雑話


感情に色をつけるなら何色なんだろう、と思った。

安直に憂鬱は寒色系で明朗は暖色系、な感じはする。漢字に起こして思ったけど、憂鬱と明朗ってなんか見るからにゆーうつとめいろーってオーラが出てて凄い…漢字をあてた人の力なのか人間の文字への感受性へのあれそれなのかはわかんないけど。

濃紺、憂鬱の色。橙色と黄色と赤色が混ざったみたいなのをちょっとふわっとさせると明朗の色。お腹すいたーみたいな気持ちって何色だろうね、肌色?カラオケ行きたい!って気持ちは、うーん。ぼやっとした色な気がするけど何色?ってなると難しい。セックスしたい気持ちは意外と無色透明な色をしている。ピンクとかじゃなく。

なんでこんなことを考えたんだっけ、と思ってはっとした。そうだ、絶望の色について考えてたんだった。

絶望の色はやっぱり黒だなぁ。黒を黒で炒め合わせて煮詰めて焦げたのかもともとなのか分かんない色。闇ほどさらさらしてなくて、夜の海に粘度があるように見える、あんな感じの、黒。やたらめったらに怖くって少しの物音も自分を狙っているような気がしてしまう。お洋服の真っ黒は割と楽だなって思うんだけどお気持ちの真っ黒は大して楽じゃないみたい。

でも星空って暗ければ暗いほど綺麗に見えんだよな、心が黒い時ほど人のあったかさは欲しくなるんだよな。

ま、だから何って話でもあり、絶望も悪くないよねって話に落ち着けたかったんだけどやっぱりつらいもんはつらいよね。感情に色をつけるのはやっぱり難しかった。

#雑話 #感情

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