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アンテナにアドセンス(広告)をいれました

本日のnoteの更新については、表題にあるとおりです。もうすでに気がついている方もいるかもしれません。アンテナにアドセンス(広告)を入れました。

このことに関してはおそらく賛否両論あるでしょうし、僕たち自身も導入にはとても悩みました。広告が入ることで多少なりとも記事は読みにくくなること、また見栄えもよろしくない。その上で導入を決めたのは、純粋にお金が必要だったからです。

以前の記事でも書きましたが、僕たちはボランティアで集まり活動をしています。現在、記事での収入は多くありません。それでも「少しでも好きなものや人の力になりたい」という気持ちで、ひとつずつ記事を制作している状態です。この一球入魂ぷりときたら、まじで声高々に自慢したいくらい手間ひまかけてやってます。

そうこうしておりますと、ありがたいことに多くのプレスや、記事の相談をいただくようになりました。そして記事の本数やメンバーが増加するにつれ、取材の移動費や、打ち合わせ費用はもちろんのこと、サーバ代やその他運営の費用もかさむようになってきているのです。

別に出費としては別に生活ができないほど差し迫っているわけじゃあない。でも確実にこういった赤字の垂れ流しは自分たちの生活を蝕みますし、そうなるとメディア自体の存続が危ぶまれる。なにより心身を削るライターやカメラマンの制作活動プラスに近づけることは、メディアを継続するための環境つくりとして重要なわけです。そう思ったのが今回の広告導入に踏み切るきっかけでした。

「狭い界隈でお金のやり取りをしてもしょうがない」というのは、僕がメディアを立ち上げた時からずっと感じていたことではあります。インディーのミュージシャンが好きだからといって、その人たちから記事代をもらってもしょうがない。本当はきちんと対価が払えるならそれに越したことはないけど、ないものはないわけですし、それなら別のエコシステムを考えるほうが健全な気がするんですよね。それが今回で言えば広告にあたるわけです。だって読者や、取材対象からもらわなくてもいいわけだし、その分みんなはライブハウスで酒を飲むとか、好きな映画を見に行くとかしてくれたらいい。

もし、僕たちに資金的余裕ができて、もっと時間を作ることができたら、「記事をつくること」をもっと好きなようにできる。そしてより多くの方の力になれる。現段階では微々たるものですが、今回の導入からそういった流れに持っていければと思います。

というわけで、ますます好きなことだけ好きなだけ、売れてるかどうかは関係ないインディペンデントなメディアとして邁進していくのでどうぞよろしくです。


アンテナ編集長:堤大樹

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