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【アンテナ↔只本屋の交換日記①】なんで僕たちは学校を作ったんだろう?

拝啓

山田さん、いつもお世話になります、堤です。

ここ一年とちょっとの間に、『TAKE OUT!!』を2回、『言志の学校』を1回となんだかんだと濃い時間を一緒に過ごしたように思います。成果物を配布するために台湾にも行きましたしね(笑)。

そしていよいよ『言志の学校 第二期』が再来週末からはじまるわけですが、改めて「僕たちが学校を作ってどんな意味があるんだろう?」と思ったわけです。だってこれってやっぱり結構な手間なんですよね。場所を借りて、講師を呼んで、受講生が集まるかビクビクして(笑)。

「山田さんはどうして学校を作ろうと思ったんでしょうか?」

まずは僕の話をします。

第一期のライティング講座で印象に残っていることがあります。土門さんに「堤くんは人に教えることに興味があるんだね」と言われたことです。自分ではさほど意識したことがなかったんですが、思い返せば昔から自分が好きなものを人に勧めるのが好きだったんですよ。漫画やアニメ、映画に音楽……。だから教えると言うか、「自分が素敵だと思った経験をたくさんの人と共有がしたい」というニュアンスが近い気がしています。

言志の学校 第一期(二回目)レポート

そして僕は「モノをつくること」に多くのものをもらってきました。今の仕事、人間関係のほとんどは、アンテナによる記事やイベント制作、自身の音楽活動があってこそのものです。間違いなく、それがなければ出会えなかった人や場所がたくさんある。山田さんもそのひとりですね。

そしてそのスタートって、アンテナで言えば最初に勢いだけでつくったフリーペーパーだったんです。今、見るととても良いできとは言えませんが、自分なりの問題意識や、気持ちを形にする、そしてつくったものが人の手に渡り反応を得ることに大きな感動を覚えました。それまでぼんやりと過ごしてきた生活に意義が生まれたんです。

フリーペーパー:アンテナ vol.1「MVのつくりかた」

「自分が周囲の世界を変えられると信じることが、クリエイティブのスタートである」

最近読んだ『クリエイティブ・コンセプト』という本の一説にこんな言葉がありました。最初につくったフリーペーパーアンテナは、僕にその自信を与えてくれたように思います。

その時の感動をみんなで体験したくて、こういった「モノをつくるきっかけとなる場所」をつくっているのかもしれません。でも「一歩目に勇気がいること」とか、「ひとりだとなかなか完成にたどり着けない」という気持ちもよくわかるんですよね。だからこそ「仲間」がいて、「学び」と「ゴール」が設定されてる学校というスタイルにたどり着いた気がします。

他にも課題に感じていることはいろいろありますが、根本の想いはやはりそこですね。山田さんはどうでしょうか?

アンテナ編集長:堤 大樹


▼言志の学校 第二期 募集要項
https://kyoto-antenna.com/post-29096/

▼言志の学校 第二期 申し込みフォーム
https://peatix.com/sales/event/644686/tickets?ticket_1292883=&ticket_1292884=

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