跡ヒアルロン酸にもメリット・デメリットがありますので、それぞれの特徴を知ったうえで治療内容を選ぶ必要があります。
そのためにもカウンセリングは重要ですので、しっかりと医師と相談したうえで施術するかどうかを決めてくださいね。