京都で着物を楽しむ生活をしています

はじめまして。京都で着付師をしている小松英恵(こまつはなえ)です。

「京都」で「着物」の「着付師」。いかにもな職業ですが、私自身は京都出身でもなく、着物とは全く関係のない家に生まれました。

生まれ育った横浜から、二十数年前に京都に移り住み、二十代のころは音楽活動をしていました。
西日本を中心に国内のライブハウスで演奏したり、海外にもライブをしに行く日々。京都っぽさを出したいとステージ衣装で着物を使ったことがきっかけで、着物大好き!になり、仕事にするまでになったのですから、何がきっかけになるか、人生って面白いですね。

はじめは母の昔の着物を譲ってもらい、ワンクルーを無料で教えてもらえる着付け教室に通いました。そして好きが高じてとうとう西陣の老舗帯メーカーに就職することに。

事務や製造に携わらせてもらう中、帯や着物の基本を学び、絹の手触りを覚え、色合わせの難しさや楽しさを知りました。もっともっと着物のことを知りたいと思い、西陣織組合で運営する西陣和装学院へ着付けを習いに通うことに。

最初は自分で着る時に上手に着たいなという気持ちでしたが、3か月の自装の着付けレッスンが済むと人に着付けることもしてみたくなり、その後さらに1年半通うことにしました。訪問着や浴衣はもちろん、振袖や帯の変わり結びを学び、お茶のお作法まで教えてもらいました。最後のクラスでは花嫁さんや十二単までお衣装を用意してくださって、着付けのレッスン。

2010年に師範の免状をいただきました!

その後2011年に出張で着物を着付け、着物レンタルもするお店「菊花房」を開業。

外国人の友人に着付けをしてとても喜んでもらった経験から、どんどん外国の方にも着物をきてほしいとホテルやゲストハウスに出向き着付けしていきました。

2014年出産のため一時休業。半年後の2015年にふたたび再開!

自分自身も子育てをしながら、今度は忙しいママたちがもっといろいろな行事に気軽に着物を着れるようにと、市内在住の方への着付けにも力を入れています。
子供をもってみてわかりましたが、子供の面倒をみながら着物を自分で用意して、美容院なり着付け店なりに持って行くのはほんとうに大変です。お宮参りや七五三、卒業式などさまざまな場面で出張着付けをさせてもらっています。

2018年にはご縁があって、京都で撮影のAbema TVの某番組に出演した元アナウンサーの中村江里子さんやタレントの関根勤さん、俳優の梶原善さんら芸能人の方々に着付けする機会をいただきました。

すらっとした中村江里子さんは着物も似合う知的美女でした。

すてきな人たちと出会わせてくれるこのお仕事に感謝しながら、今度は自分からも京都の着物ライフ、いろんな季節ごとの行事やそれに向く着物を発信していきたいと思っています。

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