SMの話①

実のところタイトルに反してえすえむ、ってよくわかってないんだけど。SMみたいな行為をしたことがあるから書いてみる。よく行く飲み屋で初めて会った人に言われたけれど、私はハードマゾっぽい、らしい。その評価が正しいのか正しくないのかは置いといて、まぁ、うん。

おそらく私はマゾヒストなのだろうと思うし、自認としてもそうである。他人を加虐することに愉しそうともやりたいとも思わない。だからって痛い姿を見るのが無理というわけでもないのだが。性行為の時はリバなのだけれど、これをいうとまぁ怪訝な顔をされることがよくある。性的感覚とSMについての感覚は全く別のところにあると思うのだけれど、SMという言葉を調べると大抵性的な云々が付随してくることが大半だ。

数ヶ月前、ご縁のあったサディスト且つ緊縛師の女性の新しい武器を試す機会があった。私にとって初めてのSMという行為、になるんだと思う。縄と鞭に蝋燭、如何にもという感じである。縄で縛られている時もいろいろ思ったんだけどそれは今回は割愛。鞭、つまるところ痛みの話をしたい。  

鞭って死ぬほど痛いんだなって、思いました。

いやまぁ、ものにもよるんだけどさ。三本違う種類のそれを使われたことがあって、どれもこれもちゃんと痛いのね。切るような痛みだったり殴ったような痛さだったり色々あって、血が出たりした。鞭って切れるんだなぁってびっくりした記憶がある。1時間ちょっとくらい鞭打たれたんだけど、太腿とお尻が真紫になって膝には切り傷ができた。最中とかもう痛いしかないわけ。

「いやもうほんとに痛い!痛い…!」
「痛いだけだから平気平気まだいける、気のせいだから〜」

気のせいな訳あるかオラ、現に私死ぬほど痛いんですけど?え???なんて事を思ったところで手を止めて欲しかったわけでも手を止めてくれる人でも無かったのでもうバシバシやられ続けましたね。ある程度打ってからその箇所を揉んでくれたりして、傷のつき方見てくれてるんだなぁとか最初は思ってたんだけど。そんな優しいわけなかったよね。痣をぐりぐり揉まれているだけでした。これもまた別の痛さ。でもこの痛さ実はめっちゃ好き。

身体の仕組みなのかわからんけど、痛みに耐えるってとてつもなく体力を消耗するらしくてそのイベントの後、駅でぶっ倒れました。ハイボール2杯しか飲んでないのに。ふしぎ。でも意外とハマらなそうだなぁっていうのが感想だった。もちろん非日常としての楽しさは間違いなくあったんだけど。だって痛いんだもん。

これが勘違いだったぽいのよねぇ。経験をしてしまったからなのか元からの性質なのかは定かでないんだけど、なんかもやっとした時とかひ不意にめちゃめちゃにされたい衝動に襲われる。死ぬほど痛くされたい、と思う。痛覚を虐められたい、そんな感じ。

なんか長くなりそうだから次に続く。

昔初めてSMをした時の文章が出てきたので供養しとこ。

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