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ユーフォルビアってなんだ?

 私がタイに行ったとき、検疫証明をもらう大学で日本の方に会いました。その方が持っていた植物の中に、珍奇な植物が入っていたんですね。掌のようなもこもこした、あれです。(写真中央ごらんください)姿はよく見かけて、個人的にはちょっと気持ち悪くてあんまり好きじゃないなーと思うのですけど。これをユーフォルビアと呼んでいたんです。

 帰国して改めて「ユーフォルビア」を調べたら、トウダイグサ??「ん?」まったくイメージと違う植物が出てきたんですね。それで、あー植物はちゃんと調べないとダメだなーと思ったのです。

 ユーフォルビアとは日本名ではトウダイグサ科(Euphorbiaceae)の植物を指し、私が気持ち悪い(失礼!)と言っていた植物はそのさらに下のユーフォルビア属(Euphorbia)のラクテア・クリスタータ(lactea f.cristata)という種類の植物のことでした。つまり

トウダイグサ科(←和名)ユーフォルビア科(Euphorbiaceae)

>トウダイグサ属、ユーフォルビア属(Euphorbia)

>ラクテア・クリスタータ(lactea f.cristata)

となるわけですね。タイの店番のおねーちゃんにこれユーフォルビア?と聞いても「え?」と言われてもしょうがなかったかもしれません。大根やワサビをこれはアブラナですか?と聞かれても戸惑っちゃいますよね。

 ちなみにこのクリスタータですが、別名マハラジャ、あるいは大明神、ユウヤケサンゴなどといろんな呼ばれ方をしています。ラクテアが、綴化(せっか)してさらにアルビノ化してこんな奇妙な姿になったそうです。さらに驚くべきことに、アルビノ化したものは葉緑素がないため、自活できず、扇部分より下は別のユーフォルビアが接ぎ木されているのだそうです。それもまた驚き。下の部分は違う植物なんかい!汗と思いました。

 けっこうな勢いでディスってきた(?)ユーフォルビアですが、その中のラクテア・ホワイトゴースト(lactea 'White Ghost' )はかなり人気の植物で私も好きです。サボテンと間違えられやすいですが、違う植物なんですよねー。トウダイグサ、、、草?なの?あまりにも範囲が広すぎてよくわからない科ですね。。。

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