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上海キャッシュレスを体験して

2018年12月に上海視察に行ってきて、モーメントだけまとめて時間が経ってしまったが全体を通しての感想を書いておこう。

中国の印象

以前まで中国に対してはあまりいい印象がなかった。
日本で流行っているものをパクったり、「段ボール肉まん」や新幹線の事故などニュースでやっていたことから、あまり中国には行きたくないなーと正直なところ思っていた。

しかし、ここ数年、中国でキャッシュレスが進んでいるニュースをよく見るようになって印象が変わってきた。
さまざまなお店でQRコード決済ができ、現金使う人がほぼいなくスマホを持っていないと生活ができない、お小遣いやホームレスに送金するのもスマホでやるとかなんとか...

キャッシュレスの割合は日本は20%程度で、中国は90%超えているとかなんとか。(正しいデータまでわからん)

信じられない...。
日本が遅れているのか??

そんな不思議な好奇心のまま上海へ行くことに。

準備が大変だった

出国前に、WeChatのアプリを入れて、いざお金をチャージしようとしてもアクティベートができない。。
困った...。

調べても、中国で銀行口座を持つとアクティベートできるよとか。
無理ゲー。。
が、以前タイミング良く?アクティベートできた人がいたので、その人のアカウントを借りることで、なんとかWeChatにチャージできるようになった。

また、通信環境でも困ったことに。
調べると、ネット規制というものがあるらしく海外のサービスをほとんどを遮断しているらしい。

こちらは、VPN付 Wi-Fiルーターをレンタルして回避できた。

しかし、WeChatも通信環境も旅行者に厳しくするのは、自国のサービスを守るためなのだろうか。
日本には無い考え方だ。

現金は本当に必要無かった

現金持っていくか悩んだが、どこでもスマホ決済できるならいらないだろーと思って持っていかなかった。

本当にどの店でもWeChatで支払いができた。
言い忘れたが、WeChatはLINEにそっくりなアプリ。
日本で言うと、ほとんど店でLINE Payで支払える状態だった。

本当に財布がいらない。

タクシーもWeChatで支払って、後で割り勘もカンタン。

キャッシュレスより会話レスの方が便利だった

キャッシュレスの便利さを改めて感じたが、会話無しで決済できることもメリットと感じた。

買い物するとき店員さんは中国語でベラベラ喋ってきて、全く理解できない。

けど、ジェスチャーとQRコードから決済できるので、店員さんとほとんど喋る必要が無く買い物ができてしまう。

本当に便利だった。

上海の街

当然だけど、とても都会だった。
新しいビルやショッピングモールがガンガン建っているらしい。

面白いのが、いろんな所で竹で出来た足場でビルの工事をしていること。
「え!?大丈夫?」と思ったけど、竹って丈夫なんだよね。きっと。

少し前までは路上にゴミがたくさんあったらしいけど、街はキレイだった。

ただ、交通マナーがあまり良くないのか、信号無視を良く見たり、クラクションが頻繁に鳴っているのはあまりいい印象じゃなかった。
(まぁ、日本でも時々見かけるけど)

街の至るところにシェア自転車が置いてあった。
けど、あまり利用されている感じではない。
こんな記事が最近載ってたね。

あと苦痛だったのはトイレに紙が無かったり、紙を流せないこと。
どうするかと言うと、トイレの脇にゴミ箱があるのでそこに捨てていく。
(他人が使ったティッシュは見たくないし、匂いが...)
常にティッシュを持ち歩かなきゃいけないというも、ストレスだった。

日本のトイレは本当にキレイだし便利だなーと改めて思う。

挨拶の文化

中国語は分からなくても、你好(ニーハオ)と謝謝(シェイシェイ)は知っていたので、よく使った。

けど、料理を運んでくれた店員さんに謝謝と何度か言ったのだが、苦笑いをされた。

あれ?何でだろう?
と調べたら、中国人は感謝や謝罪の言葉は、よほどのことがない限り、ほとんど言わないらしい。

このあたりも文化の違いだなーと思った。

デザイン

アプリ、サイネージ、キオスク端末(券売機)などどれも見やすく、使いやすかった。
どの店舗もクオリティが高い。

日本に帰ってきて、飲食店の券売機やタブレットなど触ると残念な気持ちになった...。
日本も頑張らなければ。

まとめ

中国は本当にキャッシュレスはかなり進んでいて、WeChatやAlipayでの支払いを前提に店舗や体験の設計しているところに本当に凄い。

キャッシュレスだけだと価値として弱いので、やはりキャッシュレスを通してユーザーに何を価値を届けるのかというのが大事かなと思った。

日本ではPayPayやLINE Payが盛り上がっていたけど、それらを通じてお店とユーザーにどういう体験を作れるのかを考えていかなければいけないと感じた。

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