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昨日、情報弱者たちと肉を食べた

 大学時代のバイト仲間と何年振りかで飲むことになった。人生初の熟成肉は非常においしかった。という話は後にして。私を含めて4人集まったのだがうち2人はSNSを利用していなかった。FacebookもInstagramもTwitterも。残る1人もアカウントは持っているけどもたまに見るだけ、程度だという。正直、ほんとに、素直に、驚いた。カルチャーショックとはこのことだろう。(本文中に入る画像は昨日食べた熟成肉で本文とは全く関係ないのであしからず)

 ちなみに世代的には30代後半から40代前半。若者でも年配でもなく、会社で言えば中堅くらいの位置にあり、稼ぎ時、稼ぎ頭、的な立ち位置にある世代ではなかろうか。そんな「バリバリ世代」(表現が昭和・・・)の人たちでもSNSってこんなに普及していないのか、と愕然してしまった。

 私にとってはケガや病気で入院でもしない限り、SNSに触れない日などないでしょってくらい、当たり前にあるもの、欠かせないものになっているので、「え?!なんで?!」「意味が分からん」とか、最初は思ってしまった。理由を聞くと、「それが無くても今は別に不自由しないから」とのこと。妙に納得してしまった。

 私はゴルフをしない。世界中のお金持ちがこんなに時間とお金と労力をかけてやっているーお金持ちは概してケチで倹約家なはずなのにーからには、やった者にしかわからない魅力が、おそらくあるんだろうとは思う。(でなければこんなにはやるわけがない!)いろんなシーンで使われる、「いや、それ人生の半分くらい損してるよ!」みたいなことを言われる。娯楽であるゴルフとSNSを並列に論じることはできないけれど、話の内容は似てる。

このご時世にSNSをやらないなんて人生の8割くらい損してるわ

 「ゴルフをやらない人」と同じ感覚で「情報弱者」という言葉を使いたい。そこに差別的な感覚は一切ない。いちいち「SNSとかインターネットとかを積極的にやらない人たち」というのが面倒なだけだ。

 携帯電話と同じでその利用価値やありがたみを知ってしまうと、ないなんて考えられん!と思えるのだけど、知らない人はそれで生活が完結してしまっているから必要性なんて感じないのかもしれない。

 ゴルフと一緒で、やらない、という選択も自由だ。

 この情報化社会においてSNSをやらない人たちなんてハナから相手にする必要はない。

という人もいる。ビジネス系に多い。そうなるとSNSを利用しない年配者や情報弱者相手のビジネスをする方がブルーオーシャン(ガラ空き)じゃないの?って気もする。

 情報弱者を相手にするビジネスは不可能あるいは非効率なのか?

必要性を感じないからやらないのであって、彼らにその良さを伝えて初めてもらったらいいのかもしれない。むしろその必要性を感じさせられてない側にも問題があるのではなかろうか。

突き放すことは簡単。でも救済してあげる(上から目線w)こともできるのでは?

いろんなことを考えさせられる飲み会でした。


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