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京津畑日記 第27週 1月5日〜1月11日

今週は、市役所にて月例ミーチング、油圧ショベル練習、集材、やどず、林内作業車メンテナンスと盛りだくさんの内容でした。

朝起きて家中の温度計を見て、部屋の寒暖差、断熱改修を感じています。


1月5日(金曜日) 月例ミーティング、note

午後、市役所にて月例のミーティング。
・林業のレベルアップについて
・活動経費の年度締めについて
・集落のお手伝いの更新について
・自伐型林業の研修について
 ・フォローアップなど
 ・油圧ショベルの移動方法
・岩手県全域の地域おこし協力隊発表会
・2月広葉樹施業の講師について
・視察について
 ・木材センター
 ・京屋染物店様 縁日 
・令和6年度 地域おこし協力隊募集について
など

1月6日(土曜日) 油圧ショベル練習、屋根下

午前中、油圧ショベル練習。
基本の練習メニュー。
・丸太転がし、8の字回転、丸太運び
バケットの爪の位置が悪いと丸太をブッ刺してしまいます。汗

次は、
・丸太スライス重ね
輪切りした丸太を積んでいきます。

この後、崩さずに移動させます

次は、盛り土がしてある箇所を切り土して、谷に見立てた右側(写真では手前)に盛り土していきます。

重機に乗ると傾斜角度が大きく感じられた

帰宅後は、気になる屋根の点検。
妻の怖い一言
「天井のシミ、広がってない?」

蔓が屋根まで登って暴れていました

2023夏。初めて見た時は、イバラのつるが悪さをしており、アドバイザー、集落の皆様のお力添えで片付いたのですが、まだ痕跡は残っています。

蜂の巣が見えます
スズメバチ?

雨漏りの痕や水の道は発見できず、保留にしました。
雪が溶ける頃に、再度確認が必要かと思いました。

1月7日(日曜日) おやすみ

(台所の窓周辺、電気の傘、やどずの穴掘りとかしてました。)

1月8日(月曜日) 加藤隊員のお手伝い、棒運び

加藤隊員が薪ストーブを導入してから、集落の薪材が慌ただしくなりました。私達も手伝いをさせてもらい(体力作りやチェーンソーの経験値稼ぎも含めて)ました。加藤隊員はコツコツ作業されます。本日もチェーンソーのアドバイスをしてくださり素人の私達は、大助かりです。

上で引っ張り上げる力持ち
留奈も一生懸命
丸太が転がらないように石を噛ませています

午後からは、集落の忘年会で初めて知った雪国の洗礼。
やどず、やどじ(雪囲い)が無いと雪溜まりになる地形でした!
家の横にあった崩れ屋を片付けたため、北風が雪を運んでくるのだそうです!!

集落の方が使わなくなった畑、田んぼの資材を分けてくださいました。

先祖が山で炭焼きをしていた頃、栗の木を少しずつ運んで杭にしていたそうです。くりは腐りにくく粘りが良いので、保存状態が良ければ使用可能な優良材です。担いでいる木もクリ。炭のために適切な手入れをしていたから、まっすぐな材が手に入ったのだそうです。

短い杭は車で。

外観はボロでも中身はしっかりしている。
人としては、中も外もしっかりしたい所です。

1月9日(火曜日) やどず作り、林内作業車の故障

午前中、やどずのための作業。
家の側は、凍結防止の電熱線や水道パイプがあるので、離して設置。

夕刻でようやく。


午後から林内作業車のメンテナンス。
夏頃、協力隊で購入し、その時すでに、ガソリン漏れがキャブレター付近からありました。借家の改修に追われて、放置しておりました。すみません。

漏れた後
黒い管からも漏れ


1月10日(水曜日) 油圧ショベル練習、図書、林内作業車メンテナンス、改修

朝イチで練習場所に行ってみると、道がさらに伸びていました。嬉しいです。

昼から大東図書館へ。
岩渕館長のアイデアでしょうか、3冊借りるとDVDを一枚差し上げます!企画をされていました。ぜひ図書館を利用してくださいね。「知は力」と言います。

住まいを四寸角で考える ー板倉の家と民家の再生 安藤邦廣著 学芸出版社

自伐型研修で宮城県の南三陸町に行くようになって、板倉造りを知りました。妻には聞いていたのですが、実物を見て興味が湧き、図書館で借りました。

以下抜粋
縄文時代はクリを栽培していた。遺跡などで出土する木材は、ほとんどクリ。強度と耐久性に優れ、木目に沿って割れやすいという性質を持つ。栗の原種ヤマグリは林になると30メートルを越す巨木になる。栗の実は、栄養価も高い食糧。豊かな森の象徴。

マツ林は、人が定期的に燃料や建材として伐採することで育成環境が維持されるため、人間と共生する森である。松林の貯水を井戸水で使用していた。

戦後の植林としてスギが選ばれたのは、成長が早く加工がしやすい有用材だったからである。戦前までは、建材、家具、桶、樽、食器などの生活用品。造船、スギ皮においては防水材、断熱材として余すところなく有効利用してきた。循環する資源として脱石油文明社会へ、新しい森と人間の共生関係を築けるのではないか。
以上抜粋終わり

マツは、筑波周辺のことを言われているらしいが、何マツなのだろうか?板倉造りや栗栽培、興味が湧いてきます。

午後は、林内作業車のメンテナンスを行うため、協力隊3人が集まりました。メンテナンス中にネジが切れるハプニング!


10mmのネジ。

小径のネジは、力一杯締めると、ちぎれてしまうそうです。

メンテナンスを中止してM宅にて、ミーティング。月例ミーティングで決めたことなどの日程を話し合いました。
1月の予定が、たくさん決まりワクワクします。

夕方、台所の勝手口の枠作り。

1月11日(木曜日) 林内作業車メンテナンス、やどず作り

今朝は冷え込み洗面所が−2℃でした。日中は風も弱く晴天。
岩手農蚕様がキャブレターを見に京津畑まで来てくださいました。おかげさまでガソリンの漏れも解消しました。

お疲れ様でした。

日陰の寒い中、ありがとうございました。色々なお話ができ有意義な時間でした。

午後は、やどず作り。

足元を固める
1月11日鏡ひらき

広島にいた頃は、とんどという正月飾りや書き初めを燃やして、その炎で焼いた餅を食べ、無病息災を祈願する祭りがありました。新月に重なる貴重な日。お茶子は餅を焼きました。

クリの杭を並べ
風の道を変える
なんとか形になりました。

次は、2号木を作ります。

晴天だけれど日が暮れるのが早く、手元が見えなくなります。台所の勝手口を塞ぐ改修を行いました。取り急ぎのため、見た目は構わない(構えない)ことになります。

17時前。


今週も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

来週は、南三陸町へ研修、集落の新年交賀会、森林と竹林の整備などです。
どうぞお楽しみに!

妻も同じく一関市地域おこし協力隊員です。ご興味があればこちらのnoteもぜひご覧ください。小さな女が小さな林業をするまでの経過観察ができます。

https://note.com/kyotuhata_r/


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