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卒展2023レポート(芸術)

こんにちは。広報グループのKです。
今日は京都精華大学展2023芸術学部の作品展示を巡ってきたので、その様子をお届けしたいと思います。

まずは、映像専攻からスタート。
対峰館3階にある展示スペースに大きくそびえたつこちら。

何かと思えば周りにタブレットが置かれていました。どうやらARの技術で空間に絵が出現する仕組みになっているようです。訪れたときは一人だったので、この空間に人が通る様子が見れなかったのですが、もし二人以上で行った方はぜひ試してみてください。

続いて向かったのはテキスタイル専攻。
光彩館で展示を行っています。

1階の受付を通ると何やらかわいいモコモコしたものたちが出迎えてくれました。

これは何かなー?と思っていたら、タイトルは「おしりの集合」。さらに興味が湧いてきたので近くにいるスタッフに声掛けしてみるとまさかの作者の方でした!皆さんも気になった作品があれば近くのスタッフに声かけしてみてください。もしかすると作者さんに出会えて、制作過程のことやキャプションだけじゃ分からない話が聞けるかもしれません。

ちなみにこの作品はハムスターとひよこのお尻をモチーフにされたそうです。たしかにそんな風に見えてきた。かわいい、、、

そんなキュートなキモチになったあと向かったのは、5号館で展示されている日本画専攻、陶芸専攻。

2階に展示されているこちら。
撮影場所には座布団が1枚置かれていて、私は正座してこの作品を鑑賞しました。まるで仏様にすべて見透かされているような気持ちになり背筋がピンっとなっていきました。(昨日つまみ食いしてしまいました。ごめんなさい。)

5号館の1階には謎の仮面集団がこちらを見てきます。

一つ一つ形も表情も違うので、自分だけのお気に入り仮面を見つけてくださいね。

さあ、芸術学部はまだまだつづきます。

つづいては7号館の洋画専攻、立体造形専攻です。

まずは洋画専攻から。タイトルは「けものみち」。

最初に見たときは何を思って描いたのかな?と思いましたがタイトルを見ると何となく雰囲気が見えてくるものです。けものみち、、、やっぱり分からない。けど知りたかったので偶然いたスタッフさんにまたまた聞きました。奇跡的に作者さんだったので聞いてみると、この絵は実際に猟師の方の猟に同行したときのことを想像して描かれたのだそうです。僕たち人間からすると道には思えないような草木や森林の場所もけものからすると1本の道に見えるのだとか。
「ちなみに、、、」と言って教えてくれたのが、この作品の絵具に使われているのは、猪の骨だそうです。アップの写真も載せてきますね。

続いて向かったのは、立体造形専攻。

気になっていた作品があります。
実は制作途中から見ていた作品で完成を楽しみにしていたんです。

仏教の三大法要の一つである「涅槃会(ねはんえ)」をモチーフに制作された作品です。

制作初期の現場にたまたま立ち会わせ、その時はこのように一本一本の針金をコツコツと溶接しているところでした。

完成された作品には蝋が塗ってあり、空間の中に存在する姿はまさに圧巻。立体造形ならではのダイナミックさを感じることができました。

そして最後に版画専攻です。
自在館1階の展示ブースでは、ピースで出迎えてくれる作品がありました。

大小さまざまな大きさと、緻密な技を使った作品たちが並びます。

そんなこんなで、7つある専攻をすべて見ているとあっという間に時間が過ぎてしまいました。お立ち寄りの際は時間に余裕をもってお越しください。

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◆ 土日に来る高校生はオーキャンを申し込んでくださいね

これにて芸術学部の卒展レポートをおわります。