近鉄特急「ひのとり」のレギュラーシートに乗った

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ふと,近鉄に乗って大阪に行きたくなったので,名古屋から新幹線…ではなく,近鉄特急で行くことにしました.名古屋から大阪に行くときは,新幹線で行く方も多いかもしれませんが,近鉄特急でも名古屋から大阪に乗換なし行くことはできます.料金も近鉄特急のほうが2000円安い(割引などを使えばもっと安くなるかも)です.しかし,所要時間は新幹線の2倍程度かかります.

所要時間は2倍程度かかるのですが,近鉄特急の快適性は新幹線と同等か,それ以上です.2020年3月にデビューした近鉄特急「ひのとり」は,とてもリーズナブルな価格で新幹線を超える快適性が味わえます.

近鉄特急「ひのとり」の概要

近鉄特急「ひのとり」は近鉄名古屋から大阪難波を結ぶ近鉄の名阪特急の一つです.近鉄特急は色々種類があるのですが,「ひのとり」は名阪特急の中では最上級に位置する特急として存在しています.

基本的に6両編成で構成され,最前車と最後車は「プレミアム」シート,他の4両は「レギュラー」シートで構成されています.プレミアムは新幹線のグランクラス並の設備が整っています.レギュラーは,レギュラーという名前がついていますが,新幹線でいうグリーン車と同等です.この段階ですごい車両です.

料金は,運賃・特急料金・ひのとり特別料金が必要となります.詳しい内訳は省略しますが,プレミアムは合計5,240円,レギュラーは合計4,540円です.新幹線の名古屋〜大阪は合計5,940円ですので,プレミアムシートでも新幹線より安いことになります.

レギュラーシート

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プレミアムシートはグランクラス並の設備が整っているので,それもそれで快適だと思いますが,レギュラーシートでも充分な快適性があると思います.座席はすべて「バックシェル」という機能が備わっています.バックシェルは,リクライニングシートをいくら倒しても,後ろの乗客に全く影響しない機構です.なので,後ろの乗客を気にせずにリクライニングを倒すことができます.

車内はすべてWi-Fi完備.近鉄のフリーWi-Fiも使えます.ただ,山間部を走行する部分では少し電波の入りが悪いです.radikoを聞きながら乗っていたのですが,途中で中断するトラブルが何回かありました.

デスクは2種類あり,前座席の後ろにある作業ができる大きめなデスクと,座席脇にある飲み物・軽食を置く用の小さめなデスクです.前座席の大きめなデスクと,座席脇から取り出す小さめなデスクは,両方同時に設置することができます.大きめなデスクでパソコン作業するには,若干姿勢を前のめりにする必要があるかな?とは思いました.これは「ひのとり」だけではないのですが.

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プレミアムシート寄りの車両には,カフェスポットがあります.自販機形式で,コーヒーが飲めます.1杯200円.ちなみに,私はカフェインに弱いので,コーヒーはあまり飲まないタイプです.そういう人のために,右側の軽食自販機に紅茶?とココアの粉が販売されています.お湯は左側のカフェマシンから入れます.お湯は無料です.ココアの粉は150円程度だった気がします.写真から見てわかりますが,お砂糖やミルクも用意してあります.ただ,ICカードは使えません.ロッカーは使えるのに...

写真を取り忘れましたが,スーツケースなどをしまうロッカーも各車両間に用意されています.ICカードをかざしてロックするタイプもあるので,非常に便利です.かなり大きさもあるので,大きめのスーツケースも入ると思います.

レギュラーシートでもとても快適な時間を過ごせたと思います.今度はプレミアムシートに乗りたい...

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