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【アンテナ↔只本屋の交換日記④】なんで僕たちは学校を作ったんだろう?

拝啓

アンテナ堤さん
いつもお世話になってます。

堤さんにいただいたものを読んでいて、僕も第1期を思い出してました。ほんといろんな方が参加してくれたので、めちゃめちゃ面白かったです。ただそこからもっと面白い学校にしていければと思っています。

そして、堤さんからの「言志の学校の第二期にどんなことを期待されていますか?」ということですが、言志の学校に期待していることは、小冊子やフリーペーパーを楽しむ人々をもっと増やしたいし、京都のそういった人々が集まれる場所を作りたいと思っています。

製作者同士が繋がれる場所を京都に作っていきたいという想いがあります。

只本屋作った時にもそうだったんですよね。フリーペーパーのコミュニティって東京にしかなかったですよ。フリーペーパーの専門店も、フリーペーパーの祭典もだいたい東京にあって、そういう情報やコミュニティへのアクセスは東京に足を運ぶしかなったんです。だから関西でもっとフリーペーパーの文化を盛り上げたいという想いがあって、只本屋を始めたという経緯があって。

関西でも実際、紙や印刷のイベントは色々開催しているんですよ。手紙社さんが主催している紙博とか、文学フリマとかあるんです。大阪のローカル・カルチャーマガジン「IN/SECTS」を発行するLLC インセクツの主催マーケットイベント「KITAKAGAYA FLEA & ASIA BOOKMARKET」も随分定着してきましたよね。

それから左京区はやっぱり有名な本屋さんが多いので、そういうところで色々イベントは企画されているんですが、製作者の集いというよりは、そういうものの販売イベントが多いイメージで、もう少し製作者同士が繋がれるものを京都の内側から作っていきたいという想いがあります。

共有できる仲間や場所がとても必要だと思います。

今回、京都の大垣書店の大垣守可さんや京都の印刷所修美社の山下昌毅さんにゲスト講師としてお声がけしたというのは、そういうところもあります。今二人は、「堀川 AC Lab」というアートやクラフト、交流、地域活性化などをテーマに大垣書店が運営するスペースがあるんですが、そこに「本が作れる本屋さん」を目標に、紙やインク、印刷をテーマにした印刷の相談所などを設けた場所の運営も行っていて、今まさにそういうものが生まれようとしているところなんですよね。

今回の言志の学校では、一人一人や冊子を作ることが大切なんですが、やっぱりそれを共有できる仲間や場所がとても必要だと思います。第2期を迎えるにあたっては、そういった部分もケアしつつ、みんなでフリーペーパー、ZINEという紙や印刷、冊子などの世界を楽しむ場所を作っていきたいと思います。

最終的には第1期のメンバーなども交えて、どんどんコミュニティーを大きくしていきたいですね。今から楽しみです。


只本屋代表:山田 毅


▼言志の学校 第二期 募集要項
https://kyoto-antenna.com/post-29096/

▼言志の学校 第二期 申し込みフォーム
https://peatix.com/sales/event/644686/tickets?ticket_1292883=&ticket_1292884=

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