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大田神社に行くもかきつばた見れず・・・

京都の北区にある、葵祭で知られる上賀茂神社。こちらの境内摂社にカキツバタで有名な大田神社があります。

上賀茂神社から歩いて10分位。

カキツバタといえば、五月に美しい紫の花を咲かせる水辺に群生する植物ですが、昔から歌にもよまれたりして、風情のある花ですよね。

大田神社のすぐわきに、カキツバタの群生する大田の沢があるのですが、藤原俊成の「神山やおほたの沢の杜若ふかきたのみは色にみゆらむ」という歌はこの大田神社の沢のカキツバタを詠んでいます。

もう季節的に終わりかな~と思いながら5月末に行ってみました。

結果、みごとに終わってました!(こちらの↓鳥居のすぐ脇がカキツバタの沼です。)

はは。でも上賀茂神社から大田神社に向かう道は小川が流れ、とてもきれいに整えられた街並みが続きます。

ここはもともとは上賀茂神社の神官の家々がならんでいたようで、今でもきれいに整えられた日本家屋と小川がとてもきれいな街並みをつくっています。

もちろん上賀茂神社にもお詣りして、神社境内のきれいな空気と、葵祭の斎王も禊をする川のせせらぎをきいてリフレッシュできました。

この日は5月でしたが単衣着物で。サマーウールの小紋に、紗紬の帯。

着物は更紗のような、唐花の柄で、白地に明るい配色。帯は紫に緑・赤・橙の抽象柄。菊花房の単衣着物セット(No.C-9)です。

上賀茂神社の盛砂。こちらは神の依り代となる、清らかな砂であり、正常な空気が漂う場所です。

平日なので人も少なく、静かでした。

京都はここ数年外国からの観光客もとても多く、祇園界隈や清水寺、伏見稲荷大社などは本当に混雑していますが、上賀茂神社のように少し中心からはずれたところにある神社は意外とゆっくり、静かな空気を楽しめます。

最後にこの日の着物の下半分。着物って、全身柄でも気にならないからすごいな。

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小松英恵

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