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【SES日記】第4章④急な最終回!無能な働き者は生きていけるのか

エンジニア歴4年目、炎上案件4ヶ月目の今日この頃です。

先月5月末までと言われたものの、急に退プロ、面談が決まりました。
リリース日が延期になり、要員縮小、細く長くやっていくようです。

5月末までがんばるかーと覚悟を決め、長距離走のつもりでギアチェンジしたところだったので、驚きと少し残念さと複雑な気持ちでした。

それでも次の案件のワクワクな気持ちを久しぶりに感じました。
しかし、最終週は健康面でもメンタル面でも落ち込んでしまい、「私はエンジニアとして無能かも」と自己肯定感が行方不明になりました。。

せっかく次の現場デビューするつもりが、こんなメンタルで4月から切り替えることができるのでしょうか。

最後の最後に業務時間外勤務をしてしまい、「無能な働き者魂」が出てしまった4ヶ月目の記録です。


作業実績

計20日、実働時間合計180時間手前(業務時間外勤務5時間くらい)
・ソース修正5件くらい

総合テストが再実施されることになり、そこで発見された不具合の調査、修正を行っていました。
メインはレイアウト崩れでhtml,css,JavaScriptを主に見ていましたが、やはりJavaよりも苦戦するなぁという印象です。

次の案件はローコードツールを使うようでテキストボックスやボタンなどの部品はすでにあります。苦手なhtml,cssに時間をかけなくて済むのはいいなと思います。

まさか仕様調整することになるとは

今回新規開発画面において不具合があり調査しました。

ファイルを読み込んだ時に入力チェックがされず、登録更新の際にシステムエラーになってしまうという不具合でした。
設計書には「登録・更新に失敗しました」と画面にメッセージ表示するように書かれていますが、メッセージ設定先が間違えていることによるシステムエラーでした。

不具合修正後、いくつかのパターンの単体試験を行った結果、細かい考慮が足りず設計書に記載がないため、仕様調整が必要になりました。

しかし、正常系は問題なく、読み込みデータを修正すればテスト実施可能なため、後回しにされました。

この画面を製造した方はまだ現場におられたのですが、製造当時、「とにかく正常系のみを期限内に!」と言われていたそうです。単体試験も1パターンの正常系を動作確認するのみだったそうで。。
結果としてこの不具合修正にも数日かかってしまったので、1から作るのにそういった上からの指示があったのであれば、充分に作り切ることはできなかっただろうと思います。

しかし、すでに本来リリースすべきだった日を超えてしまった後に、こんな単体レベルの不具合を、製造者でない私が尻拭いするのはなんだかなぁと思います。

表になっていないだけで、単体試験漏れによる単体レベルの不具合はたくさん眠っているだろうと思います(総合テストのパターンも正常系1パターンのみなので)

既存のリプレースではなく今回新規画面なのでなおさらきちんと単体試験はきっちりすべきと思います。

他にも不要でコメントアウトしているソースが2割くらいあります。
最初の製造者とは別の人が動作確認して不要だったものをコメントアウトした様子で、レビューで問題なかったら削除するつもりで削除漏れと思われます。
正常に動いても、裏ではぐちゃぐちゃなソースに耐えられませんでした。

落ちまくる最終週

今までゆるゆると修正をしていたものの、最終週に2件ソース修正を終わらせなければなりませんでした。
終わり切れるかのプレッシャーだろうか、通勤中に体調を崩してしまいました。

「私がやらねば!」という責任感でやり切りたいので、リモートにして朝1時間早くやったり、退勤後(上限時間間近のため定時までしか働けない)2時間ほどやったりしました。

こういった働き方はよしとされないので、つらいけど誰にも言えず、涙が出ながらもやっていました。

ルールが変わってリリース申請にも時間がかかるようになり、朝リリース依頼したものが翌日午後にリリースされるような状態でした。
間に合うかドキドキでしたが、なんとか最終日にリリース後の動作確認まで終えられました。

どうしても気になってしまう無能な働き者

自社リーダーにコードレビュー依頼をするのですが、本筋以外のところも修正してしまったことをやはり指摘されてしまいました。

もう総合テストも終わっているのにやることではないことはわかっています。
それでも、どこかで誰かはやらないといけないのではないか?、なら今私がやってしまうのが一番楽なのではないか?と思ってやってしまいます。

特に退プロ前は「立つ鳥跡を濁さず」でいろいろやりがちです。
今回は自分のことではなく、過去の製造者たちの尻拭いですが。。

やるなら上の人に相談して、別チケットにしてもらう。
みんなそう言います。

表に出てる不具合ではないので揉み消されることはわかっているので、私が業務時間外勤務という手段を使ってでもやりたいと思ってしまう。
「見やすいコード」の実現のために。

インデントはタブか空白か、空白でも2つか4つか、htmlのインデントはぐちゃぐちゃ、不要なコメントアウトしたコードが残っている…
こんな内容であっても修正したら単体試験しなければならないので、その画面の全てを修正したわけではなく、今回手を加えたメソッド、htmlのみです。
これが製造や単体試験工程ならいいのですが、総合テストを終えた後であっても私には見逃すことができませんでした。

「見やすいコード」、「気づいてしまったら見て見ぬふりできない」というのが自分にとって大事な価値観であると気づけたので、自分が設計からテストまで一気通貫でできたり、規約がしっかりしていたり、レビューがきちんとされていたり、ツールを使って人による差が出にくければいいのかなと思います。

エンジニアには誤字脱字を許さないみたいな人(なぜなら1字でも違えばプログラムは動かないから)が多いみたいなことを聞きましたが、私が今まで出会ってきた人たちはそういう人たちは少なく、タイプミス、汚いコードのコピペが多いです。

同じ価値観の環境で働きたいと、転職時から思っていたことですが、SESでは叶うことは難しいかもしれません。

合わないかもしれない

自己肯定感激落の中、最終日出社し、楽しい気持ちで終えられたのでそのままのノリで自社メンバーの飲み会に参加しました。

4人以上では空気になる私ですが、3人なので大丈夫かなと思っていました。
しかし、この2人が間髪なく話すので挟む間もなく頷くだけで、空気になってしまいました。

しかも、リーダーの1人が、もう1人のリーダーをかなり持ち上げるので、そのリーダーを良く思っていない私はあまり良い気分ではありませんでした。

本当に彼のことを良いと思って言っているのであれば私とは合わない。
上司とか先輩に対してだけでなくみんなに対してなので、太鼓持ちとは若干違うかもしれないですが、八方美人というか、誰に対しても気持ちよくなるようなことを言っている、自分のために。そんな打算的なところが信頼を置けないなと思うようになりました。

自分とは違う人。学ぶべきことはたくさんあるかもしれませんが、「一緒に働きたい」と思ったのはチャットだけの彼で、本当は打算的で、評価と金がモチベーション、誰に対してもおだてて本心がどこにあるのか分からないです。

4月から一緒に働くのですが、利用されていると分かった時点で、懐に隠したナイフで刺そう(※比喩であり本当にナイフで刺すわけではありません)と思っています。
一番の敵は自社の人間。刺される前に刺す。
(最初の現場で学んでしまった悪い考え)

こんな感情が渦巻いていていいのでしょうか。。

他にも、趣味に全力投球でがんばっているふりしている人が評価されたり、私と全く違う人たちが褒められているのを見て、私はエンジニアとしてやっていけるのだろうかと思いました。

話しかけるのが苦手で、1人で抱え込みがちで、だからこそ休日に勉強しまくる、いろいろ気づいてスルーせず対処しようとする、細かいルールを守るのが得意、責任感が強い、丁寧で几帳面、正直者で評価は気にしない…

環境が違えばハマるところもあるかもしれないですが、私のようなタイプでエンジニアとして成功している方はいらっしゃるのでしょうか。。

この飲み会で唯一いただいたフィードバックが「すぐ顔に出るよね」でした。
八方美人にとって大事にしていることができていない私に怒りが湧いているかもしれません。

その場でも楽しくない顔していたのかなと思い、飲み会に出るのは金輪際やめにしようかなと思いました。
私は合う人と1対1とか少人数で深い話をするのが好きです。

さいごに

たまたまメンタルが落ち込んでいるからこその悪い妄想と思いたいです。
4月から切り替えてがんばろうって思ったり、AWSの認定資格に合格したり、久しぶりに幸せに感じる瞬間もあったのですが、今は谷の底まで落ちています。

次の環境で、私らしく生きていけるのでしょうか。
私のような人間はエンジニアとして生きていけるのでしょうか。

「まずは3年」を乗り越えた先にも、たくさんの壁が立ちはだかっているのです。


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